Patch 7.13  気になる変更点

June 28, 2017 by lol-cla管理人, Patch 7.13

ガリオのナーフやナーのバフ。バミシンダーの変更などなど
思ったよりも細かい調整が多くなったパッチ7.13。
個人的に一番注目しているのはSKTスキンですが、チャンピオン、アイテムの調整を中心に気になる点をいくつかピックアップしていきます。

パッチの公式ニュースはこちら
http://jp.leagueoflegends.com/ja/news/game-updates/patch/patch-7130-notes


ガリオとケネンのナーフ



特に競技シーンで猛威を振るっているミッドガリオ、トップ/ADケネンに対してのナーフが入りました。
結論からいうと、ADケネンは今後かなりつらいでしょう。ミッドガリオはまだ戦えそうですが、中盤のダメージ面でかなりパワーを削られたので支配的なピックではなくなりそうです。


ガリオ




 戦の旋風(Q)の竜巻部分のダメージ 1.5秒かけて45/60/75/90/105(+ 魔力×0.45) ⇒ 1.5秒かけて30/40/50/60/70(+ 魔力×0.6)


高かったベースダメージがかなりがっつりナーフされました。一方で魔力反映率はアップ。
実はガリオは固有能力の巨像の一撃、正義の鉄拳(E)にもそれなりに高い魔力反映率を持っています。
いままでは防具を積んでいればいいチャンピオンでしたが、今後はロッドオブエイジスを初手に積むようなビルドも研究されていくかもしれません。


基本ステータス
基本物理防御 27 ⇒ 24


地味ですが大きなナーフです。特にトップレーンでファイターを当てられると7.12でもかなり厳しかったわけですが、今回のナーフでまず対抗できないレベルになってしまいました。


 英雄降臨(R)の飛び上がるときの詠唱時間  1秒 ⇒ 1.25秒


これはパッチノートにある通り、を逃げ手段としては使いにくくする調整です。
全体の時間は変わらないので、ナーフではあるものの良い調整かなと思います。

総評:ミッドではまだ使えるがビルドパスは再考する余地あり。トップは以前よりも厳しい。



ケネン




 稲妻の奔流(W)の自動効果による追加ダメージ
合計攻撃力×0.4/0.5/0.6/0.7/0.8 ⇒ 15/20/25/30/35(+ 増加攻撃力×0.6)(+ 魔力×0.3)


ケネンのは自動効果として通常攻撃の5回に1回、追加ダメージを発生させることが出来ます。
このダメージ部分のナーフは小さくはないですが、まだトップでプレイ可能だな、という程度の変更でした。しかし、


ルナーンハリケーンでスタックを得ることが出来なくなりました。


これが致命的なナーフです。ケネンはを持つことで素早くのスタックを貯めることが出来、これが継続火力を下支えしていました。
この変更でトップADケネンは姿を消すでしょう。

疾風迅雷(E)のバフは詫び石みたいなもんです。

総評:ADケネンはおしまいです。たぶん。




タンクへの救済措置とアビサルマスクの変更



タンクアップデート後苦戦を強いられてきたタンクタイプのチャンピオンたちですが、ようやく雪解けの季節が近づいてきたようです。
今回、ドランリングのナーフで冷や飯を食わされていたAPタンクたちのために、アビサルマスクのビルドパスが変更になりました。
またバミ・シンダーがバフされ、サンファイアケープのビルドパスも変更とタンク向けのバフが続きました。
シンダーハルクもバフされたので、タンクジャングラーも活躍が期待される環境になってきましたね。(君はさらに強くなりますね、これは)


ただ雪解けの季節が近づいた、と表現したように、ことトップレーンにおいてはまだまだファイターが強いメタは続くと思います。


アビサルマスク




新レシピ
久遠のカタリスト+ネガトロンクローク+1080g=2900g


の自動効果、敵チャンピオンからダメージを受けるとマナが回復し、マナを消費するとヘルスが回復する、が追加され、マナも追加で300得られるようになりました。
一方体力自動回復が削除されたり、魔法防御が10下がったりしていますが、マナ持ちのトップレーナーとしてはかなり使いやすいアイテムになったと思います。

ノーチラスやマオカイ、グラガス、チョ=ガスといったチャンピオンにマッチしそうです。

総評:魔法ダメージをある程度出せるタンクなら買って損はない。


バミ・シンダーと派生アイテム




体力 280 ⇒ 200
ルビークリスタル + 700ゴールド(合計コスト: 1100ゴールド) ⇒ ルビークリスタル + 500ゴールド(合計コスト: 900ゴールド)
チャンピオン以外への追加ダメージ 50% ⇒ 100%


200g安くなった代わりに得られるヘルスが80下がりました。200gで得られるヘルスの相場は75なので、ある意味値段通りの下がり方をしています。
一方で炎上ダメージがチャンピオン以外にも100%入るように調整されたので、完全なバフといって差し支えないでしょう。

これでサンファイアケープ依存と言われていた、ポッピーやシェンといったチャンピオンはかなりレーニングを助けられるでしょう。
さらにシンダーハルク系統もバフされたため、ビルド途中でを買うことになるタンクジャングラーにとっても嬉しい調整といえます。

総評:プッシュ力の弱いタンクの人権が戻ってきつつある調整。まだ半信半疑だが。




バフされたチャンピオンたち



既にある程度強いのにさらにバフされたチャンピオンたちもいます。

は、7.12の競技シーンでもレネクトンに対してピックされることが多くなってきており、この調整でトップレーンのファイターの中でもかなり高いポジションに上がっていくことでしょう。

他にレク=サイ、カ=ジックスも7.12で十分にピック水準でしたが、ここにきてバフを受けているため、ソロQ、競技シーン共に見る機会が増えていきそうです。

ソロQという面ではシャコも後半のダメージアプトプット面がかなり強化されました。終盤まで腐りにくくなったので、これは何となく予感ですがホットフィックスで調整されるレベルで強い気がします。

このあたりは純バフなので詳しくは触れませんが、キンドレッドの変更は大きかったので別項を設けてみていきましょう。


キンドレッド




固有能力 キンドレッドの刻印
キンドレッドの通常攻撃と「忍び寄る恐怖」の射程は4スタックで75増加し、その後は4スタック ⇒ 3スタックごとに25ずつ増加


キンドレッドのスタックは7スタック目まではエピックモンスターにつかないという法則があります。
以前は8スタック以上溜めなければ2回目の射程増加効果を得られなかったので、7スタック溜まった後、ドラゴンやバロンといったエピックモンスターを狩るか、マークしたチャンピオンをキルする必要がありました。
2回目の射程増加が7スタックで達成できるようになったというのは数字以上に大きいバフだと思います。


 忍び寄る恐怖(E)の基本ダメージが全ランクで20増加


これも序・中盤でのgank性能をかなり底上げしてくれます。固有能力の変更でこのスキルの射程も増加しやすくなり、2重のバフとなっています。
 狼の激昂(W)のスタックボーナスも2倍になったので、特にファーム面での加速が見込めます。

総評:強くなったし、なによりかわいいからみんな使おう!



以上です。トランドルやポッピーなど細かな変更・バフ、正確な数値等は公式ニュースを確認してください。
あとは気になった変更が一つあるのでそれに触れて終わろうと思います。



ラムス



ラムスの踊りが移動速度に合わせて加速するようになりました。超クール。