何故あなたのタワーシージは成功しないのか【LoLマクロ講座】
タワーを破壊するというLoLの基本でもっとも大切なことに関するtipsなど
こんにちは。
今回はLoLのマクロ講座的なものを書いてみようと思います。
タワーシージを題材に取り上げているので、本記事は
といった内容が中心となっております
LoLにおけるマクロとは、今回取り上げるタワーシージのほかに、ローテーションやエピックモンスターの管理、視界の確保と様々な要素が絡み合ったいわゆる戦術のことです。
本記事の内容に関しても、このゲーム特有の、「すべてその時の状況による」成分を多分に含んでいるのをあらかじめご了承ください。
またLoLはマクロのゲームという言われ方をすることもしばしばですが、これは部分的には間違っています。
競技シーンなど、プレイヤーに高度なミクロの知識やスキルが備わっている前提では、LoLはマクロのゲームと言えますが、私を含め多くの一般ユーザーはその前提部分が不足しているため、マクロの知識を十分に備えたとしても、それがイコールLoLの上手さにつながるわけではありません。
ミクロの知識は私が毎週更新しているフリーチャンピオンの紹介記事やwikiなどを読むことでも得られるので、合わせて読んでいただければなと思います。(露骨な宣伝)
それでは本題に移っていきましょう。
タワーシージとはタワーの破壊、それに伴う行動全般を表す言葉です。
タワーシージに必要な行動は直接的には次の2つです。
リフトヘラルドやジロット・ポータル、トリスターナのEのヨードルグレネードなどいくつかの例外はありますが、基本的にはこの2つを行うことで相手のタワーにダメージを与え、破壊することができます。
ではこの2つについてその理由などを個々に付け加えてみましょう。
最近ゲームを始めた方はご存知ないかもしれませんが、以前はミニオンがいなくても強引にタワーをシージすることができました。
が、現在のパッチでは、ミニオンがタワーの周囲にいないとタワーの防御力が著しく上昇するため、
ミニオンなしのタワーシージは本当にゲーム後半になってADCやタンクが育っていないと難しいです。
タワーに到達するミニオンが多ければ多いほど敵チャンピオンやタワーによるミニオン処理が遅れるため、シージが行いやすくなります。
こういった沢山のミニオンが溜まったウェーブのことをビッグウェーブと呼んだりします。
「乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに」
もちろんミニオンの攻撃だけでもタワーは破壊することができます。
ただ、それにはかなりの時間とミニオンの数が必要なのも事実です。
やはりチャンピオンが直接タワーを攻撃することがタワーシージにおいては大切になってきます。
チャンピオンは通常攻撃の射程がタワーの射程よりも短いので、タワーの範囲内に入って攻撃を行う必要が出てきます。
仮にタワーを守る敵チャンピオンがタワーを殴っている最中の自分に対して攻撃をしてきたとします。
ここでもしあなたが反撃をしてしまうと、タワーのターゲットが自分に切り替わり大ダメージを受けてしまうわけです。
他にもタワーシージ中にガンクを受けてしまったらどうでしょうか。
敵のタワーから自分のタワーまで長い距離を逃げる必要が出てきますね。
攻撃されても反撃しづらい、危険なエリアに踏み込まないとタワーシージは行えないのです。
ここまで読んで皆さんお判りでしょうが、タワーシージは基本的に守る側が有利です。
では攻め手側はこれらにどのような対策を取ればよいでしょうか。
前項で触れたタワーシージの基本行動その①、ミニオンがタワーの到達する。
これを妨害するために敵チャンピオンはタワー下のミニオンをクリアしてきます。
このウェーブクリアが早ければ早いほど、その②であるチャンピオンによるタワー攻撃が行える時間が減ってしまい、結果としてタワーを破壊するのに時間を要してしまうことになります。
例をあげてみましょう。
自分たちはボットのファーストタワーを取り、次にトップかミッドのファーストタワーを狙っていこうという状況です。
敵チャンピオンの構成がトップにドクター・ムンド、ミッドにアニビアという構成だったとします。
アニビアはアルティメットのブリザードでウェーブクリアを行うのが得意なチャンピオンですし、Wのアイスウォールによってタワーを叩きにきたチャンピオンの退路を断つこともできます。
一方でドクター・ムンドは優れたタンク性能やCC耐性を持っていますが、ウェーブクリア能力に乏しいチャンピオンです。
タワーシージの行いやすさという1点においてはトップレーンのほうが簡単なのはお判りですね。
たしかにミッドのファーストタワーはトップのそれよりも重要度としてははるかに高いですが、折れないミッドタワーよりは折れるトップタワーを優先したほうが当然時間やリソースを無駄にせずに済みます。
この状況で相手が取ってくる対策は
の大きく分けて3つになります。
3つ目の別サイドでの敵の動きというのは、本題とズレる部分が大きいので割愛するとして、
1つ目と2つ目は結果こそかわれど、こちらのタワーシージを咎める行動になっています。
なのでワーディングで知りたい情報は
① ミッドレーナーがレーンを離れたかどうか
② ジャングラーや他のレーナーがトップレーンに向かっているかどうか
の2点になります。
この2つは主に敵ミッドレーナーのロームを警戒するワードです。
ロームにいち早く気づければ、
リバーで自軍ミッドレーナーとトップレーンからサポートなどを送って挟み込んでキルを狙ったり、
トップでシージをしているチャンピオンを下がらせて、その間にミッドレーンを押し上げ、タワーを削ったりといった動きが行えます。
これは1つで敵の寄りを察知しやすい便利なワードです。
ただし敵の接近に気づくのが遅れるので、相手のジャングラーがジャーバンIVのような強力なエンゲージ能力を持っていた場合、多少リスクがあるワード位置になります。
これはボットレーナーやジャングラーの寄りを早めに察知できるワードです。
自軍のボットレーンにトップレーナーを送っている場合には、このワードにテレポートすることでタワー下の相手を挟み込んでダイブするといったプランも取れるようになります。
レーンに刺すとレーンを通ってくる相手に、クルーグのブッシュに刺すとブラストコーンやブリンクでトライブッシュを通らないように入ってくるジャングラーを察知できます。
・ウェーブクリアが遅いチャンピオンのいるレーンを狙ってシージを行う。
・相手のガンクやカバーの動きを察知できるようなワーディングを行う。
・相手が人数をかけて守ってくればその分どこかに隙が生まれるので、そのレーンに対してプレッシャーをかける。
2つ目の対策は、同時に2つ以上のレーンを押し上げるという作戦です。
同時に2つ以上のレーンにミニオンウェーブが到達すると、敵チームは戦力を分散させてウェーブをクリアするか、ミニオンウェーブを捨てるかの2択を強いられることになります。
前者を採った場合、タワーダイブやレーン間を移動するチャンピオンを捕まえるチャンスが生まれ、
後者を採った場合、ミニオンによってタワーを削られ、本来ミニオンから得られるはずだったゴールドと経験値を失ってしまいます。
特に初心者の方は見落としがちですが、誰もいないタワーにミニオンが到達し、タワーによってミニオンウェーブが処理されるという状況は非常にロスが大きいことで、これを繰り返していくと最終的にチャンピオン間のレベル差、装備差となって反映されてしまいます。
このミニオンウェーブを捨てるという選択肢のなかには、ただタワーを守るだけでなくエンゲージを仕掛けるというパターンも含んでいます。
これに関してはワーディングである程度ケアできるので、そこで解説しようと思います。
もし相手のエンゲージをいなす、あるいはイーブンでのキルトレードになった場合は、相手はサイドウェーブのミニオンの経験値を捨てることになります。
結果としては同じですね。
この2レーン以上にプレッシャーをかけるという作戦は、特にセカンドタワーを狙うときに役立ちます。
というのもセカンドタワー間は移動距離が短くその分通れるルートも少なくなるため、ワードによって相手の動きを把握しやすいのです。
ひと言に複数レーンにプレッシャーをかけるといっても、いくつかのパターンがあるので、それぞれの具体的な実行方法について解説していきましょう。
プッシュウェーブとは自分たちのミニオンの数が相手のミニオンウェーブに勝り、チャンピオンの介入なしにミニオンだけでウェーブが押し上げられていく状態のことです。
本記事の最初の方で触れたビッグウェーブを作るというやつですね。
ビッグウェーブの作り方は簡単で、相手の後衛ミニオンだけを倒しておくだけです。
前衛ミニオンは防御力が高い反面攻撃力が低く、倒すのに時間がかかります。
倒すのに時間がかかるということは後続の味方ミニオンとの合流までの時間が稼げます。
結果としてどんどん自軍のウェーブが大きくなっていくわけですね。
こうして出来たプッシュウェーブがサイドレーンのセカンドタワーするタイミングでローテーションを行って、別のタワーに狙いをかえても良いですし、
相手がウェーブを失っていくのを見ながらシージを続けるのもよいでしょう。
今回はLoLのマクロ講座的なものを書いてみようと思います。
タワーシージを題材に取り上げているので、本記事は
・タワーシージに必要な要素とはなにか
・どのような状況だとタワーシージが成功しやすいのか
・その状況をつくるためのワーディングの仕方
といった内容が中心となっております
LoLにおけるマクロとは、今回取り上げるタワーシージのほかに、ローテーションやエピックモンスターの管理、視界の確保と様々な要素が絡み合ったいわゆる戦術のことです。
本記事の内容に関しても、このゲーム特有の、「すべてその時の状況による」成分を多分に含んでいるのをあらかじめご了承ください。
またLoLはマクロのゲームという言われ方をすることもしばしばですが、これは部分的には間違っています。
競技シーンなど、プレイヤーに高度なミクロの知識やスキルが備わっている前提では、LoLはマクロのゲームと言えますが、私を含め多くの一般ユーザーはその前提部分が不足しているため、マクロの知識を十分に備えたとしても、それがイコールLoLの上手さにつながるわけではありません。
ミクロの知識は私が毎週更新しているフリーチャンピオンの紹介記事やwikiなどを読むことでも得られるので、合わせて読んでいただければなと思います。(露骨な宣伝)
それでは本題に移っていきましょう。
何故あなたのタワーシージは成功しないのか
タワーシージとはタワーの破壊、それに伴う行動全般を表す言葉です。
タワーシージに必要な行動は直接的には次の2つです。
① タワーにミニオンが到達する。
② タワーにチャンピオンが通常攻撃を行う。
リフトヘラルドやジロット・ポータル、トリスターナのEのヨードルグレネードなどいくつかの例外はありますが、基本的にはこの2つを行うことで相手のタワーにダメージを与え、破壊することができます。
ではこの2つについてその理由などを個々に付け加えてみましょう。
①タワーにミニオンが到達する
最近ゲームを始めた方はご存知ないかもしれませんが、以前はミニオンがいなくても強引にタワーをシージすることができました。
が、現在のパッチでは、ミニオンがタワーの周囲にいないとタワーの防御力が著しく上昇するため、
ミニオンなしのタワーシージは本当にゲーム後半になってADCやタンクが育っていないと難しいです。
タワーに到達するミニオンが多ければ多いほど敵チャンピオンやタワーによるミニオン処理が遅れるため、シージが行いやすくなります。
こういった沢山のミニオンが溜まったウェーブのことをビッグウェーブと呼んだりします。
「乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに」
②タワーにチャンピオンが通常攻撃を行う
もちろんミニオンの攻撃だけでもタワーは破壊することができます。
ただ、それにはかなりの時間とミニオンの数が必要なのも事実です。
やはりチャンピオンが直接タワーを攻撃することがタワーシージにおいては大切になってきます。
チャンピオンは通常攻撃の射程がタワーの射程よりも短いので、タワーの範囲内に入って攻撃を行う必要が出てきます。
仮にタワーを守る敵チャンピオンがタワーを殴っている最中の自分に対して攻撃をしてきたとします。
ここでもしあなたが反撃をしてしまうと、タワーのターゲットが自分に切り替わり大ダメージを受けてしまうわけです。
他にもタワーシージ中にガンクを受けてしまったらどうでしょうか。
敵のタワーから自分のタワーまで長い距離を逃げる必要が出てきますね。
攻撃されても反撃しづらい、危険なエリアに踏み込まないとタワーシージは行えないのです。
ここまで読んで皆さんお判りでしょうが、タワーシージは基本的に守る側が有利です。
では攻め手側はこれらにどのような対策を取ればよいでしょうか。
対策その1・ウェーブクリアの弱いレーン・チャンピオンを狙う
前項で触れたタワーシージの基本行動その①、ミニオンがタワーの到達する。
これを妨害するために敵チャンピオンはタワー下のミニオンをクリアしてきます。
このウェーブクリアが早ければ早いほど、その②であるチャンピオンによるタワー攻撃が行える時間が減ってしまい、結果としてタワーを破壊するのに時間を要してしまうことになります。
例をあげてみましょう。
自分たちはボットのファーストタワーを取り、次にトップかミッドのファーストタワーを狙っていこうという状況です。
敵チャンピオンの構成がトップにドクター・ムンド、ミッドにアニビアという構成だったとします。
アニビアはアルティメットのブリザードでウェーブクリアを行うのが得意なチャンピオンですし、Wのアイスウォールによってタワーを叩きにきたチャンピオンの退路を断つこともできます。
一方でドクター・ムンドは優れたタンク性能やCC耐性を持っていますが、ウェーブクリア能力に乏しいチャンピオンです。
タワーシージの行いやすさという1点においてはトップレーンのほうが簡単なのはお判りですね。
たしかにミッドのファーストタワーはトップのそれよりも重要度としてははるかに高いですが、折れないミッドタワーよりは折れるトップタワーを優先したほうが当然時間やリソースを無駄にせずに済みます。
ワーディング例
この状況で相手が取ってくる対策は
・ミッドかジャングルをトップに呼んでウェーブクリアを手伝う
・その両方やボットレーナーを呼んでガンクを狙う
・ボットやミッドなどこちらが人数を集めていないタワーやドラゴンなどのオブジェクトを取りにかかる
の大きく分けて3つになります。
3つ目の別サイドでの敵の動きというのは、本題とズレる部分が大きいので割愛するとして、
1つ目と2つ目は結果こそかわれど、こちらのタワーシージを咎める行動になっています。
なのでワーディングで知りたい情報は
① ミッドレーナーがレーンを離れたかどうか
② ジャングラーや他のレーナーがトップレーンに向かっているかどうか
の2点になります。
リバーの中央付近
赤バフ裏のブッシュ
この2つは主に敵ミッドレーナーのロームを警戒するワードです。
ロームにいち早く気づければ、
リバーで自軍ミッドレーナーとトップレーンからサポートなどを送って挟み込んでキルを狙ったり、
トップでシージをしているチャンピオンを下がらせて、その間にミッドレーンを押し上げ、タワーを削ったりといった動きが行えます。
トライブッシュのワード
これは1つで敵の寄りを察知しやすい便利なワードです。
ただし敵の接近に気づくのが遅れるので、相手のジャングラーがジャーバンIVのような強力なエンゲージ能力を持っていた場合、多少リスクがあるワード位置になります。
タワー奥のワード
これはボットレーナーやジャングラーの寄りを早めに察知できるワードです。
自軍のボットレーンにトップレーナーを送っている場合には、このワードにテレポートすることでタワー下の相手を挟み込んでダイブするといったプランも取れるようになります。
レーンに刺すとレーンを通ってくる相手に、クルーグのブッシュに刺すとブラストコーンやブリンクでトライブッシュを通らないように入ってくるジャングラーを察知できます。
まとめ
・ウェーブクリアが遅いチャンピオンのいるレーンを狙ってシージを行う。
・相手のガンクやカバーの動きを察知できるようなワーディングを行う。
・相手が人数をかけて守ってくればその分どこかに隙が生まれるので、そのレーンに対してプレッシャーをかける。
対策その2・複数のレーンに同時にプレッシャーをかける
2つ目の対策は、同時に2つ以上のレーンを押し上げるという作戦です。
同時に2つ以上のレーンにミニオンウェーブが到達すると、敵チームは戦力を分散させてウェーブをクリアするか、ミニオンウェーブを捨てるかの2択を強いられることになります。
前者を採った場合、タワーダイブやレーン間を移動するチャンピオンを捕まえるチャンスが生まれ、
後者を採った場合、ミニオンによってタワーを削られ、本来ミニオンから得られるはずだったゴールドと経験値を失ってしまいます。
特に初心者の方は見落としがちですが、誰もいないタワーにミニオンが到達し、タワーによってミニオンウェーブが処理されるという状況は非常にロスが大きいことで、これを繰り返していくと最終的にチャンピオン間のレベル差、装備差となって反映されてしまいます。
このミニオンウェーブを捨てるという選択肢のなかには、ただタワーを守るだけでなくエンゲージを仕掛けるというパターンも含んでいます。
これに関してはワーディングである程度ケアできるので、そこで解説しようと思います。
もし相手のエンゲージをいなす、あるいはイーブンでのキルトレードになった場合は、相手はサイドウェーブのミニオンの経験値を捨てることになります。
結果としては同じですね。
この2レーン以上にプレッシャーをかけるという作戦は、特にセカンドタワーを狙うときに役立ちます。
というのもセカンドタワー間は移動距離が短くその分通れるルートも少なくなるため、ワードによって相手の動きを把握しやすいのです。
ひと言に複数レーンにプレッシャーをかけるといっても、いくつかのパターンがあるので、それぞれの具体的な実行方法について解説していきましょう。
サイドレーンをプッシュウェーブにしてミッドにグループする
プッシュウェーブとは自分たちのミニオンの数が相手のミニオンウェーブに勝り、チャンピオンの介入なしにミニオンだけでウェーブが押し上げられていく状態のことです。
本記事の最初の方で触れたビッグウェーブを作るというやつですね。
ビッグウェーブの作り方は簡単で、相手の後衛ミニオンだけを倒しておくだけです。
前衛ミニオンは防御力が高い反面攻撃力が低く、倒すのに時間がかかります。
倒すのに時間がかかるということは後続の味方ミニオンとの合流までの時間が稼げます。
結果としてどんどん自軍のウェーブが大きくなっていくわけですね。
こうして出来たプッシュウェーブがサイドレーンのセカンドタワーするタイミングでローテーションを行って、別のタワーに狙いをかえても良いですし、
相手がウェーブを失っていくのを見ながらシージを続けるのもよいでしょう。
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