新カ=ジックスのスキル進化はどれが強いのか

December 3, 2016 by Anonymous, Patch 6.22

まだ結論が出ていないカジックスの進化ルート。3つの例を挙げてそれぞれの利点を解説しています。
プレシーズンのアサシンアップデートによりかなり仕様が変わったカ=ジックス。
海外のプロやコミュニティでも中々結論がでない彼のビルドパスについて、考察していこうとおもいます。




・カジックスは結局どこが変わったの?




カ=ジックスの大きな変更点として進化前のWからスローがなくなったことが挙げられます。
これによりレベル6以前のgank能力が低下したと感じるプレイヤーも多いようですね。

一方でスキルを進化させたときの恩恵が大きくなりました。つまり状況に応じてどのスキルを進化させるのが良いのか、プレイヤーの判断力を求められるようになったと言えます。

ではそれぞれのスキルの進化後はどうなっているのでしょうか。


・スキルを進化させたときのメリット



 

死鎌の進化




進化させても孤立した対象へのダメージは増加しなくなりました。
孤立した対象に使用した場合、クールダウンが60%解消されます。


瞬間火力は以前よりも減りましたがクールダウンが大幅に解消されるようになったため、きっちり孤立した敵にQを当てられればより大きなダメージを与えらえるようになりました。

レーンの長く、敵が孤立しやすいtopレーンへのgankが決まりやすくなり、ジャングル内での1v1でも力を発揮する進化といえます。
あとでまとめますが、最初に進化させるのにもオススメです。

Q進化の利点
gankや1v1したときのダメージが高い

欠点
W進化とくらべてCCが薄いので、gankの成功率はある程度レーナーのCCに依存する


 

刺棘の進化




40%スロウ
孤立した対象に仕様した場合、80%スロウ

進化させることでスロウを得られるようになりました。また孤立した相手に当てたときのスロウは非常に強力です。

gank性能の向上はもちろん、少数戦や集団戦でカ=ジックスにユーティリティを与えてくれる進化といえるでしょう。
自分以外に育っている味方がいるときに特に有効です。



W進化の利点
CCの補強によるユーティリティ性能やgank性能の向上
ポーク性能の向上
欠点
Q進化と比べてダメージ面では劣る


 

翅の進化



変更なし

Eの進化は変更されませんでした。

キルアシストをとったときのリセット能力は依然として強力で、3回の進化のうち1回はEに裂きたいところです。
少数戦はもちろん、終盤の集団戦でも非常に活躍する進化です。

E進化の利点
2〜3体のチャンピオンが絡む少数戦で特に強力
欠点
ダメージ面はほとんど期待できない

 

虚性擬態の進化



非戦闘時に茂みに入ることで、カ=ジックスは2.5秒間「捕食の本能」によりインビジブル状態になり移動速度が増加(茂みから出た後は最大1.25秒)
この効果には、茂みそれぞれに10秒間のクールダウンが存在します

今回最も大きな変更を受けたのがRの進化。ざっくり説明すると、戦闘中でなければブッシュ1つにつき1回ウルトのステルスが得られる、といった感じです。
これだけ聞くと超強力に感じますが、CD中のブッシュに入った途端にステルス状態が始まってしまうので、思ったよりも使い勝手は悪い印象。
とはいえ、gank時に1.25秒のインビジブルを持ってスタートできるのは大きなアドバンテージです。

R進化の利点
インビジブルを使ったgank性能の向上

欠点
パッシブを活かしてgankを決めることができないと無意味になってしまいがち


・結局どの順番で進化させるのが強いのか



さて、ではどの順番でスキルを進化させるのが良いのか、ですが、これは本当に状況による、としか言いようがありません。
ただ、それじゃあここまで読んだ意味がないじゃないか!と怒られてしまいそうなので、状況に応じた進化順をいくつか紹介したいと思います。

基本的なルート Q>W>E 



でダメージを底上げしてからWでCCを補う。最後は集団戦での機動力を確保するためにEを進化、といった感じです。
もし、レベル11までに自分が十分なリードを持っているな、と感じたらQ>E>Wとしたほうがよりスノーボールしやすいと思います。

こんなときにオススメ:バランスがよく迷ったらこれを選んでOK。とりあえずビール的なルートといえるでしょう。

Gank重視ルート R>Q>E



の進化は独特で新しいカ=ジックスをプレイする楽しさに満ちています。これを進化させない手はないですね。
gankを成功させたらこんどはQ進化でダメージを底上げし、最後はEで機動力をゲットする形です。

こんなときにオススメ:キャリーしてやるという強い気持ちでプレイするとき。ソロレーンをスノーボールさせやすいのもこのルート。

ユーティリティ重視ルート W>E>QorR



の進化はレーナーが高いダメージを出せる場合、特にgank成功率を引き上げてくれます。ユーティリティと銘をうっていますが、序中盤の少数戦に勝つためのビルドともいえます。最後は自分が育った場合はQ、味方が育った場合はRを進化させるのが良いでしょう。

こんなときにオススメ:レーナーのダメージ量が十分な場合。ジャングラーはキルを譲ってなんぼという献身タイプのプレイヤー向け。



・おわりに



アサシンアップデートでかなりの変更が加わったカ=ジックス。今まで以上にゲーム内での判断が求められる面白いチャンピオンになりました。
やっただけの見返りもしっかりついてくる強いチャンピオンなので、ぜひこの記事を参考に自分だけの進化ルートを模索していただければと思います。

「絶え間ない進化を」