【初心者向け】Pingの使い方と意味を覚えよう
こんちにわ。
リーグオブレジェンドを楽しむ上で、避けて通れないのが他プレイヤーとのコミュニケーションだと思います。
LoLは5人対5人でプレイするMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略です。知ってました?)とよばれるジャンルに分類されるゲームですから、自分以外の9人、特に味方となる4人のプレイヤーとのコミュニケーションは必須です。
ボイスチャット(TwitchやDiscordなどの外部ツール)や文字によるチャット機能(ゲーム中にエンターキーを押すと書き込むことができます)を利用することもできますが、多くのプレイヤーはPingと言われる簡易メッセージのようなものを使ってゲーム内コミュニケーションを取っています。
そしてこのPing(ピン、日本人はピングと呼ぶ人も多い)の意味や使い方を知ることでLoLをもっと楽しく、うまくプレイすることが出来るようになるのです。
そこで本記事はLoLのゲーム内で使われるPingの意味や使い方を紹介していこうと思います。
LoLはリアルタイムで進行するオンライン対戦ゲームなので、状況によっては手元の操作も忙しくなります。
そんな中いちいちチャットを打つのは手間ですし、毎回友達とボイスチャットをしながらプレイするわけにもいきませんよね。
そこでPingと呼ばれる簡易的な意思伝達ツールがLoLのゲーム内に用意されています。
たとえばミニマップを見ていたひとりのプレイヤーが敵のジャングラーを見かけたとします。

これをpingで共有することで、残りの4人のプレイヤーに情報共有することが出来るのです。
もしジャングラーを発見した彼がpingを使わなければ、敵ジャングラーの位置というチームにとって重要な情報を見過ごしてしまうことになります。
それが結果、相手のガンク成功、キルを生んでしまうことになるのです。
別の事例を挙げてみましょう。
今度は青チームのジャングラーがクルーグのキャンプを狩り終えたシーンを想像してみましょう。

ボットサイドのジャングルにはキャンプが残っていないので、ジャングラーはこのあとトップサイドのキャンプを狩りに行くことにしました。
ここでまたPingが役に立ちます。

どこへ移動中かを味方に伝えることで、
この例でいれば味方のジャングラーが近くを離れるのでボットレーンの2人はある程度消極的にプレイするようになりますし、
トップレーナーはしばらくしたらジャングラーが近くにやってくるので、ガンクのチャンスが作れないかレーンを調整したりと準備を行うことが出来ます。
ここまでくれば最後はもう分かりますね?
次のシーンはこれです。

ジャングラーはドラゴンを倒したいようで、ドラゴンをターゲットするPingを打っています。
多くの場合、低レベルでドラゴンと戦うときにはボットレーンの助けが必要です。

ここでボットレーンのプレイヤーは後退Pingを鳴らしました。
これは安全にドラゴンを取れなさそうだからやめよう、という意思表示です。
理由はその時によって様々です。
たとえばボットレーンがプッシュされていて助けにいけない、とか、近くに敵のジャングラーがいるかもしれない、とか。
このようにPingは自分の次の行動に対して、味方の意見を仰ぐこともできるのです。
「ほうれんそう」とは古くからビジネスの場で使われるコミュニケーション方法の、報告・連絡・相談の頭文字をとってつくられた標語です。
「ほうれんそう」をしっかりと行うことで円滑に仕事が進むとされていますが、LoLのゲーム内においてもPingによる「ほうれんそう」がゲームを円滑に進めるうえで非常に重要なことがご理解いただけたでしょうか。
さて前項で述べたように、PingはLoLというゲームをプレイする上で欠かせないコミュニケーションツールであることはお話しました。
次にPingすべてに共通する性質がいくつかあるのでそれに触れておきましょう。
特に重要なのは3つ目で、初心者プレイヤーはまずPingの音と意味が一致するようになりましょう。といっても種類は7種類しかありませんし、すぐに覚えられると思います。
LoLというゲームはミニマップを見ることが非常に大切で、常にミニマップに気を配る必要があります。
しかし、マップが重要といくら言われたところで、ゲームに慣れないうちはマップを見ることも、マップを見る意味も、マップの見るべき位置も分からないとおもいます。
なので、まずは
そして
これが出来るようになるとPingがなる前からマップのどこを見ればいいのか、というのが自然と理解できてくるとおもいます。
(ミニマップの味方に関しては別途記事を書くかもしれませんが)
さてここからは具体的なお話です。
現在LoLに実装されている7種類のPingの種類や使い方、操作方法について解説していきます。
良く使われる事例・意味を中心に紹介しますが、あくまで基本的な使い方・意味で、人それぞれ使い方の違いがあります。

操作:Ctrl+左クリック
意味:
味方に注意を促すPing。
ミニマップ上でジャングラーを見かけた場合やブッシュに敵が潜んでいそうな場合など、様々なシチュエーションで使われます。
あとで出てくる危険Pingと比べるとややニュアンスは弱めで、「気を付けてね」くらいの意味合いで使われることが多いですが、なんにせよ危険なことを知らせるPingではあるので注意。
ワードを見つけた場合などに使うプレイヤーもいます。
敵ワード発見時専用のPingは存在するのですが、最近追加された要素で、しかもデフォルトではキーが割り当てられていないためこの注意Pingなど、別のPingで代用するプレイヤーも多いです。
このPingを一定方向に移動するように連打することで、敵チャンピオンがこの方向に移動した、という意味でも使われます。

操作:Alt+左クリック
意味:
これから狙うターゲットを指し示すPing。
ジャングラーがガンクをする際や集団戦で孤立した相手をフォーカスするときなどに利用されます。
他にもタワーやドラゴンといったオブジェクトを取ろうという意思表示にも使うことができます。
またミニオンウェーブにPingをうつことで、このミニオンを取っていいですよ、とか、このウェーブをプッシュしましょう、といった趣旨で使われることもあります。
応用的な使い方としてはチャンピオンと敵ミニオンウェーブを交互にターゲットPingで指し示すことで、このチャンピオンにここへいってファームしてほしい、といった意図を伝えることもできます。
またここにワードを置いてほしいといった意味で使うプレイヤーもしばしば見かけます。
上の画像のように地面をクリックすると青い丸が表示されますが、ドラゴンや敵チャンピオンをターゲットしたときは赤い丸が表示されますが、意味合いとしては同じことです。

赤く表示されるとこのような感じになります。
ここからはPingパレット経由で使用するPingを紹介していきます。

PingパレットはCtrlキーを押しながら左クリックを押しっぱなしにすると表示されます。
表示後出したいPingのほうにマウスを動かして左クリックを離すことで使用でき、上記2つのPingより、限定的な使われ方をするPingを打つことができます。

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、上にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
その名の通り、危険を意味するPingです。
一般的に注意Pingよりも、強く味方に危険を周知するために使われます。
勝ち目のなさそうな集団戦を避けるときや、危険なドラゴンやバロンを始めようとする味方を強く諫めるときなどによく用いられます。
他にも自分のウェーブに触ってほしくないときやガンクして欲しくないときにジャングラーが近づいてきた場合にも使用されたりします。
かなり強い印象を受けるPingなので、連打していると味方に怒っていると思われたり、感じが悪いと思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、右にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
これからどこへ向かうのか味方に知らせるPingです。
レーンを離れてロームをするときに使ったり、ジャングラーが次にファームするキャンプを教えたりすることで、近くの味方チャンピオンがそれに添ったアクションを取ったり、準備を整えたりすることができます。
また敵に襲われている味方チャンピオンを助けに行くときにもこのPingを使うことで、逃げている味方を救援に向かっているチャンピオンと合流させやすくする、といった効果が見込めます。
ゲーム中盤以降は
テレポートを持ったトップレーナーなどがこのレーンをプッシュしてきます、といった意志表示にこのPingを利用することもあります。
ちなみに
ツイステッド・フェイトや
タム・ケンチなどが持つテレポート系のスキルが発動した場合、自動的にこのPingが打たれます。

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、下にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
助けを求めるPingです。
一番多く使われるシチュエーションとしては、敵チームがタワーに圧力をかけてきたときに使って、味方の救援を呼ぶ時でしょう。
他にも味方が敵に追いかけられているときにも使用します。
レーン戦が苦しく、相手がずっとプッシュしているのでガンクをしてほしいとジャングラーに頼むといった場面でも使われています。
そのほかにも本来のレーナーが自分のレーンを離れているときに一時的にタワーを守ってほしい、ウェーブをクリアしてほしい、ドラゴンやバロンを手伝ってほしいといった意味でも使用されますが、とにかく助けを求める意味以外にはほぼ使用されません。

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、左にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
敵チャンピオンの姿が見えなくなったときに使うPingです。
MIA(ミアまたはエムアイエー)はMiss In Actionの略で、行方不明を指す軍事用語から来ています。
対面の敵チャンピオンの姿が長時間見当たらない場合、他のレーンへのロームをしていたり、ドラゴンなどの大型モンスターを狩っている可能性があります。
味方の利益を損なう結果になる前に、このPingをつかって行方不明であることを伝えましょう。
ほかにも相手がドラゴンやバロンをやっているかもしれないときや、特定のブッシュに敵が潜んでいる可能性がある場合にも使用されたりします。
最後に一番最近追加されたPingを紹介します。

意味:
敵のワードがここに置かれていますよ、という情報を共有するためのPing。
デフォルトではキーが割り当てられていないのでキーバインドで設定をする必要があります。
ESCキーで開けるオプション画面から、ホットキー→コミュニケーション→敵のワードピンと進めばそこで好きなキーを割り当てることができます。

この画像を参考にしてもらえればすぐに設定できるとおもいます。
ただ、必須のPingではなく、ここまで紹介した6つのPingでも代用できるので使用はお好みで。
ここまで基本的なPingの使い方について解説をしてきました。
そろそろ筆者も読者も疲れているころだと思うので、いくつかのTipsを紹介して記事を終えようと思います。
これは賛否あるかもしれませんが、Pingは同じものを2回連続で打つことをオススメします。
というのも初心者帯の人たちはPingの重要性がわかっていない人も多く、1回のPingだと音を聞き逃したり、情報を見損ねたりする人が多いのです。
なので、よりはっきりと意志を伝えるために同じPingを2回1セットで使うことを初心者の方々には実践していただきたいと思います。
ただ、Pingは短時間に連打をすると規制がかかり、(2回程度ではもちろん問題ありません)一定時間つかえなくなるというルールがあります。
連打をされるのを不快に思うプレイヤーも多いので、そのあたりは空気を読んでいただければな、と。
また別の記事に書くつもりですが、チャットにはタイムスタンプを表示させることが出来ます。
ゲーム開始から何分何秒でどういったチャットが送られたか、という情報が表示されるオプション項目です。
Pingを打った記録はチャット欄にも表示されるので、これを利用することで何秒前にPingが打たれたかを把握することができるのです。

たとえば、この画像のようにボットレーンのトライブッシュからジャングル内を通ってトップレーンにガンクをしようとすると、全く移動速度上昇がないとすればまっすぐ走って約40秒かかります。
逆にいえばトップレーナーはPingが鳴ってから約30秒はガンクを受ける心配はありませんし、ジャングラーがトップをガンクすれば30秒間はカウンターガンク受ける心配はありません。
他にもワードが置かれた瞬間にPingを打つことで敵のワードの持続時間を把握したりも出来ます。
初心者のうちは意識するのは難しいかもしれませんが、こういったテクニックもあるということは覚えておいて損はないでしょう。
これはあまりポジティブな話ではないのですが、一部のプレイヤーはPingという便利なシステムをつかって嫌がらせをしてきます。
代表的なのはMIA Pingで、(Pingを打ったプレイヤーにとって)不可解なプレイをした味方を煽るために使用されます。
アルティメットが明後日の方向に飛んで行ったときなど思わず笑ってしまうようなシーンでワードPingやMIA Pingが打たれるシーンも見かけます。
ジョークと煽りは紙一重なので、こういった使い方を本記事では推奨しません。
あまりにも嫌がらせPingを連打してくるプレイヤーに対してはPingミュートという最終手段を取ることができます。
Tabキーで開いたスコアボードからミュートしたいプレイヤーの横のアイコンをクリックすることで、ゲーム中のPingをシャットダウンすることが出来ます。
ですが、これは本当に最後の手段です。
というのもLoLのゲーム内でPingがいかに重要かというのは本記事をここまで読んでくださった方ならよく理解できているかと思います。
それをミュートするのはかなりチームを不利な状況に追い込むことになるからです。
とはいえ、あくまでゲームですから、どうしても耐えられない悪質Pingプレイヤーがいた場合は、ミュートを使いましょう。
そしてゲームが終わった後は!のアイコンを押してプレイヤーを運営に通報しましょう。
Pingに絞って書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
LoLは初めは分からないことだらけですし、Pingの意図も、この記事を読んだとしてもすべてを理解することが出来る用にはならないと思います。
ただ、理解しようとし、自分もPingをつかって味方となったプレイヤーに意志を伝えようとする努力を行っていけば、確実にその精度はあがっていきますし、それはゲーム理解度の向上、勝率アップにつながると思います。
リーグオブレジェンドを楽しむ上で、避けて通れないのが他プレイヤーとのコミュニケーションだと思います。
LoLは5人対5人でプレイするMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略です。知ってました?)とよばれるジャンルに分類されるゲームですから、自分以外の9人、特に味方となる4人のプレイヤーとのコミュニケーションは必須です。
ボイスチャット(TwitchやDiscordなどの外部ツール)や文字によるチャット機能(ゲーム中にエンターキーを押すと書き込むことができます)を利用することもできますが、多くのプレイヤーはPingと言われる簡易メッセージのようなものを使ってゲーム内コミュニケーションを取っています。
そしてこのPing(ピン、日本人はピングと呼ぶ人も多い)の意味や使い方を知ることでLoLをもっと楽しく、うまくプレイすることが出来るようになるのです。
そこで本記事はLoLのゲーム内で使われるPingの意味や使い方を紹介していこうと思います。
PingはLoLの「ほうれんそう」
LoLはリアルタイムで進行するオンライン対戦ゲームなので、状況によっては手元の操作も忙しくなります。
そんな中いちいちチャットを打つのは手間ですし、毎回友達とボイスチャットをしながらプレイするわけにもいきませんよね。
そこでPingと呼ばれる簡易的な意思伝達ツールがLoLのゲーム内に用意されています。
Pingはマップ上の味方全員に共有される、という性質を持っています。
たとえばミニマップを見ていたひとりのプレイヤーが敵のジャングラーを見かけたとします。

これをpingで共有することで、残りの4人のプレイヤーに情報共有することが出来るのです。
もしジャングラーを発見した彼がpingを使わなければ、敵ジャングラーの位置というチームにとって重要な情報を見過ごしてしまうことになります。
それが結果、相手のガンク成功、キルを生んでしまうことになるのです。
つまりPingは味方に「報告」することが出来るツールと言えるでしょう。
別の事例を挙げてみましょう。
今度は青チームのジャングラーがクルーグのキャンプを狩り終えたシーンを想像してみましょう。

ボットサイドのジャングルにはキャンプが残っていないので、ジャングラーはこのあとトップサイドのキャンプを狩りに行くことにしました。
ここでまたPingが役に立ちます。

どこへ移動中かを味方に伝えることで、
他の4人のプレーヤーは味方ジャングラーの位置や意図を察知することができるのです。
この例でいれば味方のジャングラーが近くを離れるのでボットレーンの2人はある程度消極的にプレイするようになりますし、
トップレーナーはしばらくしたらジャングラーが近くにやってくるので、ガンクのチャンスが作れないかレーンを調整したりと準備を行うことが出来ます。
Pingはこれからの行動を味方に予告する、「連絡」のツールでもあるのです。
ここまでくれば最後はもう分かりますね?
次のシーンはこれです。

ジャングラーはドラゴンを倒したいようで、ドラゴンをターゲットするPingを打っています。
多くの場合、低レベルでドラゴンと戦うときにはボットレーンの助けが必要です。

ここでボットレーンのプレイヤーは後退Pingを鳴らしました。
これは安全にドラゴンを取れなさそうだからやめよう、という意思表示です。
理由はその時によって様々です。
たとえばボットレーンがプッシュされていて助けにいけない、とか、近くに敵のジャングラーがいるかもしれない、とか。
このようにPingは自分の次の行動に対して、味方の意見を仰ぐこともできるのです。
つまりPingは「相談」出来るツールでもあるのです。
「ほうれんそう」とは古くからビジネスの場で使われるコミュニケーション方法の、報告・連絡・相談の頭文字をとってつくられた標語です。
「ほうれんそう」をしっかりと行うことで円滑に仕事が進むとされていますが、LoLのゲーム内においてもPingによる「ほうれんそう」がゲームを円滑に進めるうえで非常に重要なことがご理解いただけたでしょうか。
Pingが鳴ったらマップを見よう
さて前項で述べたように、PingはLoLというゲームをプレイする上で欠かせないコミュニケーションツールであることはお話しました。
次にPingすべてに共通する性質がいくつかあるのでそれに触れておきましょう。
Pingの性質
・ミニマップ上、画面上(メインのゲーム画面に映っている範囲)どちらをクリックしてもPingを打つことが出来る
・どちらにPingを打っても、ミニマップ上とメインゲーム画面上にPingが表示され、味方プレイヤーに共有される
・Pingの種類ごとに音とアイコンが違う
特に重要なのは3つ目で、初心者プレイヤーはまずPingの音と意味が一致するようになりましょう。といっても種類は7種類しかありませんし、すぐに覚えられると思います。
LoLというゲームはミニマップを見ることが非常に大切で、常にミニマップに気を配る必要があります。
しかし、マップが重要といくら言われたところで、ゲームに慣れないうちはマップを見ることも、マップを見る意味も、マップの見るべき位置も分からないとおもいます。
なので、まずは
Pingの音がしたら絶対にマップを見る、という癖をつけましょう。
そして
何のPingがどこで鳴ったのか。それがどういう意味なのか、というのを理解できるようになりましょう。
これが出来るようになるとPingがなる前からマップのどこを見ればいいのか、というのが自然と理解できてくるとおもいます。
(ミニマップの味方に関しては別途記事を書くかもしれませんが)
Pingの種類と意味について
さてここからは具体的なお話です。
現在LoLに実装されている7種類のPingの種類や使い方、操作方法について解説していきます。
良く使われる事例・意味を中心に紹介しますが、あくまで基本的な使い方・意味で、人それぞれ使い方の違いがあります。
注意Ping

操作:Ctrl+左クリック
意味:
味方に注意を促すPing。
ミニマップ上でジャングラーを見かけた場合やブッシュに敵が潜んでいそうな場合など、様々なシチュエーションで使われます。
あとで出てくる危険Pingと比べるとややニュアンスは弱めで、「気を付けてね」くらいの意味合いで使われることが多いですが、なんにせよ危険なことを知らせるPingではあるので注意。
ワードを見つけた場合などに使うプレイヤーもいます。
敵ワード発見時専用のPingは存在するのですが、最近追加された要素で、しかもデフォルトではキーが割り当てられていないためこの注意Pingなど、別のPingで代用するプレイヤーも多いです。
このPingを一定方向に移動するように連打することで、敵チャンピオンがこの方向に移動した、という意味でも使われます。
ターゲットPing

操作:Alt+左クリック
意味:
これから狙うターゲットを指し示すPing。
ジャングラーがガンクをする際や集団戦で孤立した相手をフォーカスするときなどに利用されます。
他にもタワーやドラゴンといったオブジェクトを取ろうという意思表示にも使うことができます。
またミニオンウェーブにPingをうつことで、このミニオンを取っていいですよ、とか、このウェーブをプッシュしましょう、といった趣旨で使われることもあります。
応用的な使い方としてはチャンピオンと敵ミニオンウェーブを交互にターゲットPingで指し示すことで、このチャンピオンにここへいってファームしてほしい、といった意図を伝えることもできます。
またここにワードを置いてほしいといった意味で使うプレイヤーもしばしば見かけます。
上の画像のように地面をクリックすると青い丸が表示されますが、ドラゴンや敵チャンピオンをターゲットしたときは赤い丸が表示されますが、意味合いとしては同じことです。

赤く表示されるとこのような感じになります。
ここからはPingパレット経由で使用するPingを紹介していきます。

PingパレットはCtrlキーを押しながら左クリックを押しっぱなしにすると表示されます。
表示後出したいPingのほうにマウスを動かして左クリックを離すことで使用でき、上記2つのPingより、限定的な使われ方をするPingを打つことができます。
危険Ping

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、上にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
その名の通り、危険を意味するPingです。
一般的に注意Pingよりも、強く味方に危険を周知するために使われます。
勝ち目のなさそうな集団戦を避けるときや、危険なドラゴンやバロンを始めようとする味方を強く諫めるときなどによく用いられます。
他にも自分のウェーブに触ってほしくないときやガンクして欲しくないときにジャングラーが近づいてきた場合にも使用されたりします。
かなり強い印象を受けるPingなので、連打していると味方に怒っていると思われたり、感じが悪いと思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
移動中Ping

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、右にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
これからどこへ向かうのか味方に知らせるPingです。
レーンを離れてロームをするときに使ったり、ジャングラーが次にファームするキャンプを教えたりすることで、近くの味方チャンピオンがそれに添ったアクションを取ったり、準備を整えたりすることができます。
また敵に襲われている味方チャンピオンを助けに行くときにもこのPingを使うことで、逃げている味方を救援に向かっているチャンピオンと合流させやすくする、といった効果が見込めます。
ゲーム中盤以降は

ちなみに


ヘルプPing(助けてPing)

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、下にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
助けを求めるPingです。
一番多く使われるシチュエーションとしては、敵チームがタワーに圧力をかけてきたときに使って、味方の救援を呼ぶ時でしょう。
他にも味方が敵に追いかけられているときにも使用します。
レーン戦が苦しく、相手がずっとプッシュしているのでガンクをしてほしいとジャングラーに頼むといった場面でも使われています。
そのほかにも本来のレーナーが自分のレーンを離れているときに一時的にタワーを守ってほしい、ウェーブをクリアしてほしい、ドラゴンやバロンを手伝ってほしいといった意味でも使用されますが、とにかく助けを求める意味以外にはほぼ使用されません。
MIA Ping(はてなPing)

操作:Ctrl+左クリックおしっぱでパレットを呼び出し、左にマウスを動かして左クリックを離す
意味:
敵チャンピオンの姿が見えなくなったときに使うPingです。
MIA(ミアまたはエムアイエー)はMiss In Actionの略で、行方不明を指す軍事用語から来ています。
対面の敵チャンピオンの姿が長時間見当たらない場合、他のレーンへのロームをしていたり、ドラゴンなどの大型モンスターを狩っている可能性があります。
味方の利益を損なう結果になる前に、このPingをつかって行方不明であることを伝えましょう。
ほかにも相手がドラゴンやバロンをやっているかもしれないときや、特定のブッシュに敵が潜んでいる可能性がある場合にも使用されたりします。
最後に一番最近追加されたPingを紹介します。
敵のワードPing

意味:
敵のワードがここに置かれていますよ、という情報を共有するためのPing。
デフォルトではキーが割り当てられていないのでキーバインドで設定をする必要があります。
ESCキーで開けるオプション画面から、ホットキー→コミュニケーション→敵のワードピンと進めばそこで好きなキーを割り当てることができます。

この画像を参考にしてもらえればすぐに設定できるとおもいます。
ただ、必須のPingではなく、ここまで紹介した6つのPingでも代用できるので使用はお好みで。
Pingは2回連続で使う?その他PingのTipsについて
ここまで基本的なPingの使い方について解説をしてきました。
そろそろ筆者も読者も疲れているころだと思うので、いくつかのTipsを紹介して記事を終えようと思います。
Tips1: Pingは2回連続で打とう
これは賛否あるかもしれませんが、Pingは同じものを2回連続で打つことをオススメします。
というのも初心者帯の人たちはPingの重要性がわかっていない人も多く、1回のPingだと音を聞き逃したり、情報を見損ねたりする人が多いのです。
なので、よりはっきりと意志を伝えるために同じPingを2回1セットで使うことを初心者の方々には実践していただきたいと思います。
ただ、Pingは短時間に連打をすると規制がかかり、(2回程度ではもちろん問題ありません)一定時間つかえなくなるというルールがあります。
連打をされるのを不快に思うプレイヤーも多いので、そのあたりは空気を読んでいただければな、と。
Tips2: チャットのタイムスタンプと組み合わせて利用する
また別の記事に書くつもりですが、チャットにはタイムスタンプを表示させることが出来ます。
ゲーム開始から何分何秒でどういったチャットが送られたか、という情報が表示されるオプション項目です。
Pingを打った記録はチャット欄にも表示されるので、これを利用することで何秒前にPingが打たれたかを把握することができるのです。

たとえば、この画像のようにボットレーンのトライブッシュからジャングル内を通ってトップレーンにガンクをしようとすると、全く移動速度上昇がないとすればまっすぐ走って約40秒かかります。
逆にいえばトップレーナーはPingが鳴ってから約30秒はガンクを受ける心配はありませんし、ジャングラーがトップをガンクすれば30秒間はカウンターガンク受ける心配はありません。
他にもワードが置かれた瞬間にPingを打つことで敵のワードの持続時間を把握したりも出来ます。
初心者のうちは意識するのは難しいかもしれませんが、こういったテクニックもあるということは覚えておいて損はないでしょう。
Tips3: 煽りやジョークとしてのPing
これはあまりポジティブな話ではないのですが、一部のプレイヤーはPingという便利なシステムをつかって嫌がらせをしてきます。
代表的なのはMIA Pingで、(Pingを打ったプレイヤーにとって)不可解なプレイをした味方を煽るために使用されます。
アルティメットが明後日の方向に飛んで行ったときなど思わず笑ってしまうようなシーンでワードPingやMIA Pingが打たれるシーンも見かけます。
ジョークと煽りは紙一重なので、こういった使い方を本記事では推奨しません。
Tips4: 最後の手段 Pingミュートについて
あまりにも嫌がらせPingを連打してくるプレイヤーに対してはPingミュートという最終手段を取ることができます。
Tabキーで開いたスコアボードからミュートしたいプレイヤーの横のアイコンをクリックすることで、ゲーム中のPingをシャットダウンすることが出来ます。
ですが、これは本当に最後の手段です。
というのもLoLのゲーム内でPingがいかに重要かというのは本記事をここまで読んでくださった方ならよく理解できているかと思います。
それをミュートするのはかなりチームを不利な状況に追い込むことになるからです。
とはいえ、あくまでゲームですから、どうしても耐えられない悪質Pingプレイヤーがいた場合は、ミュートを使いましょう。
そしてゲームが終わった後は!のアイコンを押してプレイヤーを運営に通報しましょう。
終わりに
Pingに絞って書いてきましたが、いかがだったでしょうか。
LoLは初めは分からないことだらけですし、Pingの意図も、この記事を読んだとしてもすべてを理解することが出来る用にはならないと思います。
ただ、理解しようとし、自分もPingをつかって味方となったプレイヤーに意志を伝えようとする努力を行っていけば、確実にその精度はあがっていきますし、それはゲーム理解度の向上、勝率アップにつながると思います。
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