JCL 2018 Fall 開幕! 運営の語る学生リーグの魅力とは

November 16, 2018 by lol-cla管理人, Patch 8.22

11/17に開幕するLoL学生リーグのご紹介
初めまして
Japan Collegiate League(以下JCL)の運営をしている”うめ”(Twitter:@ImNotBackBoss)と申します。
軽く自己紹介すると学生大会やイベントの運営をしていたり、過去には某LJLCSチームでマネージャーをしていたりと、とりあえずe-sportsに関わりたいだけの人です。

JCL Fall Split 2018が11/17の21時に開幕します。
配信ページ:https://www.twitch.tv/japancollegiateleague
Twitter:(@kantololleague
で、今回はこのJCLの宣伝するために記事を書いてみようということになりました。
LJLとかWorldsは見るけど他のコミュニティ大会は見ないというような人に、JCLの魅力や今大会の見どころをお伝えできればと思います。



はじめに


まず最初にそもそもJCLってなんぞやというところですね。
JCL(Japan Collegiate League)はリーグオブレジェンドにおける学生向けの大会を主催している団体です。
団体名にJapanとついていますが、西日本にWestern University league(Twitter: @western_lol)という団体あるので私たちJCLは東日本の学生向けの大会になっています。
今年の夏にはJCL/WUL合同でLeague of Legends Japan Collegiate Championship 2018(以下JCC)を行いました。

JCC 2018 Unlimited Finalのアーカイブ動画



JCLの魅力


JCLの魅力はなんといってもリーグ戦形式の大会であること、だと思っています。

他のコミュニティ大会はほとんどがトーナメント形式で行われています。
リーグ戦形式だと勝っても負けても毎週試合を行います。だからこそ色んなチーム、大学ごとのストーリーを追うことができるのです。

例えば、「あの大学先週は負けてしまったけど今週の試合ではどのように修正してくるんだろう」とか、「あの選手、先週はmidだったけど今週はtopで出ててどんなプレイをするんだろう」とか。

ストーリーで言うと実はJCLは2年前から1年に3回ぐらいのペースで大会を開いてきました。

第1回から参加している大学、選手もいれば、卒業などでがらりと選手が入れ替わっている大学もあります。

大会が始まって間もない頃、慶應義塾大学はOTPの選手が多く、毎週のように対戦相手にヴェル=コズ、シャコ、クレッド(もしくはレク=サイ)をbanされていました。
そんな彼らも大会に何度も参加するうちにしっかりチャンピオンプールを増やしていき、遂にあるときヴェルコズがbanされなかったのにもかかわらず、OTPだったプレイヤーがあえてpickせずに別のチャンピオンを選んだときは一学生シーンのファンとして感動したのを覚えています。

第1週目の試合でモルデカイザーでキャリーしたら残りの試合全部banされた選手なんかもいましたね。
こういったメタbanの流れなどもリーグ戦だからこそ見られるストーリー、魅力だと思います。

配信面に関しては世界初?となるオンライン環境でのリプレイを導入したり、観戦ではオートカメラではなくインゲームカメラマンを使っています。

また、実況解説にはLogicool G CUPでおなじみのJaeger氏、リクルート氏、lol-claの管理人であるあかさん氏など過去には様々な方に務めていただきました。

今大会からはLeagueU主催の実況解説ブートキャンプに参加し、eyes氏とrevol氏に指導いただいた新学生キャスター陣による実況解説でお送りします。彼らにとっては初めての実況解説の舞台となりますので暖かい目で見ていただければと思います。

実はこれら配信スタッフや実況解説含め、運営に関わっているスタッフはほとんど学生なのです。
学生によって運営されている学生リーグという点もJCLの魅力の一つではないかなと思います。



JCL Fall Split 2018の注目ポイント


まず、この時期での大会ということでプレシーズンパッチが途中で挟まります。大きくメタが変わる時期でもあるので、各大学がどのようにそれに適応していくかが大きな見どころだと思います。
また、先に触れたJCCで活躍した大学が多数参加しているので、高いレベルの試合が見られるのではないかと期待しています。

軽く大会形式について説明するとJCLでは応募大学を登録選手の平均レートで分けて、平均レートが高い大学からAブロック、Bブロック...と配属していきます。

JCL Fall Split 2018ではAブロックに配属された大学をさらにA1ブロック、A2ブロックと分け、総当たりBo2のリーグ戦を行い、それぞれのブロックの上位2大学が決勝トーナメントに進出します。

さて、ここからはAブロックのみになりますが参加大学の簡単な紹介や注目選手なんかを紹介していきたいと思います。

本来中立の立場である運営がこういうことを書くのは若干タブーな気がしますが、そこはJCL初期からほとんどの試合を見てる熱狂的なファンの人が書いていると思って見ていただけると幸いです。



A1ブロック


・Samsung White(東京大学)


プレイヤー:ハーレイ、なぎさ親衛隊隊長、SUPERHOT SUPERHOT、DontRemakeMorde、Halbida、LAVENDER QUARTZ

多数のチャレンジャー経験者がいるこの東京大学。応募大学の中で選手の平均レートが1位でした。

その中で注目選手はサークルの代表でもあるDontRemakeMorde選手。SNにもあるようにモルデカイザーが得意チャンプ。しかし競技シーンではほとんど見られないをどうチームとして運用するのか、はたまた対戦相手はピックさせてくれるのか注目です。


・芝浦工大Esportsサークル(芝浦工業大学)


プレイヤー:Aloudy、EpicADCarryCC、rainadazo、まめ丸でござる、德玛西亚 赵信、ffujisawa、めぐみん

夏に行われたJCCでは惜しくも準優勝だった大学。どの大学よりもいち早くbotでメイジをピックしたりファンネリング戦略を取り入れたりとメタへの理解と順応が早いという印象です。

注目選手はrainadazo選手。ご存知AKIHABARA ENCOUNTでLJLCSを舞台に活躍した選手でこのJCLではどのような活躍を見せてくれるか注目です。


・青山学院大学LoLサークル(青山学院大学)


プレイヤー:xViel、ろろれろろ、ナメクジ、JackJohnson、ÿøšhüłõö、Anelace、これじゃない会長

JCL spring 2018で優勝した大学。JCCではbotレーンのメタの変化に対応しきれず苦戦した印象。それでも各選手がダイヤモンド以上の実力を持っておりbotレーンのメタが戻った今、さらなる活躍が期待されます。

注目選手はろろれろろ選手。レートの高いtopレーナーといえば個人的にはフィオラのようなファイターが得意な選手が多いイメージなのですが、彼の得意チャンピオンはシンジドやチョ=ガス、オーンといったタンクが中心。青山学院のマクロや集団戦の強さは彼の力によるものと言ってもいいでしょう。


・蘇りし中大LoL(中央大学)


プレイヤー:小倉、ベーコン君、XXXSMMR、Future Sty1e、Mr September、べる卍

チーム名にもあるようにかつてJCLができた直後は大会に参加し活躍していた大学。メンバーは新しいメンバーもいれば当時活躍した選手も何人かいるチーム。

その中で注目なのはべる卍選手。アグレッシブなジャングラーという印象で相手のジャングルに入り、相手ジャングラーと1vs1を仕掛けていくプレイスタイルです。そのアグレッシブさをチームとしてどのように活かしていくのか、どんなチャンピオンをピックするのかも含めて注目です。。


A2ブロック


・eSports サークル TitanZz1(慶應義塾大学)


プレイヤー:busi819、ゆーしあ、じーく、SnackPaWa、PCG phantomdeath、Ʒrednauʜƚ、静チョコ

JCLが創設されてからおそらくすべての大会に出ている大学で、メンバーの最初からほとんど変わっていません。コーチをつけて頻繁にスクリムを行うなどチームとして非常に完成度が高いです。

その中で注目はじーく選手。ヴェル=コズやオリアナなどのメイジ系のチャンピオンが得意で、安定したレーン戦をし、集団戦になると爆発的な火力を出し切る選手。最近ではチャンピオンプールにさらにファイターやアサシンなども加わったという噂が...?


・東京工科大学e-SportsサークルA2Z(東京工科大学)


メンバー:Cine、NanaAlly、Mad Emperor、OrangeNa、kukukuga

夏に行われたJCCでは見事優勝を果たし、中国で行われた国際大会にも出場し活躍をした大学。個人の実力とチームとしての完成度が共に高いチーム。

その中で注目はMad Emperor選手。V3やBQBなどのプロチームに所属していた選手で個人の実力は恐ろしく高く、ショットコールやドラフトの面からもチームを支えています。


・駒澤大学LoLサークル(駒澤大学)


プレイヤー:Re TK、無敗皇帝、ありすけ、Doq、tawasu、断捨離

JCCにも参加し、登録選手も実力者揃いのチーム。

注目はRe TK選手。ボリベアOTPでダイヤモンドに到達したプレイヤーですが、JCCではそのをBANされてしまい実力が出し切れずに敗退。
くやしさのあまり、Riotのサポートに連絡をし個人のアカウントからを削除して強引にチャンピオンプールを広げようしたというエピソードを持つ選手。
今大会でもはBANされてしまうのか、そして他のチャンピオンを使ったときのRe TK選手のパフォーマンスに注目です。


・CIT(千葉工業大学)


プレイヤー:とうか、Jerard、松下ぽん太郎、ハゲ丸、Pettenson、Onedown、wakiyan

JCL初期のころから大会に参加し、メンバーは入れ替わっているものの、レートの高い選手が多い大学。Logicool G CUPなどにも参加しており、昨年はLJLCS予選に参加したチームを倒すなどポテンシャルは非常に高いチームです。

注目はJerard選手。サポートでありながら今シーズン勝率63%と高い勝率でマスターフィニッシュ。ブロックが別になってしまいましたが準決勝か決勝でのrainadazo選手とのサポート対決に期待したいです。



おわりに


いかがだったでしょうか。
この記事を読んで少しでもJCLやWULなどの学生リーグに興味を持っていただけたら幸いです。

JCL Fall Split 2018は11/17の21時に開幕します。
毎週木曜日にBブロック、土曜日にAブロックの試合が行われます。
配信ページとTwitterはこちら
配信ページ:https://www.twitch.tv/japancollegiateleague
Twitter:@kantololleague

また、Aブロックの決勝は12/22に都内某所でオフラインで行う予定になっていますのでご都合が合う方は是非お越しください。