パッチ9.24感想 アフェリオス解説編
新チャンピオンアフェリオスの登場
こんにちは。パッチノート感想文のお時間です。
早いもので2019年も終わりですね、今年一年お世話になりました。
良いお年を。
と終わらせるわけにはいきませんね。
今年最後のパッチとはいうもののセナにつづく新チャンピオン・アフェリオスが実装されました。
独特なメカニズムを持ったチャンピオンでwikiの解説が長すぎることで話題になりましたが、実際はそんなに難しいことはないので、この記事の解説を読めば彼がどんな仕組みで動いているチャンピオンか分かると思います。
またこのパッチでは大量のスキンがリリースされています。
なかでも秩序の光・カルマは売り上げが全額寄付されるミシックスキンとなっています。
同じような形で販売されたダークスター・チョ=ガスは販売期間が過ぎた後はジェムストーン10個と引き換えの入手困難なスキンになってしまったので、今回のカルマのスキンも欲しければ買っておくと後から後悔せずに済むかもしれませんね。(今回のスキンがどういう扱いになるのかは知りませんが)
長くなりすぎたのと思ったより早くbパッチが来たので、他の調整については後日アップしようと思います。
さて、まずは新チャンピオン・アフェリオスについて見ていきましょう。
いままでリリースされた様々なチャンピオンのエッセンスを取り込んだ豪華な海鮮丼みたいなチャンピオンになっていますが、まずはいつも通りステータスから。
まず目につくのが耐久面の能力の低さです。
同じ射程550の他のマークスマンたちと比べてもヘルス、物理・魔法防御、全てのスタッツが低くなっています。
アフェリオスが最初に持っている武器、キャリブラム(ライフル)の射程が650あるので、最序盤をそれでしのげるから低めでも大丈夫ということだとおもいますが、近づかれたときは脆い、ということは意識しておいたほうがいいでしょう。
特に魔法防御の低さは顕著で、レベル1でも18でも全チャンピオン中ワースト2位。1位はあの猫なので自分の足で歩くチャンピオンとしては実質最下位です。
攻撃面のステータスも数値は一見低めに見えますが、これはあとで説明しますが固有能力によってステータスが上昇していくので決して低くはなく、むしろ1点集中してステータスをあげられる点を見ると高い、といってもいいかもしれません。
例えば攻撃力を集中的に上げた場合、レベル11のアフェリオスの攻撃力は100.3になります。
同レベルのドレイブンの攻撃力は91.7ですから約ロングソード1本分ほどステータスが高いことになりますね。
ただし、6回攻撃力にステータスを割り振った場合、レベル12以降はレベルアップの基礎値分しか攻撃力が上がっていかないので、レベル17以降はドレイブンに攻撃力で追い抜かれてしまいます。
このように狙ってステータスが上げられることを考えるとゲーム中盤にパワースパイクが来るチャンピオンと言えるかもしれません。
さて、ここからはアフェリオスのスキルについて解説していくんですが、「Wikiを見ても文字が多すぎてよめなぁい!」とお怒りの方も読者のなかには少なからずいらっしゃると思うので、
ポイントだけをまとめてみようとおもいます。
それを読んでからスキル解説へと進めば、よりすんなりとこの前髪野郎のことが理解できると思います。
さらにまとめのまとめまでつけるので超忙しい方はそちらを読んでいただければと思います。
ポイント1
アフェリオスは50発の弾数制限がついた武器を常に2種類携帯していて、片方をメイン武器、もう片方をサブ武器として使用します。
(正式にはムーンライトというエネルギーを消費する武器なのですが分かりやすいように弾数と表現します)
Wフェーズを使うことでメインとサブを入れ替えることが出来ます。
ポイント2
メイン武器によってQを押した場合の効果が変わります。
変身チャンピオンのように武器個別にクールダウンが設定されていて、両方のクールダウンがアップしている状態ならQ→W→Qといった感じで2つのスキルを連続使用することができます。
アルティメットスキル月光の祈りもメイン武器によって効果が変化します。
サブ武器はQを使用したときにその自動効果を発動させます。
たとえばキャリブラム(ライフル)をメインにインファーナム(火炎放射器)をサブに持っていて、ライフルのスキルで攻撃した場合、ヒットした相手の後方扇形範囲に衝撃波を発生させることができます。
このときサブ武器は弾数を消費しません。
ポイント3
スキルや通常攻撃で50発の弾を使い切ると次の武器が補充されます。武器は全部で5種類でゲームの最初は出る順番が固定されています。つまり常に3つの武器が待機状態になっているわけです。
弾を使い切った武器は自動的に補充される武器の待機順最下位に追加されるので、例えばライフルを使い切ってもう1回ライフルを使えるようにするためには、手持ちの武器含め3回弾切れを起こして3回の武器交換を行う必要があります。
ちなみに次に補充される武器はスキルチップに表示されています。
レベル1ではW、レベル2ではQ、レベル6にRが使用可能になり、Q、Rはそれぞれ2/3/5/7/9レベル、11/16レベルのときに自動的にスキルレベルがあがっていきます。
まあ普通のチャンピオンでQ上げするのと同じ感じですね。
Wにはスキルレベルが変化しません。
レベルアップのときにスキルを上げる必要がない代わりに、上げたいステータスを自分で選ぶことができます。
選べるのは、攻撃力+4、攻撃速度+6%、増加防御力貫通+3%の3種類で各6回選ぶことができますが、一般的なチャンピオンのスキルのように1/3/5/7/9/11でボーナスを割り振るのに制限がかかっています。
例えばエズリアルのQをランク5まで上げたくても、チャンピオンレベル5ではスキルランクに制限がかかっているので無理で、結局レベル9まで待たないといけませんよね?あれと同じ仕組みです。
防御力貫通は相手の増加防御力参照なので基本的にゲーム後半用の効果で攻撃力、攻撃速度をそれぞれ6回割り振ってから最後に振ればいいとおもいます。
アフェリオスはスキルに追加AAがセットになっていることが多いので迷ったら攻撃力>攻撃速度>増加物理防御貫通の順番で上げればよいでしょう。
あとレベルアップアイコンの位置が普通のチャンピオンと違うので、上げ忘れには注意しましょう。
ちなみにこれがアフェリオス専用のスキルパネルです。
・アフェリオスは5種類の武器を持つチャンピオンで、その中からメインとサブの2つの武器を持ち、それを切り替えながら戦う
・武器ごとにスキルが設定されていて、メイン武器のスキルが発動できる
・使っている武器の弾がきれると自動で次の武器に交換される
・スキルレベルは自動であがり、レベルアップ時はかわりに選んだステータスを上昇させることが出来る
さて、基本的なシステムを理解したところで各武器の自動効果、Qの効果についてゲームスタート時に登場する順に添って解説していこうと思います。
そのうえで相性のいいサブ武器も紹介してスキルコンボのようなものも紹介できればなとおもいます。
ちなみに、スキル使用には武器の弾数を消費しますが弾数が1でも残っていればスキルを発動させることが出来ます。
(たとえば消費弾数が10で残り弾数が3だった場合でもスキルが発動できる。スキル使用後武器が切り替わる)
自動効果
通常攻撃の射程が100増える。スキルを使用した場合は当たった敵ユニットをマークし視界を得る。マークされた対象への通常攻撃は無限になり、サブ武器で攻撃し、攻撃時に全ての敵ユニットに付与されたマークを全て消費し、追加ダメージを与える。
スキル:ムーンショット(消費マナ60+10発)
指定方向にエネルギー弾を発射し、最初に当たった敵にダメージを与える。
解説
ケイトリンを彷彿とさせる長射程の通常攻撃とスキルになっています。
マークがついた対象への射程無限の通常攻撃はサブ武器で行うため、サブ武器の自動効果が強力なほど効果が大きくなります。
また複数にマークがついていた場合、射程無限のAAを受けた対象にマークの数分だけ追加ダメージが入ります。
相性のいいサブ武器:グラヴィタム(重力キャノン)
グラヴィタムの自動効果のスローはそれ単体でも非常に強力ですが、さらにWで武器を切り替えてグラヴィタムのQを使えば射程無限の対象指定スネアスキルになります。
ケイトリンのRブルズアイにスネアがついたようなもんですね。
にごめんなさいしよっか。
自動効果
通常攻撃が即時発動し、与えたダメージの一定割合、ヘルスを回復する。
ヘルスが満タンの時は回復ヘルス分の耐久力を持つシールドを獲得する。
スキル:オンスロート(60マナ+最大10発)
発動すると敵チャンピオンを優先して最も近くの敵ユニットにメインとサブ武器両方で自動的に1.75秒間通常攻撃を行う。(通常攻撃は威力が下がる)
効果中は移動速度が上昇するがこのスキル以外での通常攻撃が行えなくなり、on-hit effectは25%に減少する。(クリティカルは普通に発生する)
スキル発動中は徐々に弾を消費していき、1.75秒で10発分消費することになる。
解説
ピストルという名前になってますが、ビジュアル的には鎌のような武器を振り回して攻撃します。
通常攻撃の即時発動というのはCSが取りやすいだけでなく、ヤスオのWなど飛翔物を落とす効果のものを無視して通常攻撃できるという効果になっています。
回復効果は1レベル時から8%のライフスティールと同等の効果になっていて、レベル毎に1%ずつ増加し最終的には25%にもなります。
ナサスの自動効果より少しスケールが遅いものの、最終的には同じくらいになるイメージでしょうか。
さらに自動でオーバーヒールまでついてきます。
いたれりつくせりだな、オイ。
スキルはアーゴットのWのような効果をもっている。
1.75秒間に最低6回の通常攻撃を行うので、アーゴットのAS3.0よりも攻撃速度が早く、他のスキルでマークをしなくても自動的にチャンピオンを優先して狙い、かつ何故か移動速度まで上昇します。
さんにもお歳暮送らないとね・・・。
on-hit effectの効果は激減しますが、通常攻撃を行うことにはかわりないので一瞬でプレスアタックを発動させることが出来ます。
相性のいいサブ武器:クレッシェンダム(チャクラム)
高速で通常攻撃を繰り出すので一気にミラーチャクラムのスタックを溜めることができます。移動速度上昇で近づいたところでクレッシェンダムに切り替えることで通常攻撃の回転率を上げることも出来ますし。
他にもインファーナム(火炎放射器)と組み合わせても爆風を連続で発生させることができ狭い場所の少数戦などでかなり強力です。
自動効果
徐々に減衰する30%スローを3.5秒間付与する。
スキル:束縛のエクリプス(60マナ+10発)
グラヴィタムの自動効果でスローを受けている全ての敵ユニットのスローを解除し、代わりにダメージと1秒間のスネアを付与する。
解説
アッシュの固有能力に近い自動効果に、発動効果はジンのWのようなコンボさせてのスネアという欲張りスキル。
こいついっつも欲張ってんな。
スローレートは、徐々に減衰するとはいえ、アッシュのレベル18相当で効果時間は1.5秒も長いです。
しかもと違ってスキルを当てなくてもAAさえ入っていれば確定でスネアと追加ダメージを与えることができます。
あとなぜかスネアの射程は無限です。
なんで?
相性のいいサブ武器:すべて
この武器は他の武器と違い、メイン武器として使用した場合サブ武器の影響を受けない仕様になっています。
スロー、確定スネアとこの武器の自動効果・スキルはともに強力なので、グラヴィタムはサブ武器にキープして他のメイン武器と組み合わせて使うと真価を発揮すると言えるでしょう。
上で紹介したキャリブラム(ライフル)との組み合わせはもちろん、インファーナム(火炎放射器)と組み合わせると範囲スロー+スネアのスキルに変化させることができます。
自動効果
建物を含む敵ユニットへの通常攻撃のダメージが10%増加し、対象の後方扇形の範囲に衝撃波を発生させ、ダメージを与える。衝撃波のダメージとミニオンに対するダメージペナルティはチャンピオンレベルで変化する。
クリティカルが発生すると衝撃波の範囲が拡大する。
スキル:ダスクウェーブ(60マナ+10発)
アフェリオスの前方扇型の範囲に貫通する炎の弾を発射し、当たった全てのユニットにダメージを与え、その後サブ武器で通常攻撃を行う。
解説
自動効果はジンクスのQのロケットモードのような効果。
のと違い、射程も伸びずに爆風にクリティカルダメージは乗らないですが、通常攻撃毎にマナを消費するわけでもないので手軽にプッシュやハラスを行えます。
あとなぜか通常攻撃のダメージも10%増加します。
なんで?
スキルの方はリメイク前のグレイブスのQと似た範囲の射程が短い攻撃。
多段ヒットはしないものの、1ウェーブをすべて巻き込める範囲を持っているので自動効果と合わせてかなりのウェーブプッシュ能力になります。
当たった対象すべてにサブ武器で追加攻撃が入るので自動効果が強力なサブ武器と合わせると効果がさらに増大します。
相性のいいサブ武器:すべて
はっきりいってどれと組み合わせても強力です。
キャリブラム(ライフル)と組み合わせればマークを大量発生させ、消化で狙った対象に大ダメージを与えることができますし、セヴェラム(ピストル)と組み合わせると一気に回復することができます。
グラヴィタム(重力キャノン)との相性の良さは言うまでもありませんし、クレッシェンダム(チャクラム)と組み合わせても1ウェーブミニオンを巻き込めば一気に6~7枚のミラーチャクラムを召喚することが出来ます。
自動効果
通常攻撃が武器を投げるモーションに変化し、投げた武器が戻ってくるまでは通常攻撃が行えなくなる。チャクラムが対象にあたり、戻ってきてキャッチしたところでAAタイマーがリセットされる。
通常攻撃の弾速が増加攻撃速度に比例してアップする。
サブ武器として通常攻撃を行った際に5秒間持続するミラーチャクラムと呼ばれる小さいチャクラムの分身を作り出し、自分の周囲に配置する。(最大20個まで)
チャクラムで通常攻撃するときにミラーチャクラムは1つにつき30%の追加ダメージを与えるが、ミラーチャクラムが増えると1つあたりのダメージは減少していく。
ミラーチャクラムのダメージにはクリティカルが有効で、敵チャンピオンかエピックモンスターへ通常攻撃するとミラーチャクラムの持続時間が延長される。
スキル:セントリー(消費マナ60+10発)
指定地点にサブ武器をセントリーとして設置する。
セントリーは20秒間持続し、通常攻撃を行うたびに4秒間持続時間が減少する。
セントリーはアフェリオスの攻撃速度とクリティカル率を引き継ぐ。
解説
自動効果はサブにおいてミラーチャクラムを溜めて、メインにしてDPSを稼ぐ、といった効果。
スタックが溜めやすいのは複数AAが入れられるセヴェラム(ピストル)や範囲の広いインファーナム(火炎放射器)あたりですね。
通常攻撃の性能自体が変化するほうも凶悪で、要は対象が近ければ近いほど攻撃速度が上昇するという効果になっています。
マークスマンに対して距離を詰めたいファイターを返り討ちにしたりすることも出来ますし、フリーでタワーを殴れる時にこの武器を持っているとジンクスのミニガンもびっくりの速さでタワーを破壊することができます。
スキルはハイマーディンガーのようにタレットを設置する効果。
「サブ武器を設置する」という説明文ですが、実際はそのコピーを置いている感じで、セントリー設置時も普通に武器切り替えをすることはできるので、セントリーとアフェリオスが同じ武器を持つことも可能です。
あとなぜかこのセントリーの通常攻撃はクリティカルが発生します。
なんで?
相性のいいサブ武器:インファーナム(火炎放射器)
自動攻撃でAOEダメージを発生させることができます。
セントリーの攻撃はクリティカルが発動するので、クリティカル発生時インファーナムの範囲拡大効果を受けることができます。
攻撃速度があがっていると画面がピカピカして花火みたいで綺麗ですね。
ははは。
そろそろ疲れてきましたか?
僕はここまで書くのに6時間以上かかってるんで大分疲れました。
最後はアルティメットスキル月光の祈りの性能についてです。
射程は1600と中々長く、弾速はそれほど速くないが爆発範囲は広く使いやすいアルティメットスキルです。
追加で通常攻撃を行うのでスキルの数値以上に攻撃力反映率を持っているのと同義ですし、on-hit effectの恩恵も受けられます。
メイン武器ごとの追加効果も強烈で、特にグラヴィタムの範囲99%スローは遠隔でスレッシュのRを発動できるようなものですし、さらにQを使えばスネアまでつなげることができます。
ダメージ面でいうとインファーナムがぶっ壊れているので、この2つを優先して使っていけばとりあえずは問題ないでしょう。
さてスキルセットの説明は一通り済んだので、ここからはルーンやアイテムのお話をしましょう。
多くのスキルに追加の通常攻撃がついていることやセヴェラム(ピストル)のスキルなど短時間で通常攻撃を複数回入れることが出来るチャンピオンなので、ルーンの第一候補はプレスアタックになるでしょう。
他に考えられるのは征服者あたりですが、遠距離攻撃型のチャンピオンの回復量がナーフされたので、少し厳しいかなと見ています。
ルーン設定例としてはこんな感じでしょうか。
追加攻撃がついていることもあって攻撃速度を上げるというよりはサステイン方面を伸ばすビルドをプロプレイヤーは試しているようです。
栄華の1列目は冷静沈着を選ぶプレイヤーも多いですね。
案外マナが辛い印象があったのでこれを選ぶということだと思います。
サブパスを覇道にするとよりサステインがあがってレーン戦重視の設定になります。
1stコアアイテムはほぼエッセンスリーバー固定ですね。クリティカル、マナサステイン、クールダウンとアフェリオスに必要なスタッツが揃っています。
2nd以降は2つのパターンがあり、クリティカル率を上げてバーストを高めるためにインフィニティエッジに行くルートと武器の自動効果を活かすためにルナーン・ハリケーンにいくルートです。
はクレッシェンダム(チャクラム)のセントリーやインファーナム(火炎放射器)などクリティカル率を上げると受けられる恩恵が大きいことや追加攻撃が頻繁に発生するので攻撃速度をあえて上げる必要はない、という考え方から来るビルドですね。
一方はグラヴィタム(重力キャノン)の自動効果などもばら撒けるので通常攻撃するだけで範囲スロー+スネアというとんでもない効果を発揮します。
もちろん以外にラピッドファイアキャノンやファントムダンサーを買ってもいいとおもいます。このへんは相手の構成次第ですね。
少数戦のバーストなら、集団戦のDPSとユーティリティならといった感じでしょうか。
3rdは2ndで買わなかった方を買うというのが一般的です。
防御的にいくならシルバーサッシュやマルモティウスの胃袋などを買うのもいいでしょう。
最初に言っておきますが、このチャンピオンのこと、個人的にはあまり好きじゃありません。
ストーリーや見た目は結構好きなんですけどね。
アフェリオスは、いままでリリースされた様々なADCの要素を取り込んだ万能チャンピオンであるものの、弾数制限や持てる武器の数を制限することでその能力を自由に活用できないようにする、というコンセプトで作られたように見えます。
デザイン的に良くないなとおもう部分は、使う側よりも使われる側のほうが多くの知識と素早い判断力を要求される点です。
基本的にLoLのチャンピオンは4~6のスキルに1つの固有能力を持っているわけですが、アフェリオスの場合は武器の組み合わせだけで10通り、メインとサブの組み合わせでQスキルを考えた場合、グラヴィタム(重力キャノン)メイン時はサブ武器の干渉を受けないので1通りとして計算したとしても、17通りの効果をもっています。
Rも個別に考えると5種増えて22種類ですね。
アフェリオスを使う側は持っている武器の種類と弾数を常に把握した状態でプレイしているので、その瞬間瞬間に使えるスキルは3種類です。(武器が戦闘中弾切れをおこして入れ替わるのを考慮しても5種類程度)
なのでこの記事はめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、使ってみると案外難しくないチャンピオンなんですよね。
もちろん対戦相手側もアフェリオスが何の武器を持っているかは確認することは出来るのですが、
①武器のアイコンを確認する、②組み合わせの効果を思い出す、③対応を考えるという作業を戦闘の都度に行わなければいけないわけです。
アフェリオスはBAN率が高すぎてまともにデータが取れない、みたいなことをRiotが言っていましたが当たり前です。
プレイするハードルよりも、対面するハードルのほうがはるかに高いデザインなんですから。
まあデザイン上の問題点もそうですが、どの武器も元ネタになったマークスマンたちの能力の上位互換のような性能ばかりで、どの組み合わせで武器を使っても普通に強いというのが第2の問題点です。
特定の組み合わせに強弱をつけて武器ローテをプレイヤー側が調節する必要があったり、ビルドによって武器に強弱がつくような調整にすれば、もう少しプレイする側のハードルも上がるとは思うんですが、現状は全武器が強すぎます。
セナを見た時、このところの調整不可能なデザインのチャンピオンを出し過ぎたことを反省したのかな、と思っていたんですが全然そんなことなくてびっくりしちゃいましたよ。
いかがだったでしょうか。
基本的に新チャンピオンに関しては好意的に書くようにしてきたんですが、ちょっとこのチャンピオンに関しては褒めるのが難しいですね。
面白かったらシェア等お願いします。続編につながります。
早いもので2019年も終わりですね、今年一年お世話になりました。
良いお年を。
と終わらせるわけにはいきませんね。
今年最後のパッチとはいうもののセナにつづく新チャンピオン・アフェリオスが実装されました。
独特なメカニズムを持ったチャンピオンでwikiの解説が長すぎることで話題になりましたが、実際はそんなに難しいことはないので、この記事の解説を読めば彼がどんな仕組みで動いているチャンピオンか分かると思います。
またこのパッチでは大量のスキンがリリースされています。
なかでも秩序の光・カルマは売り上げが全額寄付されるミシックスキンとなっています。
同じような形で販売されたダークスター・チョ=ガスは販売期間が過ぎた後はジェムストーン10個と引き換えの入手困難なスキンになってしまったので、今回のカルマのスキンも欲しければ買っておくと後から後悔せずに済むかもしれませんね。(今回のスキンがどういう扱いになるのかは知りませんが)
長くなりすぎたのと思ったより早くbパッチが来たので、他の調整については後日アップしようと思います。
5つの武器を切り替えながら戦う新チャンピオン
さて、まずは新チャンピオン・アフェリオスについて見ていきましょう。
いままでリリースされた様々なチャンピオンのエッセンスを取り込んだ豪華な海鮮丼みたいなチャンピオンになっていますが、まずはいつも通りステータスから。
体力 530-1992
体力自動回復 3.25-12.6
マナ 248-1062
マナ自動回復 6.5-13,3
攻撃力 57-94.4
物理防御 28-79
魔法防御 26-34.5
射程 550
移動速度 330
まず目につくのが耐久面の能力の低さです。
同じ射程550の他のマークスマンたちと比べてもヘルス、物理・魔法防御、全てのスタッツが低くなっています。
アフェリオスが最初に持っている武器、キャリブラム(ライフル)の射程が650あるので、最序盤をそれでしのげるから低めでも大丈夫ということだとおもいますが、近づかれたときは脆い、ということは意識しておいたほうがいいでしょう。
特に魔法防御の低さは顕著で、レベル1でも18でも全チャンピオン中ワースト2位。1位はあの猫なので自分の足で歩くチャンピオンとしては実質最下位です。
攻撃面のステータスも数値は一見低めに見えますが、これはあとで説明しますが固有能力によってステータスが上昇していくので決して低くはなく、むしろ1点集中してステータスをあげられる点を見ると高い、といってもいいかもしれません。
例えば攻撃力を集中的に上げた場合、レベル11のアフェリオスの攻撃力は100.3になります。
同レベルのドレイブンの攻撃力は91.7ですから約ロングソード1本分ほどステータスが高いことになりますね。
ただし、6回攻撃力にステータスを割り振った場合、レベル12以降はレベルアップの基礎値分しか攻撃力が上がっていかないので、レベル17以降はドレイブンに攻撃力で追い抜かれてしまいます。
このように狙ってステータスが上げられることを考えるとゲーム中盤にパワースパイクが来るチャンピオンと言えるかもしれません。
一見複雑に見えるが、意外とシンプルなアフェリオスのスキル
さて、ここからはアフェリオスのスキルについて解説していくんですが、「Wikiを見ても文字が多すぎてよめなぁい!」とお怒りの方も読者のなかには少なからずいらっしゃると思うので、
ポイントだけをまとめてみようとおもいます。
それを読んでからスキル解説へと進めば、よりすんなりとこの前髪野郎のことが理解できると思います。
さらにまとめのまとめまでつけるので超忙しい方はそちらを読んでいただければと思います。
ポイント1
アフェリオスは弾数制限のある2つの武器を持って戦うチャンピオンである
アフェリオスは50発の弾数制限がついた武器を常に2種類携帯していて、片方をメイン武器、もう片方をサブ武器として使用します。
(正式にはムーンライトというエネルギーを消費する武器なのですが分かりやすいように弾数と表現します)
Wフェーズを使うことでメインとサブを入れ替えることが出来ます。
ポイント2
メイン武器によって使えるスキルが決定される
メイン武器によってQを押した場合の効果が変わります。
変身チャンピオンのように武器個別にクールダウンが設定されていて、両方のクールダウンがアップしている状態ならQ→W→Qといった感じで2つのスキルを連続使用することができます。
アルティメットスキル月光の祈りもメイン武器によって効果が変化します。
サブ武器はQを使用したときにその自動効果を発動させます。
たとえばキャリブラム(ライフル)をメインにインファーナム(火炎放射器)をサブに持っていて、ライフルのスキルで攻撃した場合、ヒットした相手の後方扇形範囲に衝撃波を発生させることができます。
このときサブ武器は弾数を消費しません。
ポイント3
使っている武器の弾が切れると次の武器が補充される
スキルや通常攻撃で50発の弾を使い切ると次の武器が補充されます。武器は全部で5種類でゲームの最初は出る順番が固定されています。つまり常に3つの武器が待機状態になっているわけです。
弾を使い切った武器は自動的に補充される武器の待機順最下位に追加されるので、例えばライフルを使い切ってもう1回ライフルを使えるようにするためには、手持ちの武器含め3回弾切れを起こして3回の武器交換を行う必要があります。
ちなみに次に補充される武器はスキルチップに表示されています。
Eのスキルがなく、スキルレベルは自動でアップする
レベル1ではW、レベル2ではQ、レベル6にRが使用可能になり、Q、Rはそれぞれ2/3/5/7/9レベル、11/16レベルのときに自動的にスキルレベルがあがっていきます。
まあ普通のチャンピオンでQ上げするのと同じ感じですね。
Wにはスキルレベルが変化しません。
レベルアップのときにスキルを上げる必要がない代わりに、上げたいステータスを自分で選ぶことができます。
選べるのは、攻撃力+4、攻撃速度+6%、増加防御力貫通+3%の3種類で各6回選ぶことができますが、一般的なチャンピオンのスキルのように1/3/5/7/9/11でボーナスを割り振るのに制限がかかっています。
例えばエズリアルのQをランク5まで上げたくても、チャンピオンレベル5ではスキルランクに制限がかかっているので無理で、結局レベル9まで待たないといけませんよね?あれと同じ仕組みです。
防御力貫通は相手の増加防御力参照なので基本的にゲーム後半用の効果で攻撃力、攻撃速度をそれぞれ6回割り振ってから最後に振ればいいとおもいます。
アフェリオスはスキルに追加AAがセットになっていることが多いので迷ったら攻撃力>攻撃速度>増加物理防御貫通の順番で上げればよいでしょう。
あとレベルアップアイコンの位置が普通のチャンピオンと違うので、上げ忘れには注意しましょう。
ちなみにこれがアフェリオス専用のスキルパネルです。
まとめのまとめ
・アフェリオスは5種類の武器を持つチャンピオンで、その中からメインとサブの2つの武器を持ち、それを切り替えながら戦う
・武器ごとにスキルが設定されていて、メイン武器のスキルが発動できる
・使っている武器の弾がきれると自動で次の武器に交換される
・スキルレベルは自動であがり、レベルアップ時はかわりに選んだステータスを上昇させることが出来る
各武器の特徴
さて、基本的なシステムを理解したところで各武器の自動効果、Qの効果についてゲームスタート時に登場する順に添って解説していこうと思います。
そのうえで相性のいいサブ武器も紹介してスキルコンボのようなものも紹介できればなとおもいます。
ちなみに、スキル使用には武器の弾数を消費しますが弾数が1でも残っていればスキルを発動させることが出来ます。
(たとえば消費弾数が10で残り弾数が3だった場合でもスキルが発動できる。スキル使用後武器が切り替わる)
①キャリブラム(ライフル)
自動効果
通常攻撃の射程が100増える。スキルを使用した場合は当たった敵ユニットをマークし視界を得る。マークされた対象への通常攻撃は無限になり、サブ武器で攻撃し、攻撃時に全ての敵ユニットに付与されたマークを全て消費し、追加ダメージを与える。
スキル:ムーンショット(消費マナ60+10発)
指定方向にエネルギー弾を発射し、最初に当たった敵にダメージを与える。
解説
ケイトリンを彷彿とさせる長射程の通常攻撃とスキルになっています。
マークがついた対象への射程無限の通常攻撃はサブ武器で行うため、サブ武器の自動効果が強力なほど効果が大きくなります。
また複数にマークがついていた場合、射程無限のAAを受けた対象にマークの数分だけ追加ダメージが入ります。
相性のいいサブ武器:グラヴィタム(重力キャノン)
グラヴィタムの自動効果のスローはそれ単体でも非常に強力ですが、さらにWで武器を切り替えてグラヴィタムのQを使えば射程無限の対象指定スネアスキルになります。
ケイトリンのRブルズアイにスネアがついたようなもんですね。
にごめんなさいしよっか。
②セヴェラム(ピストル)
自動効果
通常攻撃が即時発動し、与えたダメージの一定割合、ヘルスを回復する。
ヘルスが満タンの時は回復ヘルス分の耐久力を持つシールドを獲得する。
スキル:オンスロート(60マナ+最大10発)
発動すると敵チャンピオンを優先して最も近くの敵ユニットにメインとサブ武器両方で自動的に1.75秒間通常攻撃を行う。(通常攻撃は威力が下がる)
効果中は移動速度が上昇するがこのスキル以外での通常攻撃が行えなくなり、on-hit effectは25%に減少する。(クリティカルは普通に発生する)
スキル発動中は徐々に弾を消費していき、1.75秒で10発分消費することになる。
解説
ピストルという名前になってますが、ビジュアル的には鎌のような武器を振り回して攻撃します。
通常攻撃の即時発動というのはCSが取りやすいだけでなく、ヤスオのWなど飛翔物を落とす効果のものを無視して通常攻撃できるという効果になっています。
回復効果は1レベル時から8%のライフスティールと同等の効果になっていて、レベル毎に1%ずつ増加し最終的には25%にもなります。
ナサスの自動効果より少しスケールが遅いものの、最終的には同じくらいになるイメージでしょうか。
さらに自動でオーバーヒールまでついてきます。
いたれりつくせりだな、オイ。
スキルはアーゴットのWのような効果をもっている。
1.75秒間に最低6回の通常攻撃を行うので、アーゴットのAS3.0よりも攻撃速度が早く、他のスキルでマークをしなくても自動的にチャンピオンを優先して狙い、かつ何故か移動速度まで上昇します。
さんにもお歳暮送らないとね・・・。
on-hit effectの効果は激減しますが、通常攻撃を行うことにはかわりないので一瞬でプレスアタックを発動させることが出来ます。
相性のいいサブ武器:クレッシェンダム(チャクラム)
高速で通常攻撃を繰り出すので一気にミラーチャクラムのスタックを溜めることができます。移動速度上昇で近づいたところでクレッシェンダムに切り替えることで通常攻撃の回転率を上げることも出来ますし。
他にもインファーナム(火炎放射器)と組み合わせても爆風を連続で発生させることができ狭い場所の少数戦などでかなり強力です。
③グラヴィタム(重力キャノン)
自動効果
徐々に減衰する30%スローを3.5秒間付与する。
スキル:束縛のエクリプス(60マナ+10発)
グラヴィタムの自動効果でスローを受けている全ての敵ユニットのスローを解除し、代わりにダメージと1秒間のスネアを付与する。
解説
アッシュの固有能力に近い自動効果に、発動効果はジンのWのようなコンボさせてのスネアという欲張りスキル。
こいついっつも欲張ってんな。
スローレートは、徐々に減衰するとはいえ、アッシュのレベル18相当で効果時間は1.5秒も長いです。
しかもと違ってスキルを当てなくてもAAさえ入っていれば確定でスネアと追加ダメージを与えることができます。
あとなぜかスネアの射程は無限です。
なんで?
相性のいいサブ武器:すべて
この武器は他の武器と違い、メイン武器として使用した場合サブ武器の影響を受けない仕様になっています。
スロー、確定スネアとこの武器の自動効果・スキルはともに強力なので、グラヴィタムはサブ武器にキープして他のメイン武器と組み合わせて使うと真価を発揮すると言えるでしょう。
上で紹介したキャリブラム(ライフル)との組み合わせはもちろん、インファーナム(火炎放射器)と組み合わせると範囲スロー+スネアのスキルに変化させることができます。
④インファーナム(火炎放射器)
自動効果
建物を含む敵ユニットへの通常攻撃のダメージが10%増加し、対象の後方扇形の範囲に衝撃波を発生させ、ダメージを与える。衝撃波のダメージとミニオンに対するダメージペナルティはチャンピオンレベルで変化する。
クリティカルが発生すると衝撃波の範囲が拡大する。
スキル:ダスクウェーブ(60マナ+10発)
アフェリオスの前方扇型の範囲に貫通する炎の弾を発射し、当たった全てのユニットにダメージを与え、その後サブ武器で通常攻撃を行う。
解説
自動効果はジンクスのQのロケットモードのような効果。
のと違い、射程も伸びずに爆風にクリティカルダメージは乗らないですが、通常攻撃毎にマナを消費するわけでもないので手軽にプッシュやハラスを行えます。
あとなぜか通常攻撃のダメージも10%増加します。
なんで?
スキルの方はリメイク前のグレイブスのQと似た範囲の射程が短い攻撃。
多段ヒットはしないものの、1ウェーブをすべて巻き込める範囲を持っているので自動効果と合わせてかなりのウェーブプッシュ能力になります。
当たった対象すべてにサブ武器で追加攻撃が入るので自動効果が強力なサブ武器と合わせると効果がさらに増大します。
相性のいいサブ武器:すべて
はっきりいってどれと組み合わせても強力です。
キャリブラム(ライフル)と組み合わせればマークを大量発生させ、消化で狙った対象に大ダメージを与えることができますし、セヴェラム(ピストル)と組み合わせると一気に回復することができます。
グラヴィタム(重力キャノン)との相性の良さは言うまでもありませんし、クレッシェンダム(チャクラム)と組み合わせても1ウェーブミニオンを巻き込めば一気に6~7枚のミラーチャクラムを召喚することが出来ます。
⑤クレッシェンダム(チャクラム)
自動効果
通常攻撃が武器を投げるモーションに変化し、投げた武器が戻ってくるまでは通常攻撃が行えなくなる。チャクラムが対象にあたり、戻ってきてキャッチしたところでAAタイマーがリセットされる。
通常攻撃の弾速が増加攻撃速度に比例してアップする。
サブ武器として通常攻撃を行った際に5秒間持続するミラーチャクラムと呼ばれる小さいチャクラムの分身を作り出し、自分の周囲に配置する。(最大20個まで)
チャクラムで通常攻撃するときにミラーチャクラムは1つにつき30%の追加ダメージを与えるが、ミラーチャクラムが増えると1つあたりのダメージは減少していく。
ミラーチャクラムのダメージにはクリティカルが有効で、敵チャンピオンかエピックモンスターへ通常攻撃するとミラーチャクラムの持続時間が延長される。
スキル:セントリー(消費マナ60+10発)
指定地点にサブ武器をセントリーとして設置する。
セントリーは20秒間持続し、通常攻撃を行うたびに4秒間持続時間が減少する。
セントリーはアフェリオスの攻撃速度とクリティカル率を引き継ぐ。
解説
自動効果はサブにおいてミラーチャクラムを溜めて、メインにしてDPSを稼ぐ、といった効果。
スタックが溜めやすいのは複数AAが入れられるセヴェラム(ピストル)や範囲の広いインファーナム(火炎放射器)あたりですね。
通常攻撃の性能自体が変化するほうも凶悪で、要は対象が近ければ近いほど攻撃速度が上昇するという効果になっています。
マークスマンに対して距離を詰めたいファイターを返り討ちにしたりすることも出来ますし、フリーでタワーを殴れる時にこの武器を持っているとジンクスのミニガンもびっくりの速さでタワーを破壊することができます。
スキルはハイマーディンガーのようにタレットを設置する効果。
「サブ武器を設置する」という説明文ですが、実際はそのコピーを置いている感じで、セントリー設置時も普通に武器切り替えをすることはできるので、セントリーとアフェリオスが同じ武器を持つことも可能です。
あとなぜかこのセントリーの通常攻撃はクリティカルが発生します。
なんで?
相性のいいサブ武器:インファーナム(火炎放射器)
自動攻撃でAOEダメージを発生させることができます。
セントリーの攻撃はクリティカルが発動するので、クリティカル発生時インファーナムの範囲拡大効果を受けることができます。
攻撃速度があがっていると画面がピカピカして花火みたいで綺麗ですね。
ははは。
アルティメットスキルはメイン武器によって性能が変化する
そろそろ疲れてきましたか?
僕はここまで書くのに6時間以上かかってるんで大分疲れました。
最後はアルティメットスキル月光の祈りの性能についてです。
月光の祈り
指定方向にエネルギー弾を発射し、敵チャンピオンにあたると爆発し周囲のユニットにダメージを与え、その後メイン武器で追加通常攻撃を行う。
この追加攻撃のクリティカルはダメージが75%になるが弾数は消費しない。
またメイン武器に応じて追加効果が発生する。
キャリブラム(ライフル):このスキルで付与したマーク消費時にさらに追加ダメージを与える
セヴェラム(ピストル):ヘルスが回復する
グラヴィタム(重力キャノン):スローレートが99%に増加する
インファーナム(火炎放射器):爆発に追加ダメージが付与され、通常攻撃時の衝撃波の範囲が広がって複数回ヒットするようになる
クレッシェンダム(チャクラム):ミラーチャクラムを追加で3つ獲得する
射程は1600と中々長く、弾速はそれほど速くないが爆発範囲は広く使いやすいアルティメットスキルです。
追加で通常攻撃を行うのでスキルの数値以上に攻撃力反映率を持っているのと同義ですし、on-hit effectの恩恵も受けられます。
メイン武器ごとの追加効果も強烈で、特にグラヴィタムの範囲99%スローは遠隔でスレッシュのRを発動できるようなものですし、さらにQを使えばスネアまでつなげることができます。
ダメージ面でいうとインファーナムがぶっ壊れているので、この2つを優先して使っていけばとりあえずは問題ないでしょう。
アフェリオスのルーンとアイテムビルド
さてスキルセットの説明は一通り済んだので、ここからはルーンやアイテムのお話をしましょう。
多くのスキルに追加の通常攻撃がついていることやセヴェラム(ピストル)のスキルなど短時間で通常攻撃を複数回入れることが出来るチャンピオンなので、ルーンの第一候補はプレスアタックになるでしょう。
他に考えられるのは征服者あたりですが、遠距離攻撃型のチャンピオンの回復量がナーフされたので、少し厳しいかなと見ています。
ルーン設定例としてはこんな感じでしょうか。
追加攻撃がついていることもあって攻撃速度を上げるというよりはサステイン方面を伸ばすビルドをプロプレイヤーは試しているようです。
栄華の1列目は冷静沈着を選ぶプレイヤーも多いですね。
案外マナが辛い印象があったのでこれを選ぶということだと思います。
サブパスを覇道にするとよりサステインがあがってレーン戦重視の設定になります。
1stコアアイテムはほぼエッセンスリーバー固定ですね。クリティカル、マナサステイン、クールダウンとアフェリオスに必要なスタッツが揃っています。
2nd以降は2つのパターンがあり、クリティカル率を上げてバーストを高めるためにインフィニティエッジに行くルートと武器の自動効果を活かすためにルナーン・ハリケーンにいくルートです。
はクレッシェンダム(チャクラム)のセントリーやインファーナム(火炎放射器)などクリティカル率を上げると受けられる恩恵が大きいことや追加攻撃が頻繁に発生するので攻撃速度をあえて上げる必要はない、という考え方から来るビルドですね。
一方はグラヴィタム(重力キャノン)の自動効果などもばら撒けるので通常攻撃するだけで範囲スロー+スネアというとんでもない効果を発揮します。
もちろん以外にラピッドファイアキャノンやファントムダンサーを買ってもいいとおもいます。このへんは相手の構成次第ですね。
少数戦のバーストなら、集団戦のDPSとユーティリティならといった感じでしょうか。
3rdは2ndで買わなかった方を買うというのが一般的です。
防御的にいくならシルバーサッシュやマルモティウスの胃袋などを買うのもいいでしょう。
総評
最初に言っておきますが、このチャンピオンのこと、個人的にはあまり好きじゃありません。
ストーリーや見た目は結構好きなんですけどね。
アフェリオスは、いままでリリースされた様々なADCの要素を取り込んだ万能チャンピオンであるものの、弾数制限や持てる武器の数を制限することでその能力を自由に活用できないようにする、というコンセプトで作られたように見えます。
デザイン的に良くないなとおもう部分は、使う側よりも使われる側のほうが多くの知識と素早い判断力を要求される点です。
基本的にLoLのチャンピオンは4~6のスキルに1つの固有能力を持っているわけですが、アフェリオスの場合は武器の組み合わせだけで10通り、メインとサブの組み合わせでQスキルを考えた場合、グラヴィタム(重力キャノン)メイン時はサブ武器の干渉を受けないので1通りとして計算したとしても、17通りの効果をもっています。
Rも個別に考えると5種増えて22種類ですね。
アフェリオスを使う側は持っている武器の種類と弾数を常に把握した状態でプレイしているので、その瞬間瞬間に使えるスキルは3種類です。(武器が戦闘中弾切れをおこして入れ替わるのを考慮しても5種類程度)
なのでこの記事はめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、使ってみると案外難しくないチャンピオンなんですよね。
もちろん対戦相手側もアフェリオスが何の武器を持っているかは確認することは出来るのですが、
①武器のアイコンを確認する、②組み合わせの効果を思い出す、③対応を考えるという作業を戦闘の都度に行わなければいけないわけです。
アフェリオスはBAN率が高すぎてまともにデータが取れない、みたいなことをRiotが言っていましたが当たり前です。
プレイするハードルよりも、対面するハードルのほうがはるかに高いデザインなんですから。
まあデザイン上の問題点もそうですが、どの武器も元ネタになったマークスマンたちの能力の上位互換のような性能ばかりで、どの組み合わせで武器を使っても普通に強いというのが第2の問題点です。
特定の組み合わせに強弱をつけて武器ローテをプレイヤー側が調節する必要があったり、ビルドによって武器に強弱がつくような調整にすれば、もう少しプレイする側のハードルも上がるとは思うんですが、現状は全武器が強すぎます。
セナを見た時、このところの調整不可能なデザインのチャンピオンを出し過ぎたことを反省したのかな、と思っていたんですが全然そんなことなくてびっくりしちゃいましたよ。
おわりに
いかがだったでしょうか。
基本的に新チャンピオンに関しては好意的に書くようにしてきたんですが、ちょっとこのチャンピオンに関しては褒めるのが難しいですね。
面白かったらシェア等お願いします。続編につながります。
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