解説者たちのポストファンネリング時代のメタ予測【Patch8.14】
JCC解説者リクルートさんとlol-cla編集長がメタを語る
こんにちは。
1か月間という長期間にわたって競技シーンで運用されたパッチ8.13が終わり、今週末のEU、NALCSからパッチ8.14が適用されます。(されるはずです、たぶん)
そこで本記事ではパッチ8.14でどんなチーム構成やチャンピオンが出てくるのか、パッチ8.13のメタの流れや8.14のパッチノートに触れつつ予想していこうと思います。
今回はJCCで解説を務め、Enlifeのイベントなどでも活躍しているリクルートさん(@rikuruto_9 )との対談形式でお届けしたいと思います。(リクルートさんのlol-cla内でのページはこちら)
聞き手はLCK2部、Challengers Korea公式日本語配信に出演中のあかさん(@pokemon_red)です。
(ChallengersKoreaは毎週月17:00~木14:00~金14:00~のスケジュールで絶賛放送中です。配信URLはこちら)
あかさん
「本日はよろしくお願いします。パッチ8.14のメタを予測する前に、パッチ8.13での流れを確認しておきたいんだけど、このパッチ、長く使われたこともあって、始まった当初と今週(7月第4週)とでまったく別のメタになっちゃったよね」
リクルート
「Worldsパッチみたいにパッチ内でのメタの変遷が激しかったね。
最初のうちはファンネリングとエンゲージ・チームファイトって感じだったんだけど、今はキャッチ能力を持ったチャンピオンを軸にカイトだったり、ゾーニングだったりって、チーム構成の幅が広がったって印象」
あかさん
「オーンのナーフが大きかったんだとおもう。
安定したエンゲージャーがいなくなって、大きな集団戦を起こすよりもキャッチしてバロンにつなげるっていう戦術が流行り出したのかなって。
このパッチの最初の方、ザックとか出てきてたのに、いま全く見なくなったよね」
リクルート
「その中でゾーニング構成が流行るのは予想外だった。ただこれがいまドラフトで優先順位の高いのノクターンやスウェインに対して刺さってるんだよね」
あかさん
「どちらもゾーニングに弱いチャンピオンだからね。結果としてLCKではめちゃくちゃ試合時間が伸びてる。いまはバロンが取ったら勝ちってくらい強力なオブジェクトだから、じりじりとした試合の取り合いやキャッチ合戦が繰り広げられてる」
リクルート
「ゾーニングメタになってオリアナとかアジールがピックされるようになって、膠着状態が続くとなると今度はトップレーンではスプリットプッシュが出来るチャンピオンの価値があがって、ジェイスやナーやケネンが登場するようになったし、メタがグルグルしてる」
あかさん
「パッチ8.11以降メタがカオスだってよく言われてたけど、ファンネリングが衰退した今のほうがよっぽどカオスな気がするんだよね。
8.11~12のころってチームファイトするかスノーボールするか、もしくはファンネリングするかって感じで、3すくみみたいになってたんだけど、
8.13の後半てリージョンによってはチームファイトもしてるし、カイトも、スノーボールも、ゾーニングもある。
まさになんでもありって感じ」
あかさん
「ところであれだけ最強のチーム構成とか言われてたファンネリングなんだけど、8.13後半では全く見なくなったよね。どうして消えてしまったんだろう」
リクルート
「簡単に言えば、対策が分かってしまったってことなんだけど、ファンネリングの弱点って2つあって、
1つは15~20分くらいまではファームだけし続けなきゃいけない点、
もう1つはジャングラーがいない点。
だからファンネリング構成と戦う場合は、サイドレーンに有利なピックを作り上げて、ダイブを仕掛けて試合のテンポを速めていくっていうのが定跡になってる」
あかさん
「キンドレッドとかゾーイとか、そうでなくてもメタの上位にいるチャンピオンがファンネリング構成に刺さってるのも辛いよね。AfreecaFreecs対Griffinの試合はその最たるものだったし」
(編集注:Griffinのルシアンブラウムのファンネリング構成に対して、Afreecaがゾーイとキンドレッドをぶつけ、完勝した。動画はこちら)
あかさん
「パッチ8.14でマチェットとタリスマンの変更があって、ファンネリングは完全に終わったと思うけど、レーンスマイトは残ると思う?こないだのMVPの構成みたいなやつ」
(MVP vs AfreecaFreecs 動画はこちら)
リクルート
「あれ、面白かったよね。ミッドスマイトは残ると思うけど、ボットとかトップで持つことは減るかなあって予想。
スマイト持てば確実にレーンのコントロールは取れるからミッドで持つ恩恵はまだまだ大きいと思う。スカトルの取り合いでも強くなるしね」
あかさん
「僕は逆でボットレーンは残ってミッドは消えるかなって思ってる。
だってミッドってただでさえゴールド集まるし、うっかりFB取ってゴールドペナルティ受けたら目も当てられなくない?タリスマン持たないとか売っちゃうって手もあるけど、それは恩恵が薄いと思うな。
ボットレーン、特に青側はクルーグがいるからスマイト持ってもいいかなって。モルデカイザーとか特に中立狩るとモリモリ回復できるし。
あとで触れるけどトップレーンのメタの変化もあってボットサイドのクリープは残りやすいと思うんだよね」
あかさん
「ジャングルアイテムの変更の話も出たことだし、パッチノートで気になる部分とかについて話しましょうか」
リクルート
「ジンクスとトゥイッチのバフはどう考えてもやりすぎ。あとその2人も相性いいカルマもめちゃくちゃ大きなバフが入ったから、プロテクトキャリー構成を試すチームは絶対出てくるよね」
あかさん
「初期ヘルスが50あがったり、初期防御力が5あがったりって、ゴールド換算で100g分くらいのバフだし、かなり大きいよね。極端な言い方すれば最初から1アシストもらった状態でスタートするようなものだから」
リクルート
「ボットレーンでいうとスウェインにはそこそこ大きなナーフが入ったけど、結局QとEに変更がなければレーンでの存在感は落ちないし、まだまだメタに居座ると思う。
8.13でブラッドミアにも似たようなナーフ入ったけど未だにピックされ続けてるようにね」
あかさん
「モルガナとかもナーフ受けたわけじゃないし、ハイマーディンガーなんかも含めたメイジタイプのボットレーナー対マークスマン、その中にジンクスとかの選択肢が増えるって感じになりそうだね」
リクルート
「あとなんといってもテレポートのナーフが大きい。
影響ないって言う人もいるんだけど、レベル2~3くらいにリコールしてアイテム買ってでレーンに復帰して、そのあとレベル6とか2ndバフタイミングでボットレーンにで介入って使い方が出来なくなるのが大きい。
あとのナーフでイグナイトを持ったレーン強者が絶対メタに上がってくると思うんだけど、を持ってるとそういったチャンピオンに対して歯が立たないし、ガンクとかでコケたときの保険も効きにくくなった」
あかさん
「トップレーンは修羅場になりそう。を持ってるにせよ、持ってないにせよ、壮絶なつぶし合いになることは間違いないから。そうなると2v2に強いリー・シンとかエリスは復権してきそうだよね」
リクルート
「特にはバフ受け続けてるからね。絶対LCKではピックされると思う。だってKRのジャングラー、みんなこの2チャンプ大好きでしょ。
2v2に強くてトップへキャンプするって意味ではレク=サイも復権するかも。
逆にメタから消えそうなのはセジュアニかなあ。ただでさえ、8.14で大きなナーフを受けた上に、天敵といっていい肉食系ジャングラーが帰ってきそうだから」
あかさん
「トップのレーン強者の話の戻るけど、候補はパンテオン、レネクトン、クインあたりかな」
リクルート
「僕は推し。
グローバルUltを持っててテレポートを持たないデメリットが小さい。一応WにCCを持ってるから腐りにくいし、序盤トップをドミネートして、後半は育ったジンクスのサポートをする、みたいな構成も取れる。最悪ジャングルでも使えるからフレックス性という意味でも強力だとおもう」
あかさん
「クインなんかはコケたらそれで終わりだからね。ただ育った時のリターンは一番大きい。レネクトンは案外後半も強いからプロ好みするピックかも。
ハイリスクハイリターンの、そこから、の順にマイルドになっていくイメージ。
もちろんダリウス、ジェイスなんかもまだまだピックされるとは思うけど」
リクルート
「ガングプランクとかドクター・ムンドはメタから消えちゃうかもなー。とくにとかこれからのトップレーンの過酷な環境で全く生き残れる気がしない」
あかさん
「今回、テレポートのナーフで影響が大きいのはトップレーンで、逆にボットレーンはジンクスやエズリアルみたいなADCが保険としてを持ち続けるってことになりそうなんだよね、皮肉なことに」
リクルート
「ただ、チームゲームにおけるテレポートってゲーム後半になればなるほど存在感が大きくなるから、いままで通りトップレーナーがを持ち続けるってことになるかもしれない。だから一番意見が割れてる部分なんだろうけど」
あかさん
「トップレーンが激しくやりあう試合展開の速いゲームが多くなるとすると、ミッドレーンもパワースパイクが早かったりレーンのコントロール取れるチャンピオンが評価上げそう。
中でもアーリはバフが大きくて、しかもトップレーンのダイブメタなんか一番マッチしてるチャンピオン」
リクルート
「8.13でもわりと採用されてるルブランがどうしようもないから、彼女をBANするなり対策をすればかなり有力なピックになりそう。プロテクトキャリー構成でも、トップのスノーボール構成でも即時発動のCCがあるっていうのは腐りにくくて強いよね」
あかさん
「ヴェル=コズもパワースパイクが早くてそういうメタにあってる。ギャンカーが増えるとそこが辛いチャンピオンではあるんだけど。というか既に強かったしバフした意図がわからないんだけど」
リクルート
「ほんとにね。間違いなくピック数は増えるだろうね。ボットレーンでつかってもいいし」
あかさん
「ミッドでいうと、そろそろツイステッドフェイトが出てきてもいいのかなって。高いローム性能はメタにマッチしてるし、ソロQの勝率もずーっと上位をキープしてる。
メタのミッドチャンピオンもそこまでレーン強者がいないし、可能性は十分あると思うな。
トップ、ジャングル、ミッドとか相手にとって悪夢でしかないでしょ」
あかさん
「いろいろ話したけどそろそろまとめに入ろうと思う。一番環境が変わりのそうなのはトップレーンで、レーンでの激しいつぶし合いが行われそうってこと」
リクルート
「そうなるとローム出来るサポートの価値が上がるよね。パイクとか。プロテクトキャリー構成にしちゃうと、ジンクスとかはレーンで1人放置できないからトップレーンにサポートを介入させにくいって弱点がある」
あかさん
「それでも育っちゃえばゲームを壊せるだけのポテンシャルはあるし、トップは割り切ってテレポートもったタンクにしちゃうって手もあるのかな。
チョ=ガスとかオーンとか。
ミッドにゾーイやアーリみたいなキャッチ性能があるチャンピオンを用意しておけば、試合時間を延ばせるし」
リクルート
「ただ8.13で流行ってるゾーニング構成ってプロテクトキャリー構成のカウンターなんだよね。トランドルとかオリアナはプロプレイヤーからすればいままで通りのピックだし、すんなりチームに組み込めるだろうから、そこがプロテクトキャリー構成を試す上での懸念かな」
あかさん
「ゾーニング構成がこのままメタに残り続けるとするならビクターをボットレーンで使うチームが出てくるんじゃないかなって予想してる。
元々ゾーニング性能は高いし、ミッドだとパワースパイクの遅さが気になるけど、ボットなら問題ないし。バフ受け続けてるチャンピオンの1体でもあるからね」
リクルート
「まとめるとパンテオンやエリスなどをつかったトップレーンのスノーボール構成、ジンクスをつかったプロテクトキャリー構成、オリアナなどをつかったゾーニング構成の3つが8.14だと出てきそう、ってことでいいんじゃないかな」
あかさん
「LCKファンボとしては、トップが熱いメタは楽しみ。スター選手同士のプライドマッチになるからね。
思ったより長くなっちゃいましたね。今日はありがとうございました」
リクルート
「ありがとうございました」
いかがだったでしょうか。
私の住んでいる関東地方は猛暑がひと段落しましたが、サモナーズリフトではトップレーンに暑い夏がやってきそう、というのが解説者2人の共通見解でした。
各リージョンがプレーオフに向かっていくなかでこういったスノーボールメタが浮上するのは見ているほうもスリリングで、楽しめるんじゃないかなぁと思っています。
面白かったらシェア等お願いします。
好評なら続きがあるかもしれません。
1か月間という長期間にわたって競技シーンで運用されたパッチ8.13が終わり、今週末のEU、NALCSからパッチ8.14が適用されます。(されるはずです、たぶん)
そこで本記事ではパッチ8.14でどんなチーム構成やチャンピオンが出てくるのか、パッチ8.13のメタの流れや8.14のパッチノートに触れつつ予想していこうと思います。
今回はJCCで解説を務め、Enlifeのイベントなどでも活躍しているリクルートさん(@rikuruto_9 )との対談形式でお届けしたいと思います。(リクルートさんのlol-cla内でのページはこちら)
聞き手はLCK2部、Challengers Korea公式日本語配信に出演中のあかさん(@pokemon_red)です。
(ChallengersKoreaは毎週月17:00~木14:00~金14:00~のスケジュールで絶賛放送中です。配信URLはこちら)
パッチ8.13内でのメタの変遷
あかさん
「本日はよろしくお願いします。パッチ8.14のメタを予測する前に、パッチ8.13での流れを確認しておきたいんだけど、このパッチ、長く使われたこともあって、始まった当初と今週(7月第4週)とでまったく別のメタになっちゃったよね」
リクルート
「Worldsパッチみたいにパッチ内でのメタの変遷が激しかったね。
最初のうちはファンネリングとエンゲージ・チームファイトって感じだったんだけど、今はキャッチ能力を持ったチャンピオンを軸にカイトだったり、ゾーニングだったりって、チーム構成の幅が広がったって印象」
あかさん
「オーンのナーフが大きかったんだとおもう。
安定したエンゲージャーがいなくなって、大きな集団戦を起こすよりもキャッチしてバロンにつなげるっていう戦術が流行り出したのかなって。
このパッチの最初の方、ザックとか出てきてたのに、いま全く見なくなったよね」
リクルート
「その中でゾーニング構成が流行るのは予想外だった。ただこれがいまドラフトで優先順位の高いのノクターンやスウェインに対して刺さってるんだよね」
あかさん
「どちらもゾーニングに弱いチャンピオンだからね。結果としてLCKではめちゃくちゃ試合時間が伸びてる。いまはバロンが取ったら勝ちってくらい強力なオブジェクトだから、じりじりとした試合の取り合いやキャッチ合戦が繰り広げられてる」
リクルート
「ゾーニングメタになってオリアナとかアジールがピックされるようになって、膠着状態が続くとなると今度はトップレーンではスプリットプッシュが出来るチャンピオンの価値があがって、ジェイスやナーやケネンが登場するようになったし、メタがグルグルしてる」
あかさん
「パッチ8.11以降メタがカオスだってよく言われてたけど、ファンネリングが衰退した今のほうがよっぽどカオスな気がするんだよね。
8.11~12のころってチームファイトするかスノーボールするか、もしくはファンネリングするかって感じで、3すくみみたいになってたんだけど、
8.13の後半てリージョンによってはチームファイトもしてるし、カイトも、スノーボールも、ゾーニングもある。
まさになんでもありって感じ」
なぜファンネリングは消えたのか
あかさん
「ところであれだけ最強のチーム構成とか言われてたファンネリングなんだけど、8.13後半では全く見なくなったよね。どうして消えてしまったんだろう」
リクルート
「簡単に言えば、対策が分かってしまったってことなんだけど、ファンネリングの弱点って2つあって、
1つは15~20分くらいまではファームだけし続けなきゃいけない点、
もう1つはジャングラーがいない点。
だからファンネリング構成と戦う場合は、サイドレーンに有利なピックを作り上げて、ダイブを仕掛けて試合のテンポを速めていくっていうのが定跡になってる」
あかさん
「キンドレッドとかゾーイとか、そうでなくてもメタの上位にいるチャンピオンがファンネリング構成に刺さってるのも辛いよね。AfreecaFreecs対Griffinの試合はその最たるものだったし」
(編集注:Griffinのルシアンブラウムのファンネリング構成に対して、Afreecaがゾーイとキンドレッドをぶつけ、完勝した。動画はこちら)
あかさん
「パッチ8.14でマチェットとタリスマンの変更があって、ファンネリングは完全に終わったと思うけど、レーンスマイトは残ると思う?こないだのMVPの構成みたいなやつ」
(MVP vs AfreecaFreecs 動画はこちら)
リクルート
「あれ、面白かったよね。ミッドスマイトは残ると思うけど、ボットとかトップで持つことは減るかなあって予想。
スマイト持てば確実にレーンのコントロールは取れるからミッドで持つ恩恵はまだまだ大きいと思う。スカトルの取り合いでも強くなるしね」
あかさん
「僕は逆でボットレーンは残ってミッドは消えるかなって思ってる。
だってミッドってただでさえゴールド集まるし、うっかりFB取ってゴールドペナルティ受けたら目も当てられなくない?タリスマン持たないとか売っちゃうって手もあるけど、それは恩恵が薄いと思うな。
ボットレーン、特に青側はクルーグがいるからスマイト持ってもいいかなって。モルデカイザーとか特に中立狩るとモリモリ回復できるし。
あとで触れるけどトップレーンのメタの変化もあってボットサイドのクリープは残りやすいと思うんだよね」
パッチ8.14の重要な変更点とメタ予測
ジンクスのバフはかなり大きい
あかさん
「ジャングルアイテムの変更の話も出たことだし、パッチノートで気になる部分とかについて話しましょうか」
リクルート
「ジンクスとトゥイッチのバフはどう考えてもやりすぎ。あとその2人も相性いいカルマもめちゃくちゃ大きなバフが入ったから、プロテクトキャリー構成を試すチームは絶対出てくるよね」
あかさん
「初期ヘルスが50あがったり、初期防御力が5あがったりって、ゴールド換算で100g分くらいのバフだし、かなり大きいよね。極端な言い方すれば最初から1アシストもらった状態でスタートするようなものだから」
リクルート
「ボットレーンでいうとスウェインにはそこそこ大きなナーフが入ったけど、結局QとEに変更がなければレーンでの存在感は落ちないし、まだまだメタに居座ると思う。
8.13でブラッドミアにも似たようなナーフ入ったけど未だにピックされ続けてるようにね」
あかさん
「モルガナとかもナーフ受けたわけじゃないし、ハイマーディンガーなんかも含めたメイジタイプのボットレーナー対マークスマン、その中にジンクスとかの選択肢が増えるって感じになりそうだね」
テレポートナーフによるトップの環境変化
リクルート
「あとなんといってもテレポートのナーフが大きい。
影響ないって言う人もいるんだけど、レベル2~3くらいにリコールしてアイテム買ってでレーンに復帰して、そのあとレベル6とか2ndバフタイミングでボットレーンにで介入って使い方が出来なくなるのが大きい。
あとのナーフでイグナイトを持ったレーン強者が絶対メタに上がってくると思うんだけど、を持ってるとそういったチャンピオンに対して歯が立たないし、ガンクとかでコケたときの保険も効きにくくなった」
あかさん
「トップレーンは修羅場になりそう。を持ってるにせよ、持ってないにせよ、壮絶なつぶし合いになることは間違いないから。そうなると2v2に強いリー・シンとかエリスは復権してきそうだよね」
リクルート
「特にはバフ受け続けてるからね。絶対LCKではピックされると思う。だってKRのジャングラー、みんなこの2チャンプ大好きでしょ。
2v2に強くてトップへキャンプするって意味ではレク=サイも復権するかも。
逆にメタから消えそうなのはセジュアニかなあ。ただでさえ、8.14で大きなナーフを受けた上に、天敵といっていい肉食系ジャングラーが帰ってきそうだから」
あかさん
「トップのレーン強者の話の戻るけど、候補はパンテオン、レネクトン、クインあたりかな」
リクルート
「僕は推し。
グローバルUltを持っててテレポートを持たないデメリットが小さい。一応WにCCを持ってるから腐りにくいし、序盤トップをドミネートして、後半は育ったジンクスのサポートをする、みたいな構成も取れる。最悪ジャングルでも使えるからフレックス性という意味でも強力だとおもう」
あかさん
「クインなんかはコケたらそれで終わりだからね。ただ育った時のリターンは一番大きい。レネクトンは案外後半も強いからプロ好みするピックかも。
ハイリスクハイリターンの、そこから、の順にマイルドになっていくイメージ。
もちろんダリウス、ジェイスなんかもまだまだピックされるとは思うけど」
リクルート
「ガングプランクとかドクター・ムンドはメタから消えちゃうかもなー。とくにとかこれからのトップレーンの過酷な環境で全く生き残れる気がしない」
あかさん
「今回、テレポートのナーフで影響が大きいのはトップレーンで、逆にボットレーンはジンクスやエズリアルみたいなADCが保険としてを持ち続けるってことになりそうなんだよね、皮肉なことに」
リクルート
「ただ、チームゲームにおけるテレポートってゲーム後半になればなるほど存在感が大きくなるから、いままで通りトップレーナーがを持ち続けるってことになるかもしれない。だから一番意見が割れてる部分なんだろうけど」
アーリとヴェル=コズはメタにマッチしている
あかさん
「トップレーンが激しくやりあう試合展開の速いゲームが多くなるとすると、ミッドレーンもパワースパイクが早かったりレーンのコントロール取れるチャンピオンが評価上げそう。
中でもアーリはバフが大きくて、しかもトップレーンのダイブメタなんか一番マッチしてるチャンピオン」
リクルート
「8.13でもわりと採用されてるルブランがどうしようもないから、彼女をBANするなり対策をすればかなり有力なピックになりそう。プロテクトキャリー構成でも、トップのスノーボール構成でも即時発動のCCがあるっていうのは腐りにくくて強いよね」
あかさん
「ヴェル=コズもパワースパイクが早くてそういうメタにあってる。ギャンカーが増えるとそこが辛いチャンピオンではあるんだけど。というか既に強かったしバフした意図がわからないんだけど」
リクルート
「ほんとにね。間違いなくピック数は増えるだろうね。ボットレーンでつかってもいいし」
あかさん
「ミッドでいうと、そろそろツイステッドフェイトが出てきてもいいのかなって。高いローム性能はメタにマッチしてるし、ソロQの勝率もずーっと上位をキープしてる。
メタのミッドチャンピオンもそこまでレーン強者がいないし、可能性は十分あると思うな。
トップ、ジャングル、ミッドとか相手にとって悪夢でしかないでしょ」
パッチ8.14予測まとめ
あかさん
「いろいろ話したけどそろそろまとめに入ろうと思う。一番環境が変わりのそうなのはトップレーンで、レーンでの激しいつぶし合いが行われそうってこと」
リクルート
「そうなるとローム出来るサポートの価値が上がるよね。パイクとか。プロテクトキャリー構成にしちゃうと、ジンクスとかはレーンで1人放置できないからトップレーンにサポートを介入させにくいって弱点がある」
あかさん
「それでも育っちゃえばゲームを壊せるだけのポテンシャルはあるし、トップは割り切ってテレポートもったタンクにしちゃうって手もあるのかな。
チョ=ガスとかオーンとか。
ミッドにゾーイやアーリみたいなキャッチ性能があるチャンピオンを用意しておけば、試合時間を延ばせるし」
リクルート
「ただ8.13で流行ってるゾーニング構成ってプロテクトキャリー構成のカウンターなんだよね。トランドルとかオリアナはプロプレイヤーからすればいままで通りのピックだし、すんなりチームに組み込めるだろうから、そこがプロテクトキャリー構成を試す上での懸念かな」
あかさん
「ゾーニング構成がこのままメタに残り続けるとするならビクターをボットレーンで使うチームが出てくるんじゃないかなって予想してる。
元々ゾーニング性能は高いし、ミッドだとパワースパイクの遅さが気になるけど、ボットなら問題ないし。バフ受け続けてるチャンピオンの1体でもあるからね」
リクルート
「まとめるとパンテオンやエリスなどをつかったトップレーンのスノーボール構成、ジンクスをつかったプロテクトキャリー構成、オリアナなどをつかったゾーニング構成の3つが8.14だと出てきそう、ってことでいいんじゃないかな」
あかさん
「LCKファンボとしては、トップが熱いメタは楽しみ。スター選手同士のプライドマッチになるからね。
思ったより長くなっちゃいましたね。今日はありがとうございました」
リクルート
「ありがとうございました」
いかがだったでしょうか。
私の住んでいる関東地方は猛暑がひと段落しましたが、サモナーズリフトではトップレーンに暑い夏がやってきそう、というのが解説者2人の共通見解でした。
各リージョンがプレーオフに向かっていくなかでこういったスノーボールメタが浮上するのは見ているほうもスリリングで、楽しめるんじゃないかなぁと思っています。
面白かったらシェア等お願いします。
好評なら続きがあるかもしれません。
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