【wardingについて】和葉@のLoLを見るのがちょっと面白くなる話#6

December 7, 2017 by 和葉@, Patch 7.24

wardを置く意味と変化とラインについて
皆さんこんにちは。そしてお久しぶりです。
諸事情により、更新がとてもとても滞っていました。申し訳ありません。KeSPA Cupが面白かったり体調崩したりしたなんて内緒だよ
これからはまたコンスタントに更新して年内までに一区切りつけるつもりです。
最後までお付き合いいただけると幸いです。

今回からwarding編です。
このwardingはLoLにおける重要な要素の一つです。ただし、これができたから勝てるわけではありません。
LoLを単純に勝てるようにするにはマクロと集団戦を磨きましょう。前に紹介したゲームの考え方や判断をLoLではマクロと呼んでいます。
この記事でも以前のように特に重要な部分に強調を入れるようにしています。長ったらしくて読むの面倒だと思う方はそこの前後を意識して読んでください。


wardの意味


ではまず、どうして視界を取るのか考えましょう。
何故これを話すのか。それは意味がわかっていない場合に応用ができないからです。
アリスターのWQしかできる事を知らない人はミニオンにWで飛びついてQFlashでより遠くの敵にエンゲージする発想は浮かびません。

という事で意味です。
僕の考えですが、視界を置く意味はゲームを勝ちやすくするための情報を与えてくれる要素です。
このゲームは1v1のゲームではありません。複数人で戦うという事は、人数が有利になったり不利になったりします。
また、全員が同じ行動やスキルを持っていません。つまり、自分たちにとって有利な状況を作り出す必要が絶対的にあるわけです。
wardを置く事はその有利を作り出す手助けをします。自分たちに視界という情報を与え手札を1枚多くさせてくれます。

ここで重要になってくるのはあくまで手助けしかしないという事です。
そこらじゅうにwardを置いても、特に何も役に立ちません。当然、見えていなかった部分が見える事にはなりますがその情報を活かさなければ意味はありません。
皆さんも視界が取れていて敵のJunglerが映っているのに倒されていった味方を見ませんでしたか?彼らは視界から得た情報を活かさなかった人たちです。
皆さんはそうならないように、情報を活かせるようになりましょう。

雑談ではありますが、実はこのゲームはゲームが始まってからお互いに11本のワードが設置されています。タワーです。
もしこのタワーがwardのように視界を与えたり、相手のwardを可視化してくれなかったらこのゲームはもっと混沌としたゲームになっていたと思います。


置かれるwardの変化について


この変化、ステルス・ワードとコントロール・ワードの違いという事ではありません。
先程も説明したように、wardは有利に立つ手助けです。当然、敵のチャンピオンに合わせて適切な場所に視界を取る必要があります。

一番わかりやすいのはイブリンですね。彼女は以前は常時ステルス、現在はLv6以降カモフラージュという状態になりますが、その状態は解除される事があります。
一番解除されやすいのはジャングルのモンスターを狩っている時です。つまり、イブリンが今どこにいるのか把握したい場合、最適なのは自分のレーンの近くにwardを置く事ではなく相手のジャングルモンスターが沸く場所に置く事が効果的です。

これは、様々なチャンピオンに応用できます。例えばミッドレーナーが機動力がありトップやボットレーンに行くのが得意なチャンピオンの場合は、レーンの真ん中にwardを置いてどちら側に消えたのか把握する方がwardの本数を節約できます。
敵のジャングラーが自分たちのジャングルにどんどん入ってくる場合は自陣ジャングルの入り口にwardを置く事で動きを察知しやすくなります。
このように、相手を見て的確にwardの位置を変化させる事は非常に大事なテクニックです。
特に競技シーンではこれができないと、それだけで大きな損をしてしまいます。チームメンバーでコミュニケーションが取れるからこそやりやすい事なので是非活用しましょう。


wardを置くラインについて


wardは時間帯や状況に応じて、置ける位置や効果が変わってきます。
凄く簡単に段階に分けて説明します。

真ん中に引かれているラインはriverと呼ばれる川の部分です。マップ全体のど真ん中の部分になり、自分と相手のジャングルの入り口の位置になります。
ここに置く意味は上記にもありましたが、相手がこちらのジャングルに入ってくるかどうかを判断できる事が一番大きいです。
さらにはここには視界を取ってくれるモンスターであるリフトスカトルがいます。これを獲得できるかどうかでジャングラーの経験値だけでなく、このラインに置くwardの数も節約できるため時間をしっかりと確認しながら確保しましょう。

二番目に引かれているラインは、アウタータワーを獲得した後に置きやすくなるラインです。ここに置く一番の意味は相手の両方のバフを管理できるようになります。
これは、ゲーム序盤~中盤でも置く事で相手のバフに対してプレッシャーをかけやすくなりそれにより相手のミッドにもかなりの影響を与えます。
また、相手がサイドレーンに寄る動きを早い段階で察知しやすくなり、ドラゴン、バロンのコントロールも狙いやすくなります。
基本的にゲーム中盤からはこの位置にwardを置きあう展開になります。

三番目に引かれているラインは、インナータワーまで獲得した後に置きやすくなるラインです。ここに置く一番の意味は相手がどのレーンに何人動こうとしているかを把握できるようになります。
一時期ゲーム開始時からボットの2人がトップタワーに流れる「スワップゲーム」という戦略がありました。この際に相手の動きを把握するためにゲーム開始時にこのラインにwardを置くという戦術が存在しました。
現在ではその戦略を行うチームは世界でもギガバイトマリーンズくらいではないかと言われていますが、インナータワーが折れた後ではこの位置にwardを置く事は非常に効果的です。
こちらが1-3-1のsplit pushを行いたい時に誰が寄ったのかが察知しやすくなり、それに合わせて動きを変える事ができます。
また、バロンを行う際もこの位置までwardが置けていると隠れて始める事もやりやすくなりますね。

wardの位置は試合の中で常に変化していきます。wardから得られる情報も大事ですが、まずはどういう目的でwardを置きたいのか考えてから置くようにしてみましょう。


さいごに


久しぶりの更新でしたが、なるべく短い内容でサックリと説明してみました。
今回は主に「置く事」に重点を置きました。次は「消す事」に重点を置いてwardingについて話そうかなと思います。
最後に、ここまで記事を読んで頂きありがとうございました。次回の記事も読んでいただけたら幸いです。それでは。