プロシーンのニッチピック通信簿vol.2 スウェイン on LCS
第2回のテーマはノクサスの元帥スウェイン!
こんにちは。
季節外れの雪と寒波に、フレヨルドタリヤのような恰好をしながらこの記事を書いています。
前回のヴェル=コズ編は思っていたよりも多くの反応をいただきありがとうございました。
ということで2回目はリメイクされてから何度かのバフを経て競技シーンに上ってきたノクサスの元帥・スウェインを扱ってみようと思います。
実はパッチ8.5のスウェインはもはやニッチピックとはいいがたく、3/20日時点でトップ5リーグで(LCK、LPL、LMS、EULCS、NALCSの5つのリーグのことです)
17Ban、9Pickと、わずか一週間でかなりの数登場し勝率も8勝1敗と目を見張るものがあります。
彼はどんな性質のチャンピオンで、どういった背景でピックされるようになったのか、について解説していこうとおもいます。
(龍帝スウェインめちゃくちゃかっこいいですよね。競技シーンでもこれか独裁者スキンが人気な気がします)
さてまずはリメイクされたスウェインのチャンピオンとしての特性について説明しておこうと思います。
1番の特徴は圧倒的なゾーニング性能です。
アルティメットの魔帝戴冠は発動時間が12秒間もあり、その間毎秒魔法ダメージを与え続けることが出来ます。
再使用時のダメージもすさまじく、一定量回復後は任意に発動できるためスウェインがを使っている最中は相手のキャリー陣は彼に近づくことが非常に難しくなります。
さらに固有能力の魔鴉は行動阻害を受けた敵チャンピオンを引き寄せることが出来るため、アルティメット展開時はもちろん、非展開時も相手のキャリー陣に対する高いプレッシャーを維持することが出来ます。
現在ミッドレーンのメタ的にあまり機動力の高いチャンピオンが多くないため、ゾーニングによって相手のダメージディーラーを封殺することもたやすいでしょう。
固有能力のクールダウンはレベル11で最短になり、レベル1の時は12秒ですが、6秒まで短縮されます。
メインスキルのQの死の手のレベルが5になり、アルティメットの魔帝戴冠がレベル2になるレベル11はスウェインにとってひとつのパワースパイクといえるでしょう。
2つ目はレーンでのサステイン性能です。
固有能力の魔鴉による引き寄せと、ヒット時に得られる魂のかけらは最大ヘルスに応じた回復力をもっており、これのおかげてトップレーンの長いレーン戦にも対応することが出来ます。
チーム戦ではによる視界確保能力も重要です。
トラッカーナイフがなくなってからはフェイスチェックを行わざるをえないシーンも多いので、リスクを減らすことができるこのスキルはアッシュのスカウトホークほどではないですが、非常に便利なスキルと言えるでしょう。
つまり彼はメイジでありながら比較的タンキーでゾーニング能力に優れ、トップでもミッドでもピックされうるということです。
でもそんなチャンピオン、他にもいますよね。
そうブラッドミアです。
パッチ8.3以前ではプロシーンで散見された彼ですが、徐々にピック数を減らしています。
次の項では、スウェインとブラッドミアの違い、メタの変化についてお話していこうと思います。
少しヴェル=コズの記事と被ってしまう部分はありますが、2018年のスプリングシーズンはパッチ8.4が大きな転換点となっています。
魔力アイテムの大幅な変更、バロン・エルダードラゴンバフの強化、そして統率の旗のバグ修正。
これらの変更により、平均ゲーム時間は短縮され、いかに最初のバロンを獲得するのか、という部分のフォーカスされるようになりました。
特にトップレーンではその時間帯に強いチャンピオンが優先されるようになり、サイオンやオーン、チョ=ガスといったチャンピオンがアビサルマスクと統率の旗をビルドし、20~25分の時間帯に行われるバロン戦に備える、というのが新たなメタとして加わりました。
(ドラフトの流れやリージョンによっては依然としてガングプランクやカミールといったチャンピオンもピックされますが)
この統率の旗というアイテムの登場によって、ブラッドミアとスウェインの運命は大きく変わっていきます。
さてここで前項で触れたブラッドミアとスウェインの違いについてお話しておきましょう。
ブラッドミアはマナを持たないチャンピオンで、Qの吸血で長いダメージトレードを得意とするチャンピオンです。
さらにWの紅血の沼による無敵化があるため、スプリットプッシュに向いたチャンピオンと言えます。
一方でスウェインはマナ有りチャンピオンであり、紅血の沼のような無敵化能力はありません。
ただしアルティメットを使用した際のゾーニング性能、時間はブラッドミアを凌駕し、自前の強力なCC、味方に合わせる能力もあるため、より集団戦に向いた性能といえるでしょう。
統率の旗によって強化されたミニオンは魔法ダメージに対して耐性を持つので、魔力系チャンピオンの天敵になっています。
ブラッドミアは魔力系のスプリットプッシャーなので、この影響をもろに受けました。
実際、パッチ8.2、8.3では25勝21敗だったのに対し、パッチ8.4以降では実際12勝16敗と苦戦しています。(全プロリーグ参照)
一方スウェインはどうかというと、彼もまた魔力系チャンピオンなので統率の旗は天敵です。
ただし彼の場合は集団戦の強さも持ち合わせているため幾分かマシですね。
魔力系チャンピオン、かつ集団戦が強いということで、出来ればミッドレーンでピックしたいところですが、スウェインは序盤のウェーブクリア能力に問題を抱えていました。
Qの死の手のレベルが上がりきるまではレーンのコントロールを握ることが難しいのです。
現在のジャングルメタはオラフやスカーナーといったコントロールジャングラー(ファームが早く、相手のジャングルを荒らせる、視界を取れるジャングラーのこと)になっているので、
ミッドレーンのコントロールが取れない=ジャングルもビハインドを背負うことになってしまうため、ミッドでのピックはかなりリスキーなのです。
そういった理由からパッチ8.4ではサイオンやオーンといった旗チャンピオンたちを避けて(ナーやレネクトンに対してピックされていました)トップで少数ピックされるにとどまっていました。
パッチ8.5になると、スウェインには大幅なバフが入りました。
全てのスキルに上方修正が入ったわけですが、一番大きかったのがのクールダウン短縮。低レベル時のクールタイムが短くなったことで待望のウェーブクリア能力を得ることが出来たのです。
これにより一気にスウェインは、トップメタの仲間入りを果たしました。
次はビルドについても見てみましょう。
8.4と8.5ではルーンの選択なども変わってきています。
8.4以前でも少数ピックされていたスウェインですが、ゾーニング能力を高めるためにグレイシャルオーグメントを使用するプレイヤーが多数派でした。
しかし、パッチ8.5ではフェイズラッシュを選ぶプレイヤーがほとんどになっています。
スウェイン自身が大きくバフされたことにより、よりアグレッシブに動けるようになったこともありますが、死の手の低レベル時のクールダウンが短縮されたことでフェイズラッシュを発動させやすくなったというのが大きいでしょう。
またトラッカーナイフが消えたことで、ストーカーブレードをもつジャングラーが増えたのも要因の一つです。
スローが様々なシチュエーションで飛んでくるメタだからこそ、スロー低減効果が彼のゾーニング能力をさらに底上げしてくれているのです。
このルーンはかなり流動的で、魔除けのオーブは敵チームが魔力ダメージに寄っている場合は強力ですし、初手にロッドオブエイジスを持つ場合はクールダウン目的で至高を選ぶというのも手です。
強まる嵐も高い魔力反映率を持っているスウェインには非常によくマッチしています。
サブパスも天啓でミニオン吸収装置を持つのが強力ですが選択の余地はあります。
対面やジャングラーのバーストが気になる場合は不滅にしてボーンアーマーと生気付与を取るパターンも競技シーンで見かけました。
サモナースペルはフラッシュとテレポートでほぼ確定です。
テレポートは序盤はレーン復帰、中盤以降はそのタンク、ゾーニング性能を活かしてフランカーへの(相手の背後を取るような位置のことです)テレポートイニシエートが強力です。
イニシエート能力に関してはEの束縛の爪によるキャッチくらいしかないので、自ら仕掛けるツールとしてテレポートがほぼ必須といえるだろう。
アイテムビルドに関しては大きく分けて2パターンが存在します。
女神の涙を買うビルドと買わないビルドです。
トップでピックする場合はを購入することが多いようです。これはレーンでのマナ枯れを防ぐほかに、最終的にセラフ・エンブレイスの発動効果により、タンキーになれるというのが理由でしょう。
トップでスウェインをピックするということは、タンクが1枚減るわけですから、オフタンク的な立ち回りを求めてのアイテム選択だと思います。
ビルド順に関しては→or→→orといった感じです。
ミッドでピックする場合は、を買わないことが多いです。
これはマナ系アイテムを2つ揃えるとややパワースパイクが遅くなり、ダメージ面を重視するならを、ユーティリティ面を重視するならやを買ったほうが効率が良いためです。
ビルド例としては
or→→→といったところでしょうか。相手のサステインが強ければも強力です。
スキルオーダーはR>Q>E>W。一般的なスキルオーダーになっています。
とにかくQの死の手がレベル5にすることが最優先です。
レベル1ではEの束縛の爪を取ります。ミニオンが一列に並んでいるところに打つことでQよりも効率よくミニオンにダメージを通すことができます。
レベル6までのオーダーの一例はEQQWQRといった感じです。Wの帝国の眼は単体だと当てづらいですが、ガンク合わせに使うと味方のCCに合わせたり逃げ道をふさげたりと強力なので、レベル3か4で取っておきましょう。
前回に引き続いてやっていきましょう。
スウェインの今後についてです。
評価は4段階で行いたいと思います。評価は以下の通りです。
4点:エウレカ! これはきっと世界を席巻するNewメタになりますね。
3点:素晴らしいピック! このチャンピオンをピックするフォロアーが各地で出てくるでしょう。
2点:悪くないね! 弱点はあるけど部分的には成立しています。
1点:残念! 意欲的なピックだったけどあまり成功しなさそうです。
さて今回のスウェインの評価は・・・
4点:エウレカ! これはきっと世界を席巻するNewメタになりますね。
もはやニッチピックとは呼べないくらい競技シーンに登場していますね。
この記事を書いている最中にもLCKで2回もピックされていました。
ここまであれこれ理由を書いてきておいてなんですが、現状スウェインはチャンピオン性能が高すぎます。
ゾーニング、キャッチ、タンク、ウェーブクリアとすべての性能が高水準にまとまっています。
ただし、イニシエート能力が低いことがスウェインというチャンピオンの課題です。
少し触れましたがフランカーへのテレポートくらいしか有用なイニシエート手段はないので、ザックやサイオン、アリスター、ジンといったイニシエート出来るチャンピオンを一緒にピックする必要があるでしょう。
カウンターとしてはスウェインを孤立させやすいアニビア、カイトが得意でスローも頻繁にかけられるカルマあたりが思いつきます。
いくらウェーブクリアが得意になったとはいえ、パワースパイクはレベル11以降のチャンピオンですから、ブリンクアサシンもそれほと戦いやすい相手とはいえないでしょう。
直線的な動きのチャンピオンにはやでの反撃が行いやすいので、フィズやゼドあたりをぶつけるのが新たなニッチピックとして登場するかもしれません。
ということで第2回いかがだったでしょうか。
スウェインの記事を書こうと考えはじめたのが先週の土曜日くらいだったのですが、あっという間にB/P回数が増えてしまってニッチ感は少し減ってしまったのがちょっと残念です。
今回も一生懸命書いたのでもしよかったらシェアしてください。
次回があるかもしれません。
季節外れの雪と寒波に、フレヨルドタリヤのような恰好をしながらこの記事を書いています。
前回のヴェル=コズ編は思っていたよりも多くの反応をいただきありがとうございました。
ということで2回目はリメイクされてから何度かのバフを経て競技シーンに上ってきたノクサスの元帥・スウェインを扱ってみようと思います。
実はパッチ8.5のスウェインはもはやニッチピックとはいいがたく、3/20日時点でトップ5リーグで(LCK、LPL、LMS、EULCS、NALCSの5つのリーグのことです)
17Ban、9Pickと、わずか一週間でかなりの数登場し勝率も8勝1敗と目を見張るものがあります。
彼はどんな性質のチャンピオンで、どういった背景でピックされるようになったのか、について解説していこうとおもいます。
(龍帝スウェインめちゃくちゃかっこいいですよね。競技シーンでもこれか独裁者スキンが人気な気がします)
新しくなったスウェインの特徴
さてまずはリメイクされたスウェインのチャンピオンとしての特性について説明しておこうと思います。
1番の特徴は圧倒的なゾーニング性能です。
アルティメットの魔帝戴冠は発動時間が12秒間もあり、その間毎秒魔法ダメージを与え続けることが出来ます。
再使用時のダメージもすさまじく、一定量回復後は任意に発動できるためスウェインがを使っている最中は相手のキャリー陣は彼に近づくことが非常に難しくなります。
さらに固有能力の魔鴉は行動阻害を受けた敵チャンピオンを引き寄せることが出来るため、アルティメット展開時はもちろん、非展開時も相手のキャリー陣に対する高いプレッシャーを維持することが出来ます。
現在ミッドレーンのメタ的にあまり機動力の高いチャンピオンが多くないため、ゾーニングによって相手のダメージディーラーを封殺することもたやすいでしょう。
固有能力のクールダウンはレベル11で最短になり、レベル1の時は12秒ですが、6秒まで短縮されます。
メインスキルのQの死の手のレベルが5になり、アルティメットの魔帝戴冠がレベル2になるレベル11はスウェインにとってひとつのパワースパイクといえるでしょう。
2つ目はレーンでのサステイン性能です。
固有能力の魔鴉による引き寄せと、ヒット時に得られる魂のかけらは最大ヘルスに応じた回復力をもっており、これのおかげてトップレーンの長いレーン戦にも対応することが出来ます。
チーム戦ではによる視界確保能力も重要です。
トラッカーナイフがなくなってからはフェイスチェックを行わざるをえないシーンも多いので、リスクを減らすことができるこのスキルはアッシュのスカウトホークほどではないですが、非常に便利なスキルと言えるでしょう。
つまり彼はメイジでありながら比較的タンキーでゾーニング能力に優れ、トップでもミッドでもピックされうるということです。
でもそんなチャンピオン、他にもいますよね。
そうブラッドミアです。
パッチ8.3以前ではプロシーンで散見された彼ですが、徐々にピック数を減らしています。
次の項では、スウェインとブラッドミアの違い、メタの変化についてお話していこうと思います。
ファイターメタから旗メタへ
少しヴェル=コズの記事と被ってしまう部分はありますが、2018年のスプリングシーズンはパッチ8.4が大きな転換点となっています。
魔力アイテムの大幅な変更、バロン・エルダードラゴンバフの強化、そして統率の旗のバグ修正。
これらの変更により、平均ゲーム時間は短縮され、いかに最初のバロンを獲得するのか、という部分のフォーカスされるようになりました。
特にトップレーンではその時間帯に強いチャンピオンが優先されるようになり、サイオンやオーン、チョ=ガスといったチャンピオンがアビサルマスクと統率の旗をビルドし、20~25分の時間帯に行われるバロン戦に備える、というのが新たなメタとして加わりました。
(ドラフトの流れやリージョンによっては依然としてガングプランクやカミールといったチャンピオンもピックされますが)
この統率の旗というアイテムの登場によって、ブラッドミアとスウェインの運命は大きく変わっていきます。
さてここで前項で触れたブラッドミアとスウェインの違いについてお話しておきましょう。
ブラッドミアはマナを持たないチャンピオンで、Qの吸血で長いダメージトレードを得意とするチャンピオンです。
さらにWの紅血の沼による無敵化があるため、スプリットプッシュに向いたチャンピオンと言えます。
一方でスウェインはマナ有りチャンピオンであり、紅血の沼のような無敵化能力はありません。
ただしアルティメットを使用した際のゾーニング性能、時間はブラッドミアを凌駕し、自前の強力なCC、味方に合わせる能力もあるため、より集団戦に向いた性能といえるでしょう。
統率の旗によって強化されたミニオンは魔法ダメージに対して耐性を持つので、魔力系チャンピオンの天敵になっています。
ブラッドミアは魔力系のスプリットプッシャーなので、この影響をもろに受けました。
実際、パッチ8.2、8.3では25勝21敗だったのに対し、パッチ8.4以降では実際12勝16敗と苦戦しています。(全プロリーグ参照)
一方スウェインはどうかというと、彼もまた魔力系チャンピオンなので統率の旗は天敵です。
ただし彼の場合は集団戦の強さも持ち合わせているため幾分かマシですね。
魔力系チャンピオン、かつ集団戦が強いということで、出来ればミッドレーンでピックしたいところですが、スウェインは序盤のウェーブクリア能力に問題を抱えていました。
Qの死の手のレベルが上がりきるまではレーンのコントロールを握ることが難しいのです。
現在のジャングルメタはオラフやスカーナーといったコントロールジャングラー(ファームが早く、相手のジャングルを荒らせる、視界を取れるジャングラーのこと)になっているので、
ミッドレーンのコントロールが取れない=ジャングルもビハインドを背負うことになってしまうため、ミッドでのピックはかなりリスキーなのです。
そういった理由からパッチ8.4ではサイオンやオーンといった旗チャンピオンたちを避けて(ナーやレネクトンに対してピックされていました)トップで少数ピックされるにとどまっていました。
パッチ8.5になると、スウェインには大幅なバフが入りました。
全てのスキルに上方修正が入ったわけですが、一番大きかったのがのクールダウン短縮。低レベル時のクールタイムが短くなったことで待望のウェーブクリア能力を得ることが出来たのです。
これにより一気にスウェインは、トップメタの仲間入りを果たしました。
次はビルドについても見てみましょう。
8.4と8.5ではルーンの選択なども変わってきています。
競技シーンでのスウェインのビルド
8.4以前でも少数ピックされていたスウェインですが、ゾーニング能力を高めるためにグレイシャルオーグメントを使用するプレイヤーが多数派でした。
しかし、パッチ8.5ではフェイズラッシュを選ぶプレイヤーがほとんどになっています。
スウェインのルーン設定例
スウェイン自身が大きくバフされたことにより、よりアグレッシブに動けるようになったこともありますが、死の手の低レベル時のクールダウンが短縮されたことでフェイズラッシュを発動させやすくなったというのが大きいでしょう。
またトラッカーナイフが消えたことで、ストーカーブレードをもつジャングラーが増えたのも要因の一つです。
スローが様々なシチュエーションで飛んでくるメタだからこそ、スロー低減効果が彼のゾーニング能力をさらに底上げしてくれているのです。
このルーンはかなり流動的で、魔除けのオーブは敵チームが魔力ダメージに寄っている場合は強力ですし、初手にロッドオブエイジスを持つ場合はクールダウン目的で至高を選ぶというのも手です。
強まる嵐も高い魔力反映率を持っているスウェインには非常によくマッチしています。
サブパスも天啓でミニオン吸収装置を持つのが強力ですが選択の余地はあります。
対面やジャングラーのバーストが気になる場合は不滅にしてボーンアーマーと生気付与を取るパターンも競技シーンで見かけました。
スウェインのサモナースペル
サモナースペルはフラッシュとテレポートでほぼ確定です。
テレポートは序盤はレーン復帰、中盤以降はそのタンク、ゾーニング性能を活かしてフランカーへの(相手の背後を取るような位置のことです)テレポートイニシエートが強力です。
イニシエート能力に関してはEの束縛の爪によるキャッチくらいしかないので、自ら仕掛けるツールとしてテレポートがほぼ必須といえるだろう。
スウェインのアイテムビルド
アイテムビルドに関しては大きく分けて2パターンが存在します。
女神の涙を買うビルドと買わないビルドです。
トップでピックする場合はを購入することが多いようです。これはレーンでのマナ枯れを防ぐほかに、最終的にセラフ・エンブレイスの発動効果により、タンキーになれるというのが理由でしょう。
トップでスウェインをピックするということは、タンクが1枚減るわけですから、オフタンク的な立ち回りを求めてのアイテム選択だと思います。
ビルド順に関しては→or→→orといった感じです。
ミッドでピックする場合は、を買わないことが多いです。
これはマナ系アイテムを2つ揃えるとややパワースパイクが遅くなり、ダメージ面を重視するならを、ユーティリティ面を重視するならやを買ったほうが効率が良いためです。
ビルド例としては
or→→→といったところでしょうか。相手のサステインが強ければも強力です。
スウェインのスキルオーダー
スキルオーダーはR>Q>E>W。一般的なスキルオーダーになっています。
とにかくQの死の手がレベル5にすることが最優先です。
レベル1ではEの束縛の爪を取ります。ミニオンが一列に並んでいるところに打つことでQよりも効率よくミニオンにダメージを通すことができます。
レベル6までのオーダーの一例はEQQWQRといった感じです。Wの帝国の眼は単体だと当てづらいですが、ガンク合わせに使うと味方のCCに合わせたり逃げ道をふさげたりと強力なので、レベル3か4で取っておきましょう。
スウェインは今後もピックされ続けるか
前回に引き続いてやっていきましょう。
スウェインの今後についてです。
評価は4段階で行いたいと思います。評価は以下の通りです。
4点:エウレカ! これはきっと世界を席巻するNewメタになりますね。
3点:素晴らしいピック! このチャンピオンをピックするフォロアーが各地で出てくるでしょう。
2点:悪くないね! 弱点はあるけど部分的には成立しています。
1点:残念! 意欲的なピックだったけどあまり成功しなさそうです。
さて今回のスウェインの評価は・・・
4点:エウレカ! これはきっと世界を席巻するNewメタになりますね。
もはやニッチピックとは呼べないくらい競技シーンに登場していますね。
この記事を書いている最中にもLCKで2回もピックされていました。
ここまであれこれ理由を書いてきておいてなんですが、現状スウェインはチャンピオン性能が高すぎます。
ゾーニング、キャッチ、タンク、ウェーブクリアとすべての性能が高水準にまとまっています。
ただし、イニシエート能力が低いことがスウェインというチャンピオンの課題です。
少し触れましたがフランカーへのテレポートくらいしか有用なイニシエート手段はないので、ザックやサイオン、アリスター、ジンといったイニシエート出来るチャンピオンを一緒にピックする必要があるでしょう。
カウンターとしてはスウェインを孤立させやすいアニビア、カイトが得意でスローも頻繁にかけられるカルマあたりが思いつきます。
いくらウェーブクリアが得意になったとはいえ、パワースパイクはレベル11以降のチャンピオンですから、ブリンクアサシンもそれほと戦いやすい相手とはいえないでしょう。
直線的な動きのチャンピオンにはやでの反撃が行いやすいので、フィズやゼドあたりをぶつけるのが新たなニッチピックとして登場するかもしれません。
おわりに
ということで第2回いかがだったでしょうか。
スウェインの記事を書こうと考えはじめたのが先週の土曜日くらいだったのですが、あっという間にB/P回数が増えてしまってニッチ感は少し減ってしまったのがちょっと残念です。
今回も一生懸命書いたのでもしよかったらシェアしてください。
次回があるかもしれません。
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