Worlds2022プレイインを終えてのメタ感想
グループステージ前にプレイインのメタを振り返る
メキシコシティで行われていたWorlds2022のプレイインステージが終了した。
日本代表、DetonationFocusMeはノックアウトステージまで進んだものの、中国第4シードのRoyalNeverGiveupに3-1で敗れ大会を後にした。
とはいえ、世界トップリージョンの中国代表に対して1ゲーム獲得するなどいい戦いをし、今年からPool2に昇格したLJLの実力を見せてくれた、といった内容だったといえるだろう。
さて本記事では、プレイインを終えた段階でのメタ分析やグループステージ以降の動きの予測などを交えて書いていこうとおもう。
今年のSummerのメタは非常にレッドサイドが不利だった。
シヴィアや
ゼリ、
ユーミ、
カリスタ、
ドレイブン、
ルシアンといったOPチャンピオンがボットレーンに集中しており、1stバンフェイズはそれらをBANする義務、いわゆる税金が発生していたからだ。
しかしこのWorldsパッチではそれらすべてがナーフされ、さらにJgで強力だった
ウーコン、
ポッピー、ミッドで強力だった
アーリ、
アジール、トップで強かった
レネクトンとメタを彩ったチャンピオンが軒並みパワーをそがれた。
そのため、バンピックにはある程度の柔軟性が戻り、レッドサイドの不利も小さくなったように思える。
チャンピオンパワーが全体的に低いメタでは、フレックスピック、カウンターピック、そしてグローバルアルティメットが活躍する傾向にある。
チャンピオンパワーが低いメタだと多少ロールを跨いでパワーが落ちてもゲーム全体に及ぼす影響が低いためフレックスが効きやすく、フレックスが効くことでカウンターピックも取りやすくなる。
今のメタでいえば
セジュアニや
マオカイを先に見せておいて、相手のトップが
エイトロックスになったらJgに回して後出しでTop
フィオラをぶつける、といった流れだ。
3つ目のグローバルアルティメットに関してはレーン戦の弱さが問題になりにくく、数の理論で有利になれることが大きい。
プレイインではそこまで多くはピックされていないが、
ガングプランクや
パンテオン、
ガリオ、
シェンなどがこれに該当する。
グループステージ以降、
サイラスがもっと積極的にBANされるようになれば
ツイステッド・フェイトをピックするチームも出てきそうだ。
多くのメタチャンピオンがナーフされた一方、
へカリム、
グレイブス、
ミス・フォーチュン、
マオカイといったチャンピオンは大きくバフをされプレイインで多くピックされた。
へカリムに関してはパフォーマンスが安定していてエンゲージできるチャンピオン。構成が崩れることもないので比較的安全なピックになっている。
アカリや
カイ=サといった相性のいいチャンピオンがメタに多いこともあってグループステージ以降も一定数ピックされるだろう。
グレイブスもまたコントロール系のジャングラーとして一定の地位を築いている。Summerで
トランドルが担っていた部分を分け合うようなイメージだ。
両者ともにファームが早く、相手のエンゲージ系Jgにプレッシャーをかけやすい。
ダメージが望める
グレイブスとメタにべた足ADCが多いためカウンターになりやすい
トランドルということで棲み分けも出来ており、
ヴィエゴと合わせてこの3枚でフレックスでJgに回される
マオカイや
セジュアニといったタンクたちをいじめるピックとして今後も活躍しそうだ。
ミス・フォーチュンに関しては、個人的な感想でいえば「思ったより上手く機能している」といったところだ。
正直言って現代の競技シーンにおいて彼女のスキルセットはやや時代遅れ感があり、
バレットタイムを打ち込むために構成をかなり整える必要がある。
実際Midに
ザックを置くなどの工夫をするチームもあった。
ただボットレーン全体のパワーが落ちたこともあって、レーンの強さを評価して
ドレイブンの代替ピックのような役割を担うシーンもある。
これが「思ったより上手く機能している」という評価に至った部分だ。
最後に問題児の
マオカイだがこれについては次項で話そうと思う。
マオカイも同様に大きくバフされたチャンピオンでメタにマッチしたフレックス性が高い。
プレイインでは
エイトロックスが多くピックされたこともあって、主にJgで使用され勝率68%を記録した。
とにかく
苗木投げによる視界制圧能力と
大地の捕縛による安全なエンゲージとリスクを最小にしながらプレイすることが出来、ゲーム運営をかなり簡単にしてくれるチャンピオンと言える。
同様にゲーム運営を簡単にするチャンピオンが、
シヴィアと
ユーミだ。
シヴィアはナーフを受けたもののウェーブコントロール能力は依然として健在、レーン戦以降絶対にミッドのコントロールで主導権を握れる上、
ミス・フォーチュンや
トリスターナに対しても強いため、メタ的にもピックしやすい位置にいる。
ユーミは回復力という意味ではナーフされてしまったが、キャッチ性能は健在。ダメージディーラーとしてはむしろバフを受けた。
チャンピオンパワーが低いメタでは、ミスを咎めることも重要になってくるため、簡単に相手のポジションミスを突ける
ユーミは睨み合いや視界の取り合いで圧倒的に有利なチャンピオンである。
マオカイの苗木を踏んでスローがかかったところに
きまぐれミサイルで追撃されるのを想像してみよう。
イライラで頭皮の
化が進んでしまうことだろう。
この3体のチャンピオンは現メタにおいてゲーム運営を簡単にしすぎるチャンピオンたちなので、グループステージで上位シードのチームがBAN/PICKを含めてどのように対処してくるのか注目している。
プレイインで多くバンされたチャンピオンのなかで明暗を分けているのが
エイトロックスと
ケイトリンだ。
エイトロックスはこれまで21バン・24ピックで勝率70%なのに対し、24バンの
ケイトリンは4ピックでまだ1勝も挙げられていない。
エイトロックスに関してはプレイインのチームたちがカウンターに苦労していた印象だった。
ティーモや
ジリアン、
ガレンといったわけのわからないチャンピオンがピックされていたことからもそれが伺える。
ただ後半になって
ケネンが比較的安定のカウンターピックになってきており、
フィオラや
イレリアといったチャンピオンをうまく使えるチームもグループステージ以降増えそうなので、プレイインほどのパフォーマンスは発揮しないと予想している。
ケイトリンはチャンピオンパワーはともかく、チームゲームにおいて採用する難易度がプレイインのチームには高すぎたのかなという印象だ。
ケイトリンをピックした場合、基本的には
ラックスのようなメイジサポートとセットでピックしてレーンを制圧し、タワープレートを割ってゴールド面で先行して逃げ切るというゲームプランを取ることになるが、それを完遂するためには中盤にダメージを出してくれるMidやマップコントロールできるJg、Jgがボットレーンにリソースを使う関係上1人で戦えるTopとピックを整えることが必要だ。
さらにミスなく立ち回って2アイテムでパワースパイク的に追い越される
ミス・フォーチュンや
カイ=サ、
アフェリオスといったチャンピオンから逃げ切らなければいけない。
ただ上位シードのチームはこういったマクロを完遂できるだけの力があるため、上手く運用しているところを見てみたい気持ちもある。
カイ=サ、
ミス・フォーチュンがメタの中心になっていたボットレーンだが、グループステージ以降では少し変化がみられると思っている。
その中心になりそうなのは
トリスターナと
ヴァルス。
トリスターナは
カイ=サのカウンターで
ラピッドファイアがバフを受けたこともあって以前より早い時間帯からDPSを出せるようなった。
ヴァルスはSummerのプレーオフから少しずつ評価を上げてきているチャンピオンでレーン戦の強さ、エンゲージ力、DPSとバランスが良い。
正直ADCのパワーはSummerのときと比べて大幅に落ちているので、
カイ=サは安定ピックで上位に残るものの
セラフィーンのようなAPチャンプや
エズリアル、
セナ、
ヤスオあたりまでなんでもピックされる可能性があり混沌としている。
そのあたりにピックを取られて
ミス・フォーチュンはプレイインと比べれば数を減らしそうだ。
サポートは
レオナ、
アリスター、
ノーチラスといったタンクエンゲージャーがメインになっていきそうだが、
レナータ・グラスクも復権してきそうだ。
レナータ・グラスクはスキルセットが強力なためSummerでも人気のピックだったがヘルスを大きく減らされて以降リスクのあるピックになっている。
今回プレイインでは
ミス・フォーチュンという強力なレーナーが存在していたためリスクもあって敬遠されていた節もあったが、彼女の評価が下がり始めた後半になってピックされるようになってきた。
ケイトリンとの相性も悪くないため、うまい運用してくるチームが見てみたいという願望込みで注目ピックとして紹介させてもらった。
今年のWorldsパッチは大幅なナーフと引き換えに近年では珍しくバランスのよいパッチになっていると思う。
それだけに上位シードのチームがどんな風にメタを読んで、どんな構成を出してくるのか全く分からないし、楽しみでもある。
この記事の予想も当たる気は全くしていないが、なんとなく観戦する上での楽しみになってくれたら幸いである。
日本代表、DetonationFocusMeはノックアウトステージまで進んだものの、中国第4シードのRoyalNeverGiveupに3-1で敗れ大会を後にした。
とはいえ、世界トップリージョンの中国代表に対して1ゲーム獲得するなどいい戦いをし、今年からPool2に昇格したLJLの実力を見せてくれた、といった内容だったといえるだろう。
さて本記事では、プレイインを終えた段階でのメタ分析やグループステージ以降の動きの予測などを交えて書いていこうとおもう。
全体的にチャンピオンパワーの低い環境
今年のSummerのメタは非常にレッドサイドが不利だった。






しかしこのWorldsパッチではそれらすべてがナーフされ、さらにJgで強力だった





そのため、バンピックにはある程度の柔軟性が戻り、レッドサイドの不利も小さくなったように思える。
チャンピオンパワーが全体的に低いメタでは、フレックスピック、カウンターピック、そしてグローバルアルティメットが活躍する傾向にある。
チャンピオンパワーが低いメタだと多少ロールを跨いでパワーが落ちてもゲーム全体に及ぼす影響が低いためフレックスが効きやすく、フレックスが効くことでカウンターピックも取りやすくなる。
今のメタでいえば




3つ目のグローバルアルティメットに関してはレーン戦の弱さが問題になりにくく、数の理論で有利になれることが大きい。
プレイインではそこまで多くはピックされていないが、




グループステージ以降、


バフを受けたOPチャンピオンたちの立ち位置
多くのメタチャンピオンがナーフされた一方、









両者ともにファームが早く、相手のエンゲージ系Jgにプレッシャーをかけやすい。
ダメージが望める






正直言って現代の競技シーンにおいて彼女のスキルセットはやや時代遅れ感があり、

実際Midに

ただボットレーン全体のパワーが落ちたこともあって、レーンの強さを評価して

これが「思ったより上手く機能している」という評価に至った部分だ。
最後に問題児の

リーグオブレジェンド2.0 イージータイプ

プレイインでは

とにかく


同様にゲーム運営を簡単にするチャンピオンが、






チャンピオンパワーが低いメタでは、ミスを咎めることも重要になってくるため、簡単に相手のポジションミスを突ける



イライラで頭皮の

この3体のチャンピオンは現メタにおいてゲーム運営を簡単にしすぎるチャンピオンたちなので、グループステージで上位シードのチームがBAN/PICKを含めてどのように対処してくるのか注目している。
エイトロックスとケイトリン
プレイインで多くバンされたチャンピオンのなかで明暗を分けているのが








ただ後半になって






さらにミスなく立ち回って2アイテムでパワースパイク的に追い越される



ただ上位シードのチームはこういったマクロを完遂できるだけの力があるため、上手く運用しているところを見てみたい気持ちもある。
何が出てきても不思議ではないボットレーンのメタ


その中心になりそうなのは






正直ADCのパワーはSummerのときと比べて大幅に落ちているので、





そのあたりにピックを取られて

サポートは





今回プレイインでは


おわりに
今年のWorldsパッチは大幅なナーフと引き換えに近年では珍しくバランスのよいパッチになっていると思う。
それだけに上位シードのチームがどんな風にメタを読んで、どんな構成を出してくるのか全く分からないし、楽しみでもある。
この記事の予想も当たる気は全くしていないが、なんとなく観戦する上での楽しみになってくれたら幸いである。
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