【反省会について】和葉@のLoLを見るのがちょっと面白くなる話#9

February 12, 2018 by 和葉@, Patch 8.3

反省会をする理由とやり方と改善案について
皆さんこんにちは。和葉@です。定期的に書きたいと言ったのに気付けば1ヶ月以上経ってますね。
書く事が無くなったというよりも、他の人が最近記事を書く事が増えて被らず自分の意見を落とし込めるものって何があるかなぁと悩むとつい筆が遅くなってしまいます。
多分、気にせず書くのが一番いいんだとは思います。

今回は反省会についてです。なので、これは競技シーンに関わらない人にはあんまり関係なさそうな話題になりそうに見えますが「友達とノーマルをやっていて、アドバイスを求められた」時や「皆でフレックスをやった後の空気があんまり良くない」と思ってる人にも意味がある内容にはなります。
騙されたと思って読んでもらえたら嬉しいです(何かがおかしい)


反省会をする理由



やっぱり重要なのはここですよね。なんで反省会するの?って事です。
そりゃ勿論上手くなりたいからですよね。という事は、目を向けるべきは「改善点」であって「結果論」ではありません。
よくある悪い反省会の例として、「選手たちで結果論Aが良かった、Bをするべきではなかった」だけで終わってしまう内容です。
LoLというゲームに正解の選択肢はありません。あるのは「勝率の高い選択肢」と「勝率の低い選択肢」です。
そこを勘違いして反省会をしてしまうと、相手の発言を否定するだけで自分の考えを押し付けるだけの言葉のドッヂボールが始まります。
もし、次から反省会をする時に今一度考えてみてください。相手の言っている事がその時どれだけ勝率を高くしてくれそうだったかを。


反省会のやり方



偉そうにやり方なんて書いてますが、具体的には単純に必要な要素みたいなものです。ノープランでやる反省会ほどグダグダになるものはありませんからね。

・ゲームを始める前の自分たちの構成の狙い
・試合の序盤、中盤、終盤の進め方
・自分たちの思う試合のターニングポイント


この3つは全員事前に考えられる事です。まず自分たちはどうしてその構成を選んだのか。これがチームメンバー全員で共有できていないと意味がありません。
試合中、構成の長所を活かせなかったのならばそれは事前にこの部分が欠けていたからです。

次に試合の進め方です。これは、Pick中やローディング中またジャングルが始まるまでの間に話し合える事です。
序盤はどこのレーンから試合を動かすのか、中盤のローテーションはどうするのか。終盤誰からエンゲージの起点を作るのか。
これらの要素が話し合われていたのかどうかは次回に活かせる大きな判断要素になります。

最後に試合のターニングポイントです。勝ったにしろ、負けたにしろこのゲームには試合が大きく有利に傾くタイミングがあります。
それが果たして誰のどんなプレイから生み出されたものなのか。偶然なのか狙っていたのか。これは試合をプレイするだけでなく、見る時にも活かせる発想です。

これらを元に改善案を模索していきます。感傷的な言葉を一切無くしたこの事前準備の確認がまずは最重要です。これができていない状態や、考えられなさそうな精神状態にいるメンバーがいる時はまずはすぐに反省会をせずに一度落ち着いた方が良いです。


改善案の模索方法



という事で、じゃあどういう改善案が良いの?という話になってきますね。
具体的に見つけていく場合は自分たちにできる範囲の理想に近い動きです。
理想の動きというのは何も皆Fakerになれみたいな事ではありません。
この場合の理想とは「自分たちが選択したチャンピオンの長所や構成を活かした作戦」です。

例えばナー、ジャーヴァン4世、ガリオ、ザヤ、ラカンという構成を自分たちが選んだとします。
とてもとてもわかりやすい集団戦でたくさんのCCを合わせて勝つ構成ですね。
この場合、もし集団戦が強い構成なのに一度も集団戦をせずに負けた場合の改善案は「どうやったら集団戦ができるようになるか」になりますね。
もしかしたらレーンで強引に仕掛けてカウンターを貰ったかもしれない、リコールすればいいのにしないでファームしていたら敵が寄ってきて有利を手放したかもしれない、ドラゴンやバロンがいるのに一切ワードを置かないでスニークされてしまったかもしれない。
これは、本来の道筋である集団戦をして勝つという行動から外れたからこそ起きた負けになります。
なので、この時の改善案はとてもわかりやすく次回から活かしやすいです。

今回凄い簡単な例を出したから改善しやすいと思われがちですが、実はどんなパターンでも改善案ってわかりやすいんです。
難しくさせてるのはチームメンバー全員がその改善案に対する考えを共有できているかなんです。
要は理解度の差がこれに繋がりやすいんです。ですから反省会で一番気をつけなければいけないのは意見をぶつけ合う事というよりも「全員の理解度を同じ水準まで引き上げる話し合い」なんです。
これがノーマルでもフレックスでも繋がる部分です。皆と一緒に遊んでいて、勝ちたいという前提の元問題が起きる部分の大半はそこです。
なので、相手にどうしたら自分の考えを理解してもらい且つそれが一方的な批判になっていないかを考えた話し合いをした方がチームはより良い環境になります。


さいごに


今回はここ2年くらいで強く思った反省会の部分について触れました。やっぱり、チームで強くなっていく上で重要なのは「次どうしていくか」という所だと思います。
これが上手くできているチームがどんどん強くなり結果として常勝に繋がっていくと思います。
実はあと3回だと思ってた記事があと2回でした。次で一応一区切りの予定なんですが、その記事は今までとは変わって見る視点の面白さを書こうと思います。
ここまで記事を読んでくださりありがとうございました。次回も読んでいただけると嬉しいです。それでは。