【観戦について】和葉@のLoLを見るのがちょっと面白くなる話#10
ゲームの流れと意識配分と集団戦での目線について
皆さんこんにちは。和葉@です。
早いもので(?)この記事も10回目です。半年以内に10回書いてるわけですから、一応月1以上のペースでは書いている事になってますね。
最初は自分の持っている知識をとりあえず形にしようと思っていたのですが、書いてみるとそれを相手にいかに伝わりやすくアウトプットするかがとても難しく最初の方は長ったらしいものになっていたなぁと思います。
試行錯誤を繰り返したり、期間が空いてる時もどういう内容がベストなのか考えていたので今後それが活きる記事を書き続けられたらなと思います。
という事で最後は今までのプレイヤー目線ではなく観戦者目線の話です。
でも、普通見る時なんて頭空っぽにして目の前で起きてる事だけに騒いでればいいじゃん!って思いません?正解です。
楽しみ方は人それぞれなので、全員に考えて試合を見ろとは言いませんがやはり競技シーンを追いかけたかったり競技シーンに関わっている人たちが試合をどう見るかは重要だと思います。
知っておくと大会を見るのが好きな人もちょっと楽しくなるかもしれません。
いきなり意味不明な事言ってるかもしれませんが、決して点棒を血で換算する作品や二巡先を読む作品のような事ではありません。
この場合の流れと言うのはそれぞれのプレイヤーがどういう目的で動こうとしているかです。
一つ前の記事でチームにはそれぞれ序盤、中盤、終盤に狙いがある事を書きましたがこの狙いが何でそのための準備をそれぞれの選手がどうやっているかという点に注目します。
例えばチームとして序盤Lv6のタイミングでボットでダイブをしてボットのアウタータレットを破壊する事を考えているとします。
Lv6まで何もしないでいたら、その行動の成功率は格段に下がります。まずは、事前準備として相手のボットのサモナースペルを落としたり相手のトップのテレポートが無い状態を作り出したりボットサイドのジャングルにワードを置いたりします。
これは、ただぼーっと見ているよりも「何故成功したのか?」「何故失敗したのか?」がわかるようになります。
その上で、その流れをより追えるようにミニマップを見る時間が増えたりアイテムの状態を確認します。
キャスター的な話しをすると実況はその場面に起きている事を話すので「誰々が~~をしています」という点を話しそれを解説が「どうして~~をしているのか」「これから~~を起こそうとしている」と線にします。
これは僕個人の観戦中の話になってしまいますが、観戦中殆どミニマップを見ているかと言われるとそんな事はありません。
理由として、プレイヤーが行動を起こすタイミングは決まっているからです。
例えばゲームが開始してレーニングが始まります。この時、ジャングルは1つずつ自分たちのキャンプを狩りますが狩っている間はその位置から大きく動きません。
また、その時レーナーは大きく自分のレーンから動きません。スワップ全盛期でマップの全てをゲーム序盤から動き続けるメタではないからこそその時間は映っているレーナーの動きに注目できるわけです。
これは、中盤以降のローテーションの時も同じ事が言えます。というのも、「チームとしての実力が高くなればなるほど、複数の作戦を同時に遂行するチームがいなくなる」からです。
ランク戦をしている時は「集団戦がしたい!」とピングをする人と「俺は絶対にレーンを押す!」とスプリットプッシュを続ける人と「俺は中立を狩りたい!」とジャングルに篭る人がいたりします。そうすると、全てを追うには常にミニマップを見ていないと把握漏れが生まれます。
しかし、いざ競技シーンになるとそうはいきません。その意識のズレ=ミスプレイでそれだけ付け入る隙になってしまいます。
だからこそ、「今このチームがやりたい事はバロンを取る事」とわかればそれだけでミニマップを見る時間、メイン画面を見る時間、アイテム欄を見る時間が分けられます。
なので、これから試合を見る人は実況解説が「何をしようとしているのか」「そのためにどんな準備をしようとしているのか」という部分に耳を傾けてみると今まで見逃していた事が追えるようになると思います。
ちなみに僕はミニマップで誰かがリコールモーションをかけたら大体アイテム欄に意識がいきます。集団戦が始まりそうになったら左右のチャンピオンアイコンを確認してTPの有無を見ます。でもたまに凄く集中してしまう事があってそういう時は画面の3分の1くらいしか見えなくなるのでそういう時は何も見えていません。
集団戦ってこのゲームの見どころの一つだと思うんですが、普通に見てると大体追えないと思うんですよ。リプレイあって初めてこの人こんな事してたんだ~ってよくあると思います。
ただ急に始まって、ぼーっと見てるだけだと誰が凄い事した!とか全然わからなくて日本の大会であれば日本語の実況解説が教えてくれますけど海外だと全部英語だったり韓国語だったり中国語だったりでわかりにくい…と思います。
僕は集団戦を見る時は3つのポイントで見るプレイヤーを切り替えます。
① 集団戦が始まる瞬間はそのきっかけを作れるスキルを持ってるチャンピオン
② 集団戦が始まった後は両チームのサポート
③ 集団戦が続いている場合は生き残っているキャリー
きっかけを作るチャンピオンが仕掛けなければ集団戦は起きません。どちらが起こすにしろ、仕掛けられるスキルを持っているチャンピオンが敵に近づけば近づくだけ集団戦が始まる可能性があると思ってください。
次に、両サポート。これは、集団戦においてサポートが一番やらなければいけない事が多いからです。
例えば味方のきっかけを作ったチャンピオンに合わせて一緒に前に出るサポートもいれば、味方のキャリーに張り付いている敵を引き剥がす役割のサポートもいます。
このサポートが集団戦の影の立役者であり功労者です。彼が何もしなければ集団戦は仕掛けられたか避けられたかのじゃんけんになってしまいます。
ただし、この人に全ての責任があるわけではありません。
最後にキャリーです。このゲームは極論「最後まで生き残ったキャリーがいるチーム」が勝利すると言っても過言じゃありません。
逆に言うとすぐに倒されてしまうキャリーは仕事ができていません。責任の全てを押し付けられてもおかしくはありません。
勿論、様々な要因の元キャリーは倒されます。しかし、ランク戦ではなく競技シーンにおけるキャリーは集団戦の最重要人物です。彼が何も考えずに味方に集団戦をさせているのであれば、それは4人でゲームをしている事になります。
なので、実は僕は集団戦の時は細かく見るプレイヤーを変えています。ただし、これは皆が皆やっている事ではないのでこの中から自分の中でここに絞って見よう!でいいと思います。
ここまで書きましたけど、正直見たいように見て楽しみたいように楽しむが一番です。
この記事の全てを否定しそうな発言ですが、あくまで見る時に細かく見たり意識して見る事を楽しむ方法というだけです。
実は試合は見るだけでも多くの情報を得られますし、僕はそれで知識を得ました。最初は日本語以外の外国語は全く読めないし聞き取れないしで視覚から情報を得るしかなかったからです。
その分だけ見る時に工夫して見ているのを書いてみました。
とりあえず、これでこのシリーズは全て書き終えました。あっという間なようで意外と長く、個人的には書けて本当に良かったと思っています。
lol-claの編集長には頭が上がりません。そして、この記事を読んでくれた皆さんにも頭が上がりません。
本当に最後になりますが、この記事をここまで読んでいただきありがとうございました。また、どこかの機会で記事を書く事があれば読んでいただけると嬉しいです。それでは。
早いもので(?)この記事も10回目です。半年以内に10回書いてるわけですから、一応月1以上のペースでは書いている事になってますね。
最初は自分の持っている知識をとりあえず形にしようと思っていたのですが、書いてみるとそれを相手にいかに伝わりやすくアウトプットするかがとても難しく最初の方は長ったらしいものになっていたなぁと思います。
試行錯誤を繰り返したり、期間が空いてる時もどういう内容がベストなのか考えていたので今後それが活きる記事を書き続けられたらなと思います。
という事で最後は今までのプレイヤー目線ではなく観戦者目線の話です。
でも、普通見る時なんて頭空っぽにして目の前で起きてる事だけに騒いでればいいじゃん!って思いません?正解です。
楽しみ方は人それぞれなので、全員に考えて試合を見ろとは言いませんがやはり競技シーンを追いかけたかったり競技シーンに関わっている人たちが試合をどう見るかは重要だと思います。
知っておくと大会を見るのが好きな人もちょっと楽しくなるかもしれません。
流れを見る
いきなり意味不明な事言ってるかもしれませんが、決して点棒を血で換算する作品や二巡先を読む作品のような事ではありません。
この場合の流れと言うのはそれぞれのプレイヤーがどういう目的で動こうとしているかです。
一つ前の記事でチームにはそれぞれ序盤、中盤、終盤に狙いがある事を書きましたがこの狙いが何でそのための準備をそれぞれの選手がどうやっているかという点に注目します。
例えばチームとして序盤Lv6のタイミングでボットでダイブをしてボットのアウタータレットを破壊する事を考えているとします。
Lv6まで何もしないでいたら、その行動の成功率は格段に下がります。まずは、事前準備として相手のボットのサモナースペルを落としたり相手のトップのテレポートが無い状態を作り出したりボットサイドのジャングルにワードを置いたりします。
これは、ただぼーっと見ているよりも「何故成功したのか?」「何故失敗したのか?」がわかるようになります。
その上で、その流れをより追えるようにミニマップを見る時間が増えたりアイテムの状態を確認します。
キャスター的な話しをすると実況はその場面に起きている事を話すので「誰々が~~をしています」という点を話しそれを解説が「どうして~~をしているのか」「これから~~を起こそうとしている」と線にします。
意識配分
これは僕個人の観戦中の話になってしまいますが、観戦中殆どミニマップを見ているかと言われるとそんな事はありません。
理由として、プレイヤーが行動を起こすタイミングは決まっているからです。
例えばゲームが開始してレーニングが始まります。この時、ジャングルは1つずつ自分たちのキャンプを狩りますが狩っている間はその位置から大きく動きません。
また、その時レーナーは大きく自分のレーンから動きません。スワップ全盛期でマップの全てをゲーム序盤から動き続けるメタではないからこそその時間は映っているレーナーの動きに注目できるわけです。
これは、中盤以降のローテーションの時も同じ事が言えます。というのも、「チームとしての実力が高くなればなるほど、複数の作戦を同時に遂行するチームがいなくなる」からです。
ランク戦をしている時は「集団戦がしたい!」とピングをする人と「俺は絶対にレーンを押す!」とスプリットプッシュを続ける人と「俺は中立を狩りたい!」とジャングルに篭る人がいたりします。そうすると、全てを追うには常にミニマップを見ていないと把握漏れが生まれます。
しかし、いざ競技シーンになるとそうはいきません。その意識のズレ=ミスプレイでそれだけ付け入る隙になってしまいます。
だからこそ、「今このチームがやりたい事はバロンを取る事」とわかればそれだけでミニマップを見る時間、メイン画面を見る時間、アイテム欄を見る時間が分けられます。
なので、これから試合を見る人は実況解説が「何をしようとしているのか」「そのためにどんな準備をしようとしているのか」という部分に耳を傾けてみると今まで見逃していた事が追えるようになると思います。
ちなみに僕はミニマップで誰かがリコールモーションをかけたら大体アイテム欄に意識がいきます。集団戦が始まりそうになったら左右のチャンピオンアイコンを確認してTPの有無を見ます。でもたまに凄く集中してしまう事があってそういう時は画面の3分の1くらいしか見えなくなるのでそういう時は何も見えていません。
集団戦中の目線
集団戦ってこのゲームの見どころの一つだと思うんですが、普通に見てると大体追えないと思うんですよ。リプレイあって初めてこの人こんな事してたんだ~ってよくあると思います。
ただ急に始まって、ぼーっと見てるだけだと誰が凄い事した!とか全然わからなくて日本の大会であれば日本語の実況解説が教えてくれますけど海外だと全部英語だったり韓国語だったり中国語だったりでわかりにくい…と思います。
僕は集団戦を見る時は3つのポイントで見るプレイヤーを切り替えます。
① 集団戦が始まる瞬間はそのきっかけを作れるスキルを持ってるチャンピオン
② 集団戦が始まった後は両チームのサポート
③ 集団戦が続いている場合は生き残っているキャリー
きっかけを作るチャンピオンが仕掛けなければ集団戦は起きません。どちらが起こすにしろ、仕掛けられるスキルを持っているチャンピオンが敵に近づけば近づくだけ集団戦が始まる可能性があると思ってください。
次に、両サポート。これは、集団戦においてサポートが一番やらなければいけない事が多いからです。
例えば味方のきっかけを作ったチャンピオンに合わせて一緒に前に出るサポートもいれば、味方のキャリーに張り付いている敵を引き剥がす役割のサポートもいます。
このサポートが集団戦の影の立役者であり功労者です。彼が何もしなければ集団戦は仕掛けられたか避けられたかのじゃんけんになってしまいます。
ただし、この人に全ての責任があるわけではありません。
最後にキャリーです。このゲームは極論「最後まで生き残ったキャリーがいるチーム」が勝利すると言っても過言じゃありません。
逆に言うとすぐに倒されてしまうキャリーは仕事ができていません。責任の全てを押し付けられてもおかしくはありません。
勿論、様々な要因の元キャリーは倒されます。しかし、ランク戦ではなく競技シーンにおけるキャリーは集団戦の最重要人物です。彼が何も考えずに味方に集団戦をさせているのであれば、それは4人でゲームをしている事になります。
なので、実は僕は集団戦の時は細かく見るプレイヤーを変えています。ただし、これは皆が皆やっている事ではないのでこの中から自分の中でここに絞って見よう!でいいと思います。
さいごに
ここまで書きましたけど、正直見たいように見て楽しみたいように楽しむが一番です。
この記事の全てを否定しそうな発言ですが、あくまで見る時に細かく見たり意識して見る事を楽しむ方法というだけです。
実は試合は見るだけでも多くの情報を得られますし、僕はそれで知識を得ました。最初は日本語以外の外国語は全く読めないし聞き取れないしで視覚から情報を得るしかなかったからです。
その分だけ見る時に工夫して見ているのを書いてみました。
とりあえず、これでこのシリーズは全て書き終えました。あっという間なようで意外と長く、個人的には書けて本当に良かったと思っています。
lol-claの編集長には頭が上がりません。そして、この記事を読んでくれた皆さんにも頭が上がりません。
本当に最後になりますが、この記事をここまで読んでいただきありがとうございました。また、どこかの機会で記事を書く事があれば読んでいただけると嬉しいです。それでは。
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