【奇稿】フィアレスを冬の季語にしろ
真に受けるな
※※ 本文を読む前に必ずお読みください ※※
この文書はアレクサンドリア図書館に保管されていたとされるパピルスの巻物の中から見つかった紙片を翻訳したものだ。
発見当初は意味不明で学者たちが遊びで作った暗号かなにかと思われていたが、後年の研究でさらに3つの紙片が発見され、それらをつなぎ合わせることで意味の通った1つの文書が完成した。
ただ意味は通ったものの、書いてある内容は非常に自己中心、自己陶酔的で意味不明。はたしてこの翻訳が正しいのか、学会での議論は止まない。
最初の紙片発見から200年以上の時を越えて繋ぎ合わされた4つの古文書、それらが封じられていた巻物の頭文字をとって『AKSN奇稿』と呼ばれるこの怪文書、あなたには理解することが出来るだろうか。
注)いくつかの部分は現代語訳が難しい、あるいは欠損し解読不能なため、該当箇所は伏字にしてある。
(本記事はジョーク記事です)
かの邪知暴虐なる※※※※は視聴者数に釣られて通年フィアレスドラフトを採用した。
たしかにR※※※も利益を追求する私企業であるし、大会観戦をする多くのユーザーはライト層なので、それらに好評なフィアレスドラフトを高く取り立てるのもあながち間違っていないように思える。
しかし私はフィアレスドラフトのことが個人的に気に入らない。
以下私がフィアレスドラフトに感じているフラストレーションについて列挙していこうと思う。
フィアレスドラフトの根幹のルールだが、これが一番つまらないと感じる部分だ。
先日T1 Fakerが
オリアナでとんでもないパフォーマンスを見せてくれた。
しかも対面はBLG Knight、しかもトップメタチャンピオンである
タリヤをピックしていた。
Knightは
タリヤの世界的名手として知られており、それに対し完全にMid差で試合をキャリーした彼のプレイは鮮烈で、1game限定であれは今年一番印象に残った試合といっても過言ではなかった。
しかし、2試合目にBLGはFakerの
オリアナを警戒する必要もBAN枠を割く必要も、FPして取り上げる必要もないのだ。
なぜならフィアレスドラフトだから。
先勝した側がプレッシャーをかけ、ドラフト内で相手のBAN枠というリソースを奪って有利を作っていく、そういった流れが生まれない。
Worlds2024の決勝でBinの
ジャックスにどう対処するのか。Worlds2020でPeanutが
リリアを苦手とする中でどうドラフトを組み立てるのか。
いままでの競技シーンを彩ってきた、前のシリーズ、前の試合を踏まえた文脈、匂いというものが一切なく、脱臭された無味乾燥なチャンピオンが棚に並んでいる、そんなむなしさを感じずにはいられない。
というかワシはZeusのジェイスをKiinのカサンテをFakerのオリアナをおかわりしたいんじゃ!!!!
もっと、もっと食わせてくれ!!!!!!
本来ポケットピックというのはメタ外ながら特定のメタチャンピオンに対して機能する、ということで「こっそり」用意されているから面白い部分があった。
が、フィアレスドラフト下ではメタ上位のチャンピオンは取り合いになるため、シリーズ前半では逆にポケットピックは行いづらくなり、
シリーズ後半では上位チャンピオンが枯れてくるので勝手にポケットから出てくるようになってしまった。
ポケットピックは積極的に取り組んでくるものだったが、いまのポケットピックは冷蔵庫の余りものでしかないのだ。
例えるならこんな感じだ。
「ここはあえてカニじゃなくてカニカマを使います。このカニカマに使われているうまみ成分は貝由来なので、貝だしのスープにはカニカマのほうが合うんです」
って言われればトリコも
「すげーなぁ、さすが小松ぅ」って言ってくれそうなものだが
「あーライブベアラーにカニピックされちゃったから、しゃーなしカニカマ使ってサラダ作ります。あ、前の試合でマヨネーズつかっちゃったから、タルタルソースで代用すればいいですよね?」
って言われたらトリコも
「んあー、まあいいけどよぉ」って言いながら残念そうな表情を浮かべるだろう。
・・・まあ、そういうことだ。
グルメ頂上決戦の場に出てくるカニカマと「プロのシェフが冷蔵庫の残り物でお料理バトル」で出てくるカニカマには明確な違いがある。
この結論を書いたらトリコの例え話は無駄になるけど、なんとなく消さずに残しておくことにする。
これは単なる事実としてだが、フィアレスを導入したことでチャンピオンの多様性は広がったかといわれると全然そんなことはない。
LCKの2024のSpring、Summer、そして2025のRound1-2(従来のSpringにあたる試合数)で比較してみると、
登場チャンピオンの種類数はそれぞれ103、100、102でほぼ横ばいだ。
2回以下のピック回数だったマイナーチャンプに関しては2024Summerが42種に対し、2025は34種と逆に減っている。
たしかに上位のピックへの過度な集中は緩和されたが、上のほうがなだらかになっただけで多様性に関してはほぼ変わっていないのだ。
フィアレスBo5下では5戦目までいくと最低でも8BAN、さらにGame5のBANなどで同一ロールで10体以上使用禁止になることはザラで、そのなかで選択肢をもたせようとすると12~15体くらいのチャンピオンプールを要求されることなる。
これはルーキーにはハードルが高すぎる。
いまや万能の代名詞であるChovyも1部デビューになった2018年シーズンは
ゾーイと
ルブランだけで全試合数の半分を消化していたように、
いまや大活躍しているトッププロたちもほとんどがルーキー時代はチームの配慮もあってプールを絞ってプレイさせてもらっていて、メタの変化に応じて都度都度チャンピオンプールを増やしていって今に至る、という過程がある。
通年フィアレスドラフトで運営されていくと新人発掘の妨げになりかねず、あるいは上位チームはベテラン選手だけを使い、下位チームは新人を発掘し上位チームに売り飛ばすような、極端なリーグ編成が加速しかねない。
(ちなみにADCだけはフィアレスへの対応が他のロールより容易なので、ルーキーでもHypeやDiableが活躍出来ているのもそのあたりが要因になっているとおもわれる)
ではフィアレスドラフトは悪なのか、というとそうではない。
もちろん限られたリソースを奪い合っていくゲーム性は面白いし、1度ピックされたら使用禁止になることでOPが多すぎるメタとの親和性はある。
例えば一時期のように毎試合BAN漏れした
カサンテがピックされるみたいなメタは避けやすくなるし、レッドサイドの固定BANが多いときも2つオープンにして分け合えば、2game目以降のレッドサイドの取れる戦略の幅が増す。
なので私の提案はこうだ。
当初の予定通り冬シーズンのカップ戦+FirstStandまでをフィアレスシーズンにして、春以降は従来のドラフトにする。
冬にフィアレスを行うべき理由は、プレシーズン直後の時期であるということだ。
LoLは毎シーズンWorldsの後から12月にかけて大きな変更を行うが、同時に※※※tが冬期休暇を取ることや競技シーンがお休みの時期ということもあいまって、調整が進まないまま1月の競技シーンの開幕を迎えることが多い。
そういった「バリ」の多いメタを面白く見せる調味料としてフィアレスドラフトは有能であり、逆にフィアレスドラフトという茶こしがあるからこそ、※i※※もプレシーズンで思い切った変更が行いやすくなると思う。
だから私はこう言いたいのだ。
「フィアレスを冬の季語にしろ」と。
逆に言うと※※メタが続く場合はフィアレスのほうが「見れる」内容になりやすいってことなので、
通年フィアレスを採用した※※o※は自分たちの調整班が※※と言っているのと同義であって※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(ここから先は筆致が乱れており翻訳不能)
以上が現在翻訳されている内容のすべてだ。
彼が何に怒っているのか、本当に正しいことをいっているのか。
突然挿入されたトリコ、小松なる人物は一体だれなのか。
それらが解明される日が来るのだろうか。調査の進展があり次第、追ってレポートしたいと思う。
この文書はアレクサンドリア図書館に保管されていたとされるパピルスの巻物の中から見つかった紙片を翻訳したものだ。
発見当初は意味不明で学者たちが遊びで作った暗号かなにかと思われていたが、後年の研究でさらに3つの紙片が発見され、それらをつなぎ合わせることで意味の通った1つの文書が完成した。
ただ意味は通ったものの、書いてある内容は非常に自己中心、自己陶酔的で意味不明。はたしてこの翻訳が正しいのか、学会での議論は止まない。
最初の紙片発見から200年以上の時を越えて繋ぎ合わされた4つの古文書、それらが封じられていた巻物の頭文字をとって『AKSN奇稿』と呼ばれるこの怪文書、あなたには理解することが出来るだろうか。
注)いくつかの部分は現代語訳が難しい、あるいは欠損し解読不能なため、該当箇所は伏字にしてある。
(本記事はジョーク記事です)
私がフィアレスドラフトが嫌いな理由
かの邪知暴虐なる※※※※は視聴者数に釣られて通年フィアレスドラフトを採用した。
たしかにR※※※も利益を追求する私企業であるし、大会観戦をする多くのユーザーはライト層なので、それらに好評なフィアレスドラフトを高く取り立てるのもあながち間違っていないように思える。
しかし私はフィアレスドラフトのことが個人的に気に入らない。
以下私がフィアレスドラフトに感じているフラストレーションについて列挙していこうと思う。
① 同じチャンピオンが同じシリーズでリピックされない
フィアレスドラフトの根幹のルールだが、これが一番つまらないと感じる部分だ。
先日T1 Fakerが

しかも対面はBLG Knight、しかもトップメタチャンピオンである

Knightは

しかし、2試合目にBLGはFakerの

なぜならフィアレスドラフトだから。
先勝した側がプレッシャーをかけ、ドラフト内で相手のBAN枠というリソースを奪って有利を作っていく、そういった流れが生まれない。
Worlds2024の決勝でBinの


いままでの競技シーンを彩ってきた、前のシリーズ、前の試合を踏まえた文脈、匂いというものが一切なく、脱臭された無味乾燥なチャンピオンが棚に並んでいる、そんなむなしさを感じずにはいられない。
というかワシはZeusのジェイスをKiinのカサンテをFakerのオリアナをおかわりしたいんじゃ!!!!
もっと、もっと食わせてくれ!!!!!!
② ポケットピックの陳腐化
本来ポケットピックというのはメタ外ながら特定のメタチャンピオンに対して機能する、ということで「こっそり」用意されているから面白い部分があった。
が、フィアレスドラフト下ではメタ上位のチャンピオンは取り合いになるため、シリーズ前半では逆にポケットピックは行いづらくなり、
シリーズ後半では上位チャンピオンが枯れてくるので勝手にポケットから出てくるようになってしまった。
ポケットピックは積極的に取り組んでくるものだったが、いまのポケットピックは冷蔵庫の余りものでしかないのだ。
例えるならこんな感じだ。
「ここはあえてカニじゃなくてカニカマを使います。このカニカマに使われているうまみ成分は貝由来なので、貝だしのスープにはカニカマのほうが合うんです」
って言われればトリコも
「すげーなぁ、さすが小松ぅ」って言ってくれそうなものだが
「あーライブベアラーにカニピックされちゃったから、しゃーなしカニカマ使ってサラダ作ります。あ、前の試合でマヨネーズつかっちゃったから、タルタルソースで代用すればいいですよね?」
って言われたらトリコも
「んあー、まあいいけどよぉ」って言いながら残念そうな表情を浮かべるだろう。
・・・まあ、そういうことだ。
グルメ頂上決戦の場に出てくるカニカマと「プロのシェフが冷蔵庫の残り物でお料理バトル」で出てくるカニカマには明確な違いがある。
この結論を書いたらトリコの例え話は無駄になるけど、なんとなく消さずに残しておくことにする。
③ そもそもピックプールは増えてない
これは単なる事実としてだが、フィアレスを導入したことでチャンピオンの多様性は広がったかといわれると全然そんなことはない。
LCKの2024のSpring、Summer、そして2025のRound1-2(従来のSpringにあたる試合数)で比較してみると、
登場チャンピオンの種類数はそれぞれ103、100、102でほぼ横ばいだ。
2回以下のピック回数だったマイナーチャンプに関しては2024Summerが42種に対し、2025は34種と逆に減っている。
たしかに上位のピックへの過度な集中は緩和されたが、上のほうがなだらかになっただけで多様性に関してはほぼ変わっていないのだ。
④ 新人の活躍が難しくなる
フィアレスBo5下では5戦目までいくと最低でも8BAN、さらにGame5のBANなどで同一ロールで10体以上使用禁止になることはザラで、そのなかで選択肢をもたせようとすると12~15体くらいのチャンピオンプールを要求されることなる。
これはルーキーにはハードルが高すぎる。
いまや万能の代名詞であるChovyも1部デビューになった2018年シーズンは


いまや大活躍しているトッププロたちもほとんどがルーキー時代はチームの配慮もあってプールを絞ってプレイさせてもらっていて、メタの変化に応じて都度都度チャンピオンプールを増やしていって今に至る、という過程がある。
通年フィアレスドラフトで運営されていくと新人発掘の妨げになりかねず、あるいは上位チームはベテラン選手だけを使い、下位チームは新人を発掘し上位チームに売り飛ばすような、極端なリーグ編成が加速しかねない。
(ちなみにADCだけはフィアレスへの対応が他のロールより容易なので、ルーキーでもHypeやDiableが活躍出来ているのもそのあたりが要因になっているとおもわれる)
フィアレスを冬の季語にしろ
ではフィアレスドラフトは悪なのか、というとそうではない。
もちろん限られたリソースを奪い合っていくゲーム性は面白いし、1度ピックされたら使用禁止になることでOPが多すぎるメタとの親和性はある。
例えば一時期のように毎試合BAN漏れした

なので私の提案はこうだ。
当初の予定通り冬シーズンのカップ戦+FirstStandまでをフィアレスシーズンにして、春以降は従来のドラフトにする。
冬にフィアレスを行うべき理由は、プレシーズン直後の時期であるということだ。
LoLは毎シーズンWorldsの後から12月にかけて大きな変更を行うが、同時に※※※tが冬期休暇を取ることや競技シーンがお休みの時期ということもあいまって、調整が進まないまま1月の競技シーンの開幕を迎えることが多い。
そういった「バリ」の多いメタを面白く見せる調味料としてフィアレスドラフトは有能であり、逆にフィアレスドラフトという茶こしがあるからこそ、※i※※もプレシーズンで思い切った変更が行いやすくなると思う。
だから私はこう言いたいのだ。
「フィアレスを冬の季語にしろ」と。
逆に言うと※※メタが続く場合はフィアレスのほうが「見れる」内容になりやすいってことなので、
通年フィアレスを採用した※※o※は自分たちの調整班が※※と言っているのと同義であって※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
(ここから先は筆致が乱れており翻訳不能)
以上が現在翻訳されている内容のすべてだ。
彼が何に怒っているのか、本当に正しいことをいっているのか。
突然挿入されたトリコ、小松なる人物は一体だれなのか。
それらが解明される日が来るのだろうか。調査の進展があり次第、追ってレポートしたいと思う。
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