【wardingについて】和葉@のLoLを見るのがちょっと面白くなる話#7

December 13, 2017 by 和葉@, Patch 7.24

消す意味と消す順番と消させない工夫
皆さんこんにちは。和葉@です。
今回はwarding第二弾として消す方にフォーカスして話そうと思います。
wardを置く重要性は前回書いたので、良かったら見てください。前回記事


wardを消す意味



置く意味と同じで、消す事にも重要な意味があります。それを理解していないと、そもそも何処にwardが置かれているのかわからずそのwardを消す事ができません。
wardを消す大きな意味は二つ。
一つ目は相手が得られる情報を潰す事です。
前回記事でwardを置く事で多くの情報が得られるようになると言いました。ジャングルの位置や誰がサイドレーンに寄るのかを把握するためのwardが無くなる事で自分たちが次に行う行動を予測しにくくなります。
この「相手の位置を予測するためのward」が何処に置かれやすいのかを理解する事で、消す際にスイープレンズやオラクル・オルタレーションを無駄遣いしなくなります。

二つ目は相手の集団戦や少数戦のきっかけを潰す事です。
サモナースペルのテレポートは味方のwardを対象にできます。
これにより、現在の競技シーンでは相手を挟み込むような位置に誘導し後方に設置したwardにテレポートして集団戦をするのが理想的な展開と言われています。
このゲームでも重要な要素である集団戦を「相手の望む形」にしないためにwardを消す必要があります。
このwardに関しては、相手が集団戦をしたくなる時間や場所を考えその際に置かれていたら良くない位置に対してスイープレンズやオラクル・オルタレーションを使用する事が求められます。

この二つの意味を理解しておく事はwardを消す大前提です。wardingは常に進化し、置かれる場所が変わっていきます。
その変化に対応するためには必ずこの二点を覚えておかなければ大事な場面で手痛いミスをしてしまう可能性が高くなってしまいます。


wardを消す順番



これだけ書くと大半の人は「何言ってんだこいつ!?」となると思います。
簡単に言うと、相手のwardを消すのはまず自陣ジャングルから、リバー、そして相手ジャングルという流れで消すのが望ましいという事です。
これに関しては、そこまでわかりにくい問題ではないと思います。ジャングラーの位置を予測するためのwardや後方にテレポートするためのwardが残ったまま相手のジャングルにどんどん侵入した場合どうなるでしょう?
簡単に相手のトップやミッドがテレポートしてきて倒されてしまいタワーやドラゴン、バロンに繋がってしまいます。
これを阻止する方法はとても簡単で、「自分たちがいる位置より後方にwardが無ければいい」んです。

勿論全てを壊す事は難しく、その位置を悟られないようにwardを置く技術がどんどん発達しwardingは日々進化しています。
ですが、バレにくくするために置いた結果そこまで効果の無いwardがあっても誰も得しません。
効果のあるwardの多くはプロが競技シーンで設置しているものになり、それをお互い理解しているのでwardを壊し合いにらみ合いが起きるなんてシーンはよくあります。

ちなみに、どうしても相手の置いてあるwardの位置がわかりにくく仕掛けづらいと思った際の一番効果的な方法は相手を2分30秒こちらのジャングルに入らせないです。
これをすると、自陣側のステルス・ワードは全て時間で消えます。現在はゾンビワードやゴーストポロがありますが、それも時間で消えますしさらにはテレポートの対象にはできないものなので、そこまでの影響は受けません。
ただし、試合時間が不必要に伸びてしまう可能性もあるので時と場合を選んで行う方がいいでしょう。


消させない工夫



bushの中に置くwardはそれだけ多くの意味で効果的です。視界を遮るbushの中の視界を取りながら付近の視界も確保します。
しかし、そのwardの大半は見つかりやすくコントロールワードで簡単に壊されてしまいます。
そういう時に「あえて」bushではなく、周辺にwardを置く工夫がプロの中では見られます。
特徴的なのはSKTがラプター周辺に置いているwardですね。bushの中に置けば相手の位置もbushの視界も確保できますが、重要なのはラプターが狩られる事を視認できる事です。
ですから、出来る限り壊されにくい位置且つラプターが映るようにwardを置く工夫をしています。
これは、ブルーバフ周辺やバロン周辺でも有効活用できるテクニックです。
実際に様々な位置にwardを置いて、自分の中での最強の位置を見つけてみましょう。


さいごに



今回も、更新が少し滞ってしまいました。年内にもう1本記事を書けたらいいなと思っています。
wardingの置く、消すという行動は考えながら行う事で無限の可能性があります。LoLならではの読み合いなので是非ともこの行為を楽しんで欲しいですね。
最後に、ここまで記事を読んで頂きありがとうございました。また次回も読んでくれたら幸いです。それでは。