パッチ8.16感想 電撃のナーフとOPチャンピオンの調整
タンクは今回のバフで日の目を見ることができるのか、パッチ8.16を読む
こんにちは。3回目で段々と定例化してきたパッチノート感想文です。
統計等は上がってきていないので、筆者の単なる「感想」ですが、お付き合いいただければ幸いです。
パッチ8.16の大きな変更点はダメージを与えるルーンの全体的なナーフです。
特に多くのアサシンやジャングラーが積んでいた電撃には大きな調整が入り、全体的にバーストダメージが下がりました。
他にもタンク系のチャンピオンのバフやOPチャンピオンのナーフなど、ゲーム全体の変更というよりはバランス調整といった感じのパッチとなっています。
ゲームバランス以外だとオレリオン・ソルに待望の新スキンが追加されたり、新モード・ネクサスブリッツが追加されたりとそのあたりも楽しみなパッチになっています。
8月17日からユアショップが開店するのも見逃せません。
もしスキン購入を考えている方は、ユアショップの開店を待ってからでも遅くないでしょう。
では個別の項目についてみていきます。
序盤から瞬間ダメージの出るルーンが全体的にナーフを受けました。
具体的には電撃、エアリー召喚、サドンインパクト、追い打ち、追火の覇道・魔道に属するルーンたちです。
エアリー召喚は序盤のダメージ部分のナーフを受けたものの、かわりにシールド付与量がバフされました。
トップレーンでケネンやジェイスのようなチャンピオンが「悪用」する場合のパワーが下がり、ジャンナやルルといったサポートチャンピオンが使うときには価値が若干あがるような調整となっています。
とはいえ、終盤のスケールが良くなったわけでもないので、基本的にはナーフと思って良いでしょう。
サポートチャンピオンにとっても序盤はシールドやヒールをすることよりも、AAなどでハラスをする機会のほうが多いはずなので。
サドンインパクト・追い打ちは序盤の瞬間ダメージを減らす目的でナーフされました。
まあ意図通りの変更といった感じですが、追い打ちの序盤のダメージ量がほぼ半減しているのは気になります。
追火はダメージが半減したかわりにクールダウンも半減しました。
ただ単に序盤のダメージを水増しする目的で使われてきたルーンですが、今回の変更で頻繁にハラスを行えるチャンピオン向けの調整になったといえるでしょう。
ただ、10秒毎にスキルでハラスを出来るチャンピオンは限られるので、単純なルーンのパワーとしてはやや落ちたのかなという印象です。
さて本命の電撃の調整についてです。
はダメージが落ちた代わりにクールダウンが短くなりました。
レーンで頻繁に電撃を発動できるチャンピオンにとってはバフともいえますが、活かせそうなチャンピオンはザイラやバードといったアグレッシブなサポートチャンピオンが中心で、
リー・シンをはじめとするガンクが得意なジャングラーや、フィズなどのミッドアサシンにとってはナーフといっていいでしょう。
特にジャングラーは多くがこのキーストーンを選択していたのでゲーム内での存在感が全体的にスポイルされてしまったのかな、という感じです。
ただし、栄華系や不滅系のジャングラーは影響をうけないので、
セジュアニやザックといったタンク系や、
プレスアタックを持つキンドレッドやフェイズラッシュを持つシン・ジャオあたりは相対的にティアが上がりそうです。
既に評価が高いチャンピオンのなかだとグレイブスやノクターン、オラフも電撃を持たないジャングラーなので、評価を上げそうです。
特にオラフ、ノクターンはトランドルが戦いづらい相手でしたが、彼が大幅にナーフを受けたこともあって環境に跋扈しそうです。
電撃が選択肢に入っていたグラガスやレンガーのようなチャンピオンたちは、それぞれプレデターやフリートフットワークなどにキーストーンが移り変わっていくでしょう。
追い風のナーフは正直不可解です。電撃の代わりに使われるだろうプレデターとの相性を考えてのことでしょうかね。
結果、このパッチで魔道パスの価値は激減しました。
ジャングルでサブを魔道にしてを取るというのが定石になっていましたが、メイン覇道でサブに栄華を置いたり、メイン栄華でサブは覇道・天啓・不滅とった選択をするプレイヤーが増えそうです。
さて、次はOPと言われていたチャンピオンの調整についてです。
チャンピオン毎に個別にコメントを付けていきます。
レーンでのサステインがかなり削られました。
競技シーンでは彼の定位置は「右下」となっていますが、Qのダーキンブレードの射程をナーフしない限り、引き続きBAN常連のままでしょう。
ソロQ的にはちょうどよいくらいのバランスになってきたかな、という感じです。
前回のパッチにて行ったフィズへのバフは少々やり過ぎでした。(原文ママ)
魔力反映率がほんのり削られただけに見えますが、電撃のナーフがもろに効いているチャンピオンです。
このパッチで勝率はかなり落ち着くでしょう。
パワースパイクが遅いはずのチャンピオンなのにレーンでの安定性が高すぎて弱い時間帯が見当たらないというのがオリアナの問題点でした。
そういう意味では今回のナーフは妥当だとは思いますが、合わせてキーストーンであるエアリー召喚までナーフされてしまったので、Riotの想定以上に勝率が落ちるかもしれません。
終わりです。
トランドルはこのパッチではサモナーズリフトを離れ、故郷のフレヨルドで野球を楽しむことになるでしょう。
流石にナーフされ過ぎて、そろそろ競技シーンでもオープンになり始めそうです。
追い風と電撃のナーフも痛い。痛すぎる。
天敵のオラフが増えそうなのも相当辛いです。
まだまだ強いとおもいます。
ただ重要なルーンである追い風もナーフを受けたので、もしかしたらプレスアタックにキーストーンを変えるプレイヤーが出てくるかもしれません。
びっくりするほど虚弱体質になりました。
めまいがするほどステータスが低いので、流石にピックのを躊躇するレベルですね。
じわじわとナーフを受けていたこともあって、これで一気に姿を消しそうです。
8.14でも大きくナーフを受けていて、今回はスキルのダメージが一律20下げられた上に、攻撃反映率も下がり、電撃もナーフを受けたということでチャンピオンパワーは相当低くなりました。
ただ集団戦の強さは結局健在なので、ソロQの勝率的な意味では激減、とまではいかないでしょう。
もう大分弱いチャンピオンになりました。
プロはまだまだ悪用し続けると思いますが、相方だったトランドルがいなくなってしまったので、競技シーンでも姿を消すかも知れません。
ADC枠にマークスマンが徐々にかえってきつつある、というタイミングで、今度はタンクチャンピオンをバフしようという試みです。
ただ、トップレーンに関しては征服者に調整が入ったわけではないので、チョ=ガスやドクタームンドといったヘルスがとてつもなくスケールするチャンピオン以外、まだまだ苦しい立場といえるでしょう。
一方でタンクジャングルは電撃が弱体化したことである程度復権してきそうです。
中でもサイオンのバフは正直調整ミスを疑うレベルです。
ジャングルを1周するだけで以前と比べて41も恒久ヘルスを得ることができるようになりました。
シンダーハルクとの相性もよいのでクリア速度に問題がなければメタに上がってくるでしょう。
レオナはこのところバフを受け続けています。
めんどうだったモルガナやタム・ケンチといったピーラーは次々とナーフを受けているので、そろそろトップメタに近い位置まで登ってきているでしょう。
そのタム・ケンチはより攻撃的にプレイしてほしいという意図の調整を受けましたが、これははっきりいってとてつもないナーフです。
タム・ケンチに苦しめられていたスレッシュのようなフック系やアッシュといったキャッチ力のあるADCにとっては間接的なバフともいえるでしょう。
そのフック系のなかではノーチラスが調整されました。
頻繁にダメージトレードを行えるならバフと言えそうですが、このチャンピオンはマナがとにかく足りないので、その問題点をどう解決するかですね。
今まで通りの使い方を想定するとややナーフとも取れそうです。
トップでといった感じのルーン設定で使ってみたい気はします。
もしくは、とかでしょうか。
いかがだったでしょうか。
触れなかった中だとヒールのバフは結構大きく、テレポートとのクールダウンの差が120秒になったので、ADCのヒールが戻ってきそうですね。
今回のダメージルーンの調整はアサシンの価値が相対的にさがったりジャングルのメタがまるっと変わってしまう可能性もあったりと、見た目以上に大きな変更のような気がしています。
ここからWorldsパッチに向けて、Riotがどういう方向で調整していくのかも楽しみです。
面白かったらシェア等お願いします。
していただけるとまた次回も記事書こうかなってアレになるので。
統計等は上がってきていないので、筆者の単なる「感想」ですが、お付き合いいただければ幸いです。
パッチ8.16の大きな変更点はダメージを与えるルーンの全体的なナーフです。
特に多くのアサシンやジャングラーが積んでいた電撃には大きな調整が入り、全体的にバーストダメージが下がりました。
他にもタンク系のチャンピオンのバフやOPチャンピオンのナーフなど、ゲーム全体の変更というよりはバランス調整といった感じのパッチとなっています。
ゲームバランス以外だとオレリオン・ソルに待望の新スキンが追加されたり、新モード・ネクサスブリッツが追加されたりとそのあたりも楽しみなパッチになっています。
8月17日からユアショップが開店するのも見逃せません。
もしスキン購入を考えている方は、ユアショップの開店を待ってからでも遅くないでしょう。
では個別の項目についてみていきます。
電撃ナーフで得したチャンピオン、損したチャンピオン
序盤から瞬間ダメージの出るルーンが全体的にナーフを受けました。
具体的には電撃、エアリー召喚、サドンインパクト、追い打ち、追火の覇道・魔道に属するルーンたちです。
エアリー召喚は序盤のダメージ部分のナーフを受けたものの、かわりにシールド付与量がバフされました。
トップレーンでケネンやジェイスのようなチャンピオンが「悪用」する場合のパワーが下がり、ジャンナやルルといったサポートチャンピオンが使うときには価値が若干あがるような調整となっています。
とはいえ、終盤のスケールが良くなったわけでもないので、基本的にはナーフと思って良いでしょう。
サポートチャンピオンにとっても序盤はシールドやヒールをすることよりも、AAなどでハラスをする機会のほうが多いはずなので。
サドンインパクト・追い打ちは序盤の瞬間ダメージを減らす目的でナーフされました。
まあ意図通りの変更といった感じですが、追い打ちの序盤のダメージ量がほぼ半減しているのは気になります。
追火はダメージが半減したかわりにクールダウンも半減しました。
ただ単に序盤のダメージを水増しする目的で使われてきたルーンですが、今回の変更で頻繁にハラスを行えるチャンピオン向けの調整になったといえるでしょう。
ただ、10秒毎にスキルでハラスを出来るチャンピオンは限られるので、単純なルーンのパワーとしてはやや落ちたのかなという印象です。
さて本命の電撃の調整についてです。
はダメージが落ちた代わりにクールダウンが短くなりました。
レーンで頻繁に電撃を発動できるチャンピオンにとってはバフともいえますが、活かせそうなチャンピオンはザイラやバードといったアグレッシブなサポートチャンピオンが中心で、
リー・シンをはじめとするガンクが得意なジャングラーや、フィズなどのミッドアサシンにとってはナーフといっていいでしょう。
特にジャングラーは多くがこのキーストーンを選択していたのでゲーム内での存在感が全体的にスポイルされてしまったのかな、という感じです。
ただし、栄華系や不滅系のジャングラーは影響をうけないので、
セジュアニやザックといったタンク系や、
プレスアタックを持つキンドレッドやフェイズラッシュを持つシン・ジャオあたりは相対的にティアが上がりそうです。
既に評価が高いチャンピオンのなかだとグレイブスやノクターン、オラフも電撃を持たないジャングラーなので、評価を上げそうです。
特にオラフ、ノクターンはトランドルが戦いづらい相手でしたが、彼が大幅にナーフを受けたこともあって環境に跋扈しそうです。
電撃が選択肢に入っていたグラガスやレンガーのようなチャンピオンたちは、それぞれプレデターやフリートフットワークなどにキーストーンが移り変わっていくでしょう。
追い風のナーフは正直不可解です。電撃の代わりに使われるだろうプレデターとの相性を考えてのことでしょうかね。
結果、このパッチで魔道パスの価値は激減しました。
ジャングルでサブを魔道にしてを取るというのが定石になっていましたが、メイン覇道でサブに栄華を置いたり、メイン栄華でサブは覇道・天啓・不滅とった選択をするプレイヤーが増えそうです。
OPチャンピオンのナーフ
さて、次はOPと言われていたチャンピオンの調整についてです。
チャンピオン毎に個別にコメントを付けていきます。
エイトロックス
レーンでのサステインがかなり削られました。
競技シーンでは彼の定位置は「右下」となっていますが、Qのダーキンブレードの射程をナーフしない限り、引き続きBAN常連のままでしょう。
ソロQ的にはちょうどよいくらいのバランスになってきたかな、という感じです。
フィズ
前回のパッチにて行ったフィズへのバフは少々やり過ぎでした。(原文ママ)
魔力反映率がほんのり削られただけに見えますが、電撃のナーフがもろに効いているチャンピオンです。
このパッチで勝率はかなり落ち着くでしょう。
オリアナ
パワースパイクが遅いはずのチャンピオンなのにレーンでの安定性が高すぎて弱い時間帯が見当たらないというのがオリアナの問題点でした。
そういう意味では今回のナーフは妥当だとは思いますが、合わせてキーストーンであるエアリー召喚までナーフされてしまったので、Riotの想定以上に勝率が落ちるかもしれません。
トランドル
終わりです。
トランドルはこのパッチではサモナーズリフトを離れ、故郷のフレヨルドで野球を楽しむことになるでしょう。
タリヤ
流石にナーフされ過ぎて、そろそろ競技シーンでもオープンになり始めそうです。
追い風と電撃のナーフも痛い。痛すぎる。
天敵のオラフが増えそうなのも相当辛いです。
クイン
まだまだ強いとおもいます。
ただ重要なルーンである追い風もナーフを受けたので、もしかしたらプレスアタックにキーストーンを変えるプレイヤーが出てくるかもしれません。
ラカン
びっくりするほど虚弱体質になりました。
めまいがするほどステータスが低いので、流石にピックのを躊躇するレベルですね。
じわじわとナーフを受けていたこともあって、これで一気に姿を消しそうです。
ウーコン
8.14でも大きくナーフを受けていて、今回はスキルのダメージが一律20下げられた上に、攻撃反映率も下がり、電撃もナーフを受けたということでチャンピオンパワーは相当低くなりました。
ただ集団戦の強さは結局健在なので、ソロQの勝率的な意味では激減、とまではいかないでしょう。
ゾーイ
もう大分弱いチャンピオンになりました。
プロはまだまだ悪用し続けると思いますが、相方だったトランドルがいなくなってしまったので、競技シーンでも姿を消すかも知れません。
タンクチャンピオンの調整
ADC枠にマークスマンが徐々にかえってきつつある、というタイミングで、今度はタンクチャンピオンをバフしようという試みです。
ただ、トップレーンに関しては征服者に調整が入ったわけではないので、チョ=ガスやドクタームンドといったヘルスがとてつもなくスケールするチャンピオン以外、まだまだ苦しい立場といえるでしょう。
一方でタンクジャングルは電撃が弱体化したことである程度復権してきそうです。
中でもサイオンのバフは正直調整ミスを疑うレベルです。
ジャングルを1周するだけで以前と比べて41も恒久ヘルスを得ることができるようになりました。
シンダーハルクとの相性もよいのでクリア速度に問題がなければメタに上がってくるでしょう。
レオナはこのところバフを受け続けています。
めんどうだったモルガナやタム・ケンチといったピーラーは次々とナーフを受けているので、そろそろトップメタに近い位置まで登ってきているでしょう。
そのタム・ケンチはより攻撃的にプレイしてほしいという意図の調整を受けましたが、これははっきりいってとてつもないナーフです。
タム・ケンチに苦しめられていたスレッシュのようなフック系やアッシュといったキャッチ力のあるADCにとっては間接的なバフともいえるでしょう。
そのフック系のなかではノーチラスが調整されました。
頻繁にダメージトレードを行えるならバフと言えそうですが、このチャンピオンはマナがとにかく足りないので、その問題点をどう解決するかですね。
今まで通りの使い方を想定するとややナーフとも取れそうです。
トップでといった感じのルーン設定で使ってみたい気はします。
もしくは、とかでしょうか。
おわりに
いかがだったでしょうか。
触れなかった中だとヒールのバフは結構大きく、テレポートとのクールダウンの差が120秒になったので、ADCのヒールが戻ってきそうですね。
今回のダメージルーンの調整はアサシンの価値が相対的にさがったりジャングルのメタがまるっと変わってしまう可能性もあったりと、見た目以上に大きな変更のような気がしています。
ここからWorldsパッチに向けて、Riotがどういう方向で調整していくのかも楽しみです。
面白かったらシェア等お願いします。
していただけるとまた次回も記事書こうかなってアレになるので。
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