S14新アイテムセットレビュー APアイテム編【Patch14.1b】
新アイテムセットの情報を整理し、使うべきシチュエーションを分析する
こんにちは。
パッチ14.1がリリースされ、サモナーズリフトのデザイン一新や新しいクリープ、バロンのマイナーチェンが生まれるなど様々な変化が起こることになったシーズン14ですが、やはり一番難解なポイントはアイテムのリメイクといえるでしょう。
そこで本記事では今回のアイテムリメイクを体系立てて整理し、どのシチュエーションやチャンピオンに、どのアイテムが合いそうか?という観点で評価をしていこうとおもいます。
ファイターアイテム編はこちら
タンクアイテム編はこちら
アサシンアイテム編はこちら
ミシックアイテムが削除され、アイテムを買う順番にもある程度自由度が出来たので、何番目に買うべきアイテムなのか、どのアイテムと組み合わせたらよさそうか、についても考察していこうとおもいます。
1月11日時点でマイクロパッチのリリースが予告されているようなので、アイテム単体の強さを評価は控えめにしておくつもりなのでご了承ください。
削除されたアイテム:
エバーフロスト
シャッタードクイーンクラウン
ナイトハーベスター
悪魔の抱擁
リーチングリア
ストップウォッチ
変更なしだったアイテム:
リーライ・クリスタルセプター
メジャイソウルスティーラー
まず完成アイテムとしてはエバーフロストとシャッタードクイーンクラウン、悪魔の抱擁、そしてナイトハーベスターが削除されました。
そのうちナイトハーベスターはある程度近い役割のアイテムがありますが、シャッタードクイーンクラウンやエバーフロストといったロストチャプター派生かつ安く耐久が手に入っていたアイテムが無くなってしまいました。
これらを買っていたチャンピオンは代替のコアビルドを探すことになりそうです。
悪魔の抱擁もマナなしAPタンクなどで採用されるアイテムでしたが、こちらはマナが増えないアイテムが増えたのである程度補填が効きそうです。
ストップウォッチ削除に関しては、シーカーアームガードに性能が統合されたので、ことメイジに関して言えば影響はそれほど大きくはありません。(ほかのロールと比べればの話ですが)
ここからは新アイテムの紹介をしていきます。
素材アイテム別にカテゴリ分けし、それらに該当しないものをその他としてまとめます。
分類する上で素材がかぶってるルーデンコンパニオンは「ロストチャプター派生」、リッチベインは特性的に「その他」に分類しました。
完成アイテムの前に基本的な素材アイテムの変更があったのでまずそれに触れておきます。
435g→400g
魔力40→45
魔力60→70
マニアしか気にしないことですが、この変更で魔力1あたりのゴールド換算が21.75gから20.00gになりました。
さらにスキルヘイストを得られるアイテムの素材として新アイテムが追加されました。
コスト250g
スキルヘイスト +5
派生先 (要はあなたが思い浮かべたスキルヘイストが得られる素材アイテムのほぼすべてで使用します)
ちなみに1400g以下のアイテムでスキルヘイストがついているのにを素材としないものが2つあります。
即答出来たあなたはかなりのLoLマニアかもしれません。
まずはロストチャプター派生のアイテムも見ていきましょう。
旧ミシックのようにマナ、スキルヘイスト、魔力がバランスよく上がるアイテムがそろっていますが、前述のとおりヘルスが得られるアイテムがなくなりました。
1100g→1200g
パッチノートに未記載ですが、ロストチャプターが100g値上げされました。
対となる久遠のカタリストとの値段差が200gもあったのは不自然だったので、まあ悪くない落としどころなのかなと思います。
総コスト 3000g
レシピ ++700g
魔力+90
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 3秒ごとにスタックを獲得する。(最大6スタック)ダメージスキルが命中すると持っているスタックをすべて消費して追加ダメージをあたえ、スタックの数分だけ周囲のユニットにも同じ追加ダメージを与える。
効果範囲内に敵ユニットがいなかった場合、最初にあたった対象に複数回ヒットする。2回目以降のヒットはダメージが減少する。
ルーデンテンペストの生まれ変わりアイテム。
スプラッシュダメージはウェーブクリアだけでなく単体相手の場合にダメージが
上がるようになった。
素直で使いやすい性能になっているので、ミッドレーンなら大体これを選んでおけば失敗はない。
相性のよさそうなチャンピオン:ミッドのマナありメイジ全般
買うタイミング:1つ目、もしくは2つ目
総コスト 2800g
レシピ ++700g
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 自身のアルティメットスキルのスキルヘイストが20増加する
パッシブ アルティメットスキルで敵チャンピオンにダメージを与えるたび地面が3秒燃え上がり、その場にとどまると毎秒魔法ダメージをあたえて魔法防御を低下させ、与えたダメージに応じて範囲が拡大する。
アルティメット依存度が高めのメイジチャンピオン向けのアイテム。
炎上効果は複数ユニットに当たった場合、それぞれに炎上を引き起こすのでAOEか単体相手だとすると炎上を当て続けられる拘束時間が長いものだとより効果的となる。
炎上のダメージは魔法ダメージなのでクリスタルセプターと組み合わせるとより大きな影響力を生み出せそう。
相性のいいチャンピオン:マルザハールのような拘束力の高いR持ち、またはニーコのような広範囲に影響を出せるチャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目
総コスト 3000g
レシピ +++500g
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 追加マナの1%にあたる魔力を得る
パッシブ 8秒ごとにチャージを獲得し、スキルが命中するとチャージを消費して増加マナ5を得る。対象がチャンピオンだった場合は2倍獲得する。
この効果でマナ増加が360になると自動でセラフエンブレイスに進化する。
セラフエンブレイス
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+1000
パッシブ 追加マナの2%の魔力を獲得する。
パッシブ(ライフライン) ダメージを受け、そのダメージによって体力が30%未満になる場合、250+現在マナの20%の耐久力のシールドを得る。
ヘルスが得られなくなった代わりに魔力が増え、ロストチャプター派生に。
素材はシーズン10以前、性能はシーズン11に近い性能になった。
同じマナが上がるアイテムであるロッドオブエイジスと一緒に買うとややヘルス過剰だった感があったので、この変更でやや攻撃的なアイテムになったといえそうだ。
相性のいいチャンピオン:マナが不足しがちなチャンピオン、と合わせて購入する晩成型のチャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目(を買う場合、素材のだけ買っておいて先にを完成させるのがベター)
次にヘクステックオルタネーター派生を見ていきましょう。
この派生はマナを得られないものの魔法防御貫通や追加ダメージが強力で、短めの戦闘を意識したアイテムが多めになっています。
総コスト 1100g
レシピ ++300g
魔力+50
パッシブ チャンピオンにダメージを与えると追加の魔法ダメージを与える。
当のヘクステックオルタネーターはヘルスが取り除かれ、魔力だけが得られるアイテムになりました。
実装当初と近い形に戻りましたが、(おじさん的にはヘクステックリボルバーに近い性能)
コストが50g高く、かわりに魔力は10高いとかなりコスパがよくなった感があります。
(これはこのアイテムに限ったことではないですが)
総コスト 2900g
レシピ ++950g
魔力+100
魔法防御貫通+10
移動速度+5%
パッシブ チャンピオンに対して3秒以内に最大体力の35%にあたるダメージを与えると、対象に「スコール」を付与して、自分自身は移動速度が増加する。
パッシブ 「スコール」がついたチャンピオンは2秒後に電撃が発生し、魔法ダメージを受ける。
この電撃で倒されるか、電撃が発生する前に倒されると爆発し、広範囲にダメージを与える。
(遠隔攻撃チャンピオンの場合ダメージが75%になる)
さらにこのアイテムの持ち主は30gを獲得する。
追加攻撃の電撃のダメージが非常に高く、しかもキルにつながれば周りの敵も巻き込めるというバーストチャンピオンまたはAPジャングラー向けのアイテム。
ちなみに日本語パッチノートにはなぜか書かれていませんが、近接チャンピオンと遠隔チャンピオンではパッシブのダメージが変わるので注意。
相性のいいチャンピオン:APジャングラー、APアサシン、バーストメイジ
買うタイミング:1つ目、または2つ目(レーンで買う場合、ロストチャプターだけ買ってからこのアイテムを完成させるルートも強そうです)
総コスト 3200g
レシピ ++850g
魔力+120
魔法防御貫通+10
パッシブ 体力35%未満の敵に対する魔法ダメージ、確定ダメージがクリティカルになりダメージが20%増加する。
スタッツ面でのコスパはやや悪めですが、こちらもキルに関与しやすいパッシブを持っています。
変更前にあった対シールドへの特攻が削られ、体力が減っている相手へのダメージが上昇するようになりました。
確定ダメージにも影響を及ぼすので、アーリやゾーイのようなチャンピオンとの相性はよくなったでしょう。
相性のいいチャンピオン:確定ダメージ持ちAPチャンピオン。、、など。
買うタイミング:2つ目以降
総コスト 2700g
レシピ ++700g
魔力+90
スキルヘイスト+20
パッシブ 射程700以上でチャンピオンにスキルでダメージを与えるとそのチャンピオンを6秒間可視化し、その対象へ与えるダメージが10%増加する
パッシブ 1つ目のパッシブで可視化されたチャンピオンの周囲1200以内にいるすべての敵チャンピオンを2秒間可視化する
CCがトリガーから外されたかわりに視界を得る能力を得るようになりました。
ロングレンジのポークチャンピオンはもちろん、お値段も2700gと比較的安いのでサポートメイジで買うのも悪くないでしょう。
注意点があるとすれば、トラップやペットではホライゾンフォーカスの効果が発動しないこと()、射程700というのはスキルを使用したタイミングでの位置を参照するので、スキル使用後相手から離れて距離を稼ぐ、といったことはできない点です。
相性のいいチャンピオン:ゼラスのようなロングレンジのポークチャンピオン、ラックスのようなサポートメイジ
買うタイミング:2つ目以降
総コスト 2500g
レシピ ++600g
魔力+60
ヘルス+300
スキルヘイスト+15
アクティブ 指定方向にダッシュして扇状に弾を発射し、魔法ダメージを与える。
このアクティブはAAタイマーをリセットする
こちらも前の大幅アイテムリメイクで削除されたヘクステックプロトベルト01とほぼ同じ性能で帰ってきましたが、アクティブのダメージが削除前のレベル18のときの固定値よりもさらに高い値になっていて、アイテムパワーのインフレを感じられる一品です。(その代わりAPレートは0.1下がった)
飛び出す弾丸はウェーブクリアにも使いやすい性能になっています。
お値段が安く、固定値が高いということで買った瞬間強いアイテムになったため、以前からロケットベルトを持っていたチャンピオンはもちろん、サイラスやガリオなどでエバーフロストを使っていたプレイヤーはこちらに移行するのがスムーズかもしれません。(マナはもらえませんが)
相性のいいチャンピオン:近接型のAPチャンピオン全般
買うタイミング:1つ目
悲愴な仮面も帰ってきました、
オルタネーター派生とは逆に継続戦闘に適したアイテムになっています。
ライアンドリーの仮面、悲愴な仮面、リフトメーカーの継続戦闘に関するパッシブは効果は似ていてもすべて名前が違うので、同時に持っても問題ありません。
そのため+というビルドも成立します。
総コスト 1300g
++500g
魔力+35
ヘルス+200
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態のとき毎秒2%(最大6%)の追加ダメージを与える。
戦いを継続すればダメージが徐々に上がっていくというパッシブ。
この増加は与えたダメージをそのまま増幅するので、物理なら物理、魔法なら魔法、そして確定ダメージも確定ダメージとして増加します。
無駄になりにくいパッシブですしヘルスも同時に得られるので、一般的なメイジが1つ目のコアの完成前後でこのアイテムだけ買って当座の耐久力を得る、といったビルドが流行るかもしれません。(というか昔流行りました)
総コスト 3000g
レシピ ++850g
魔力+90
ヘルス+300
パッシブ スキルでダメージを与えると敵を燃やし3秒間、最大体力の2%の魔法ダメージを与える
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態のとき毎秒2%(最大6%)の追加ダメージを与える
対タンクなどヘルスの高い相手に特に有効なアイテム。
スキルを当てる頻度が大切になるので、バーストよりもDPSより、あるいはペットやトラップでハラスできるスキルセットと相性がいいといえるでしょう。
炎上効果によって悲愴な仮面のパッシブが維持しやすくなっている。
相性のいいチャンピオン:マナなしDPS寄りのAPチャンピオン(ランブルやモルデカイザーなど)、ペットやトラップなどで相手にダメージを与えられるチャンピオン(ザイラやティーモなど)
買うタイミング:相性のいいチャンプの1つ目か2つ目、対タンクの時の3つ目以降
総コスト 3000g
レシピ ++800g
魔力+80
スキルヘイスト+15
ヘルス+350
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態になると毎秒2%(最大10%)の追加ダメージを与える。効果が最大の間はオムニヴァンプを獲得する。(近接10%、遠隔6%)
パッシブ 増加体力の2%を魔力として獲得する
リーチングリアが素材から削除され、仮面派生になりました。。
オムニヴァンプが戦闘を5秒継続しないと得られなくなったりと使い勝手は変化し、レーン維持には若干使いづらくなった印象があります。
その代わり増加体力を魔力に変換できるようになったので、ロッドオブエイジスやヘクステックロケットベルト、あるいはタンクアイテムと組み合わせるとシナジーが見込めます。
相性のいいチャンピオン:APDPS系のチャンピオン(ブラッドミアやグウェンなど)
買うタイミング:1つ目または2つ目(個人的には2つ目のほうがいいかなと思っています)
枯死の宝石派生は割合で魔法防御を無視するアイテムなので基本的には敵前衛チャンピオンが固いときに有効なアイテム群になっています。
以前はヴォイドスタッフのみでしたが新しい選択肢が追加されました。
ただ、一度に購入できるのはどちらか1つのみです。
総コスト 2850g
レシピ + + 850g
魔力+70
スキルヘイスト+15
魔法防御貫通+30%
パッシブ 敵チャンピオンにダメージを与えた際、3秒以内に対象からキルまたはアシストを獲得すると、その位置に味方の体力を回復する新星が発生させ、範囲内の味方の体力を回復する。
よりチームファイト向けに調整された魔法防御貫通アイテム。
魔力、貫通力は落ちているもののスタッツ面でのコストパフォーマンスは非常に高く、パッシブ発動時の体力回復範囲もかなり広いので使い勝手はよさそうです。
ヴォイドスタッフより安いのも評価ポイントです。
相性のいいチャンピオン:確定ダメージを与えないメイジ全般
買うタイミング:3つ目以降。パワースパイクを強引に早めたいなら2つ目
総コスト 3000g
レシピ:+ + 1050g
魔力+80
魔法防御貫通+40%
コストが上がった代わりに魔力も増えました。
ただ安めの値段で効率よく火力を上げられるアイテムとして評価されていたので、この変更は若干ナーフ気味の調整かなとおもいます。
ただ化け物みたいなMRアイテムが大量追加されたので、もしかしたらクリプトブルームでは足りなくてこちらのお世話にならざるを得ないメタが来るかもしれません。
相性のいいチャンピオン:相手が大量の魔法防御を積んできたとき
買うタイミング:3つ目以降
守備的魔力アイテムであるゾーニャの砂時計とバンシーヴェールは前提アイテムを含めて大きな変更がありました。
値段が大幅にあがり、前提アイテムの役割が大きくなりました。
安くユーティリティを得られるヴァーダントバリア系と値上がりの影響で使い勝手が悪くなったゾーニャの砂時計で少し明暗が分かれた感があります。
総コスト 1600g
レシピ +++500g
魔力+45
物理防御 +25
アクティブ 1回だけ使用可能で固有時停止状態になれる。停止中は一切のアクションが行えなくなる。
ストップウォッチが無くなり、シーカーアームガードにその効果が移されました。
スタックで能力が上昇する効果はなくなったので、買った瞬間からかなり強いアイテムになりました。
総コスト 3250g
レシピ ++400g
魔力+120
物理防御+50
アクティブ 固有時停止状態になれる。クールダウン120秒
魔力が40、物理防御が5あがり、かわりにスキルヘイストがなくなって、コストが250g増加しました。
素材もムダニデカイロッドになったので全体的に大味というか買いづらくなりました。
特にサポートメイジ系にとってこの値上げはかなり遠く感じそうです。
ヘクステックロケットベルトのような安いコアアイテムを買う場合、高くなった分を補填できるので、この組み合わせで使う分には前に近い使用感を得られるかもしれません。
相性のいいチャンピオン:近接APチャンピオン全般、または相手にアサシンなどがいる場合
買うタイミング:2つ目以降
総コスト 1800g
レシピ +++550g
魔力+40
魔法防御+30
パッシブ 次に敵から受けるスキルをブロックするスペルシールドを獲得する(クールダウン60秒)
チャンピオンからダメージを受けると、クールダウンが再スタートされる。
ヴァーダントバリアにバンシーヴェールと同様のスペルシールドが付くようになりました。
ただし、クールダウンはバンシーヴェールの2倍の長さになっています。
とはいえ1800gでそれなりのAP/MRを得ながらスペルシールドをもらえるのは大きいので、ヴァーダントバリア止めで進化させない運用もありえそうです。
総コスト 3100g
レシピ ++50g
魔力+120
魔法防御+50
パッシブ 次に敵から受けるスキルをブロックするスペルシールドを獲得する(クールダウン30秒)
チャンピオンからダメージを受けると、クールダウンが再スタートされる。
ゾーニャの砂時計同様、値段があがりスタッツが上昇する調整を受けました。
ヴァーダントバリアの項で触れましたが、ヴァーダントバリアで一旦止めておいて終盤に余裕があったら進化させる、くらいの運用でよさそうです。
相性のいいチャンピオン:相手のキャッチが怖い時など
買うタイミング:3つ目以降
最後に独自に分けたカテゴリに属さない残りのアイテムを見ていきましょう。
総コスト 1300g
レシピ ++550g
ヘルス+350
マナ+300
パッシブ チャンピオンから受けた軽減前ダメージの7%をマナとして回復し、消費したマナの25%にあたる体力を回復する。1回のスキル発動につき、毎秒最大20の体力を回復できる。
お値段は据え置きのままヘルスが50増加しました。
ロストチャプターが100g値上がりしたことと併せて考えると、両者の差はかなり埋まったように感じます。
総コスト 2600g
レシピ ++550g
魔力+50
ヘルス+350
マナ+300
パッシブ 60秒ごとに体力が20、マナが20、魔力が4増加する。この効果は10回までスタックし、最大で体力200、マナ200、魔力40になる。最大スタックになると、チャンピオンレベルが1上昇する。
パッシブ チャンピオンから受けた軽減前ダメージの7%をマナとして回復し、消費したマナの25%にあたる体力を回復する。1回のスキル発動につき、毎秒最大20の体力を回復できる。
の回復効果トリガーで発生する移動速度上昇が削除され、買った瞬間に得られるスタッツも若干下がったものの、その代わり総コストが200g安くなりました。
これによって10分後のいわゆる「完成」が早まるのはもちろん、増加ヘルスとシナジーのあるリフトメーカーや増加マナとシナジーのあるアークエンジェルスタッフといった2つ目のアイテムへのつなぎも早くなりました。
総じて使い勝手はよくなったと思います。
相性のいいチャンピオン:レベルスケールが大きい晩成型のAPチャンピオン
買うタイミング:1つ目
総コスト 3600g
レシピ ++1100g
魔力+140
パッシブ 魔力が35%増加
ムダニデカイロッドが1本あたり魔力10増加したので合成後の魔力も20増加する調整を受けました。
アイテムセット全体で魔力が増える調整がなされている関係か、パッシブでの魔力増加が5%ナーフされています。
結果として若干コスパの悪いアイテムに見えてしまいますが、魔力反映率が高いチャンピオンではまだまだ採用圏内でしょう。
相性のいいチャンピオン:魔力反映率が高いチャンピオン、レイトゲームになったとき
買うタイミング:3つ目以降
総コスト 3000g
レシピ +++450g
魔力+80
体力+250
スキルヘイスト+25
移動速度+5%
パッシブ スキルでチャンピオンにダメージを与えると移動速度がチャンピオンレベルに応じて増加する。
このアイテムも実装当初に近い形で再リメイクされました。
コズミックドライブを欲しがるチャンピオンは、ある程度相手と近い距離を保ってカイトをしたり、張り付いてダメージを出しに行きたいタイプで、そういったチャンピオンにとってヘルスが欲しいスタッツの1つですから、以前のヘルスが得られないバージョンより今回の調整のほうが個人的には好みです。
スタッツだけ見てもかなり優秀で、インパクトがあるアイテムではないですが、マッチするチャンピオンには非常にいい選択肢になりそうです。
相性のいいチャンピオン:中間距離でDPSを出すメイジ、APブルーザーなど相手に張り付く必要があるチャンピオン
買うタイミング:2つ目以降
総コスト 3000g
レシピ +++550g
魔力+90
スキルヘイスト+15
攻撃速度+50%
パッシブ 通常攻撃に追加魔法DMを付与する
200gの値引きの代わりに魔力が10下がる調整を受けました。それ以外の変更点はありません。
このアイテムは買うチャンピオンが限られていて、逆に買うチャンピオンは必ず初手か2手目までに購入するアイテムなので、値下がりは歓迎でしょう。
相性のいいチャンピオン:通常攻撃を多用する魔力系チャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目
総コスト 3100g
レシピ +++150g
魔力+100
スキルヘイスト+15
移動速度+8%
パッシブ スキルを使った後、次の通常攻撃が強化されて追加の魔法ダメージを追加で与える
パッシブ 1つ目のパッシブが発動中、増加攻撃速度を得る
100g値上がりした代わりに、追加ダメージが増え、魔力が15増加し、攻撃速度上昇のパッシブを手に入れました。
このアイテムも買うチャンピオンが限られているアイテムですが、ナッシャーと違って2つ目以降に買うアイテムなので、値上がりについては影響が少ないです。
かなり強いアイテムになりましたが、まわりもインフレしているので相対的にどうかは使い込んでみないと正直わからないですね。
相性のいいチャンピオン:通常攻撃を強化するスキル持ちのAPチャンピオン
買うタイミング:2つ目以降(もしかしたら1つ目で買うビルドもありえるかも)
総コスト 2200g
レシピ ++500g
魔力+90
スキルヘイスト+15
パッシブ 敵チャンピオンに魔法ダメージを与えると「重傷」を付与する。
モレロノミコンはヘクステックピュートリファーが削除されたことで大幅な変更を受けました。
値段が800gも値引きされ、魔法防御貫通とヘルス増加が削除され、代わりにスキルヘイストが追加されました。
魔力は据え置きなのでコスパが悪いアイテムではなく、メイジからサポートまで広いロールで買えるアイテムといえそうです。
相性のいいチャンピオン:相手のチームにサステインの高いチャンピオンが多い場合
買うタイミング:2つ目以降
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これで変更のあったAPアイテムはすべて確認できました。(サポートアイテムは除く)
派生ごとに分けて紹介したので、本家よりはだいぶ見やすくなった、はずです。
全体的に新アイテムを中心にインフレ傾向ですが、使い勝手が良くなりそうな変更も多かったので数値問題が片付けばいいバランスに落ち着くかもしれません。
次回はファイターアイテムについてまとめたいと思います。
パッチ14.1がリリースされ、サモナーズリフトのデザイン一新や新しいクリープ、バロンのマイナーチェンが生まれるなど様々な変化が起こることになったシーズン14ですが、やはり一番難解なポイントはアイテムのリメイクといえるでしょう。
そこで本記事では今回のアイテムリメイクを体系立てて整理し、どのシチュエーションやチャンピオンに、どのアイテムが合いそうか?という観点で評価をしていこうとおもいます。
ファイターアイテム編はこちら
タンクアイテム編はこちら
アサシンアイテム編はこちら
ミシックアイテムが削除され、アイテムを買う順番にもある程度自由度が出来たので、何番目に買うべきアイテムなのか、どのアイテムと組み合わせたらよさそうか、についても考察していこうとおもいます。
1月11日時点でマイクロパッチのリリースが予告されているようなので、アイテム単体の強さを評価は控えめにしておくつもりなのでご了承ください。
削除されたアイテムについて
削除されたアイテム:
エバーフロスト
シャッタードクイーンクラウン
ナイトハーベスター
悪魔の抱擁
リーチングリア
ストップウォッチ
変更なしだったアイテム:
リーライ・クリスタルセプター
メジャイソウルスティーラー
まず完成アイテムとしてはエバーフロストとシャッタードクイーンクラウン、悪魔の抱擁、そしてナイトハーベスターが削除されました。
そのうちナイトハーベスターはある程度近い役割のアイテムがありますが、シャッタードクイーンクラウンやエバーフロストといったロストチャプター派生かつ安く耐久が手に入っていたアイテムが無くなってしまいました。
これらを買っていたチャンピオンは代替のコアビルドを探すことになりそうです。
悪魔の抱擁もマナなしAPタンクなどで採用されるアイテムでしたが、こちらはマナが増えないアイテムが増えたのである程度補填が効きそうです。
ストップウォッチ削除に関しては、シーカーアームガードに性能が統合されたので、ことメイジに関して言えば影響はそれほど大きくはありません。(ほかのロールと比べればの話ですが)
ここからは新アイテムの紹介をしていきます。
素材アイテム別にカテゴリ分けし、それらに該当しないものをその他としてまとめます。
分類する上で素材がかぶってるルーデンコンパニオンは「ロストチャプター派生」、リッチベインは特性的に「その他」に分類しました。
素材アイテムの変更
完成アイテムの前に基本的な素材アイテムの変更があったのでまずそれに触れておきます。
増魔の書
435g→400g
ブラスティングワンド
魔力40→45
ムダニデカイロッド
魔力60→70
マニアしか気にしないことですが、この変更で魔力1あたりのゴールド換算が21.75gから20.00gになりました。
さらにスキルヘイストを得られるアイテムの素材として新アイテムが追加されました。
輝きのモート
コスト250g
スキルヘイスト +5
派生先 (要はあなたが思い浮かべたスキルヘイストが得られる素材アイテムのほぼすべてで使用します)
ちなみに1400g以下のアイテムでスキルヘイストがついているのにを素材としないものが2つあります。
即答出来たあなたはかなりのLoLマニアかもしれません。
ロストチャプター派生のアイテム
まずはロストチャプター派生のアイテムも見ていきましょう。
旧ミシックのようにマナ、スキルヘイスト、魔力がバランスよく上がるアイテムがそろっていますが、前述のとおりヘルスが得られるアイテムがなくなりました。
ロストチャプター
1100g→1200g
パッチノートに未記載ですが、ロストチャプターが100g値上げされました。
対となる久遠のカタリストとの値段差が200gもあったのは不自然だったので、まあ悪くない落としどころなのかなと思います。
ルーデンコンパニオン
総コスト 3000g
レシピ ++700g
魔力+90
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 3秒ごとにスタックを獲得する。(最大6スタック)ダメージスキルが命中すると持っているスタックをすべて消費して追加ダメージをあたえ、スタックの数分だけ周囲のユニットにも同じ追加ダメージを与える。
効果範囲内に敵ユニットがいなかった場合、最初にあたった対象に複数回ヒットする。2回目以降のヒットはダメージが減少する。
ルーデンテンペストの生まれ変わりアイテム。
スプラッシュダメージはウェーブクリアだけでなく単体相手の場合にダメージが
上がるようになった。
素直で使いやすい性能になっているので、ミッドレーンなら大体これを選んでおけば失敗はない。
相性のよさそうなチャンピオン:ミッドのマナありメイジ全般
買うタイミング:1つ目、もしくは2つ目
マリグナンス
総コスト 2800g
レシピ ++700g
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 自身のアルティメットスキルのスキルヘイストが20増加する
パッシブ アルティメットスキルで敵チャンピオンにダメージを与えるたび地面が3秒燃え上がり、その場にとどまると毎秒魔法ダメージをあたえて魔法防御を低下させ、与えたダメージに応じて範囲が拡大する。
アルティメット依存度が高めのメイジチャンピオン向けのアイテム。
炎上効果は複数ユニットに当たった場合、それぞれに炎上を引き起こすのでAOEか単体相手だとすると炎上を当て続けられる拘束時間が長いものだとより効果的となる。
炎上のダメージは魔法ダメージなのでクリスタルセプターと組み合わせるとより大きな影響力を生み出せそう。
相性のいいチャンピオン:マルザハールのような拘束力の高いR持ち、またはニーコのような広範囲に影響を出せるチャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目
アークエンジェルスタッフ/セラフエンブレイス
総コスト 3000g
レシピ +++500g
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+600
パッシブ 追加マナの1%にあたる魔力を得る
パッシブ 8秒ごとにチャージを獲得し、スキルが命中するとチャージを消費して増加マナ5を得る。対象がチャンピオンだった場合は2倍獲得する。
この効果でマナ増加が360になると自動でセラフエンブレイスに進化する。
セラフエンブレイス
魔力+80
スキルヘイスト+20
マナ+1000
パッシブ 追加マナの2%の魔力を獲得する。
パッシブ(ライフライン) ダメージを受け、そのダメージによって体力が30%未満になる場合、250+現在マナの20%の耐久力のシールドを得る。
ヘルスが得られなくなった代わりに魔力が増え、ロストチャプター派生に。
素材はシーズン10以前、性能はシーズン11に近い性能になった。
同じマナが上がるアイテムであるロッドオブエイジスと一緒に買うとややヘルス過剰だった感があったので、この変更でやや攻撃的なアイテムになったといえそうだ。
相性のいいチャンピオン:マナが不足しがちなチャンピオン、と合わせて購入する晩成型のチャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目(を買う場合、素材のだけ買っておいて先にを完成させるのがベター)
ヘクステックオルタネーター派生
次にヘクステックオルタネーター派生を見ていきましょう。
この派生はマナを得られないものの魔法防御貫通や追加ダメージが強力で、短めの戦闘を意識したアイテムが多めになっています。
ヘクステックオルタネーター
総コスト 1100g
レシピ ++300g
魔力+50
パッシブ チャンピオンにダメージを与えると追加の魔法ダメージを与える。
当のヘクステックオルタネーターはヘルスが取り除かれ、魔力だけが得られるアイテムになりました。
実装当初と近い形に戻りましたが、(おじさん的にはヘクステックリボルバーに近い性能)
コストが50g高く、かわりに魔力は10高いとかなりコスパがよくなった感があります。
(これはこのアイテムに限ったことではないですが)
ストームサージ ※Hotfixでナーフ
総コスト 2900g
レシピ ++950g
魔力+100
魔法防御貫通+10
移動速度+5%
パッシブ チャンピオンに対して3秒以内に最大体力の35%にあたるダメージを与えると、対象に「スコール」を付与して、自分自身は移動速度が増加する。
パッシブ 「スコール」がついたチャンピオンは2秒後に電撃が発生し、魔法ダメージを受ける。
この電撃で倒されるか、電撃が発生する前に倒されると爆発し、広範囲にダメージを与える。
(遠隔攻撃チャンピオンの場合ダメージが75%になる)
さらにこのアイテムの持ち主は30gを獲得する。
追加攻撃の電撃のダメージが非常に高く、しかもキルにつながれば周りの敵も巻き込めるというバーストチャンピオンまたはAPジャングラー向けのアイテム。
ちなみに日本語パッチノートにはなぜか書かれていませんが、近接チャンピオンと遠隔チャンピオンではパッシブのダメージが変わるので注意。
相性のいいチャンピオン:APジャングラー、APアサシン、バーストメイジ
買うタイミング:1つ目、または2つ目(レーンで買う場合、ロストチャプターだけ買ってからこのアイテムを完成させるルートも強そうです)
シャドウフレイム
総コスト 3200g
レシピ ++850g
魔力+120
魔法防御貫通+10
パッシブ 体力35%未満の敵に対する魔法ダメージ、確定ダメージがクリティカルになりダメージが20%増加する。
スタッツ面でのコスパはやや悪めですが、こちらもキルに関与しやすいパッシブを持っています。
変更前にあった対シールドへの特攻が削られ、体力が減っている相手へのダメージが上昇するようになりました。
確定ダメージにも影響を及ぼすので、アーリやゾーイのようなチャンピオンとの相性はよくなったでしょう。
相性のいいチャンピオン:確定ダメージ持ちAPチャンピオン。、、など。
買うタイミング:2つ目以降
ホライゾンフォーカス
総コスト 2700g
レシピ ++700g
魔力+90
スキルヘイスト+20
パッシブ 射程700以上でチャンピオンにスキルでダメージを与えるとそのチャンピオンを6秒間可視化し、その対象へ与えるダメージが10%増加する
パッシブ 1つ目のパッシブで可視化されたチャンピオンの周囲1200以内にいるすべての敵チャンピオンを2秒間可視化する
CCがトリガーから外されたかわりに視界を得る能力を得るようになりました。
ロングレンジのポークチャンピオンはもちろん、お値段も2700gと比較的安いのでサポートメイジで買うのも悪くないでしょう。
注意点があるとすれば、トラップやペットではホライゾンフォーカスの効果が発動しないこと()、射程700というのはスキルを使用したタイミングでの位置を参照するので、スキル使用後相手から離れて距離を稼ぐ、といったことはできない点です。
相性のいいチャンピオン:ゼラスのようなロングレンジのポークチャンピオン、ラックスのようなサポートメイジ
買うタイミング:2つ目以降
ヘクステックロケットベルト ※Hotfixでナーフ
総コスト 2500g
レシピ ++600g
魔力+60
ヘルス+300
スキルヘイスト+15
アクティブ 指定方向にダッシュして扇状に弾を発射し、魔法ダメージを与える。
このアクティブはAAタイマーをリセットする
こちらも前の大幅アイテムリメイクで削除されたヘクステックプロトベルト01とほぼ同じ性能で帰ってきましたが、アクティブのダメージが削除前のレベル18のときの固定値よりもさらに高い値になっていて、アイテムパワーのインフレを感じられる一品です。(その代わりAPレートは0.1下がった)
飛び出す弾丸はウェーブクリアにも使いやすい性能になっています。
お値段が安く、固定値が高いということで買った瞬間強いアイテムになったため、以前からロケットベルトを持っていたチャンピオンはもちろん、サイラスやガリオなどでエバーフロストを使っていたプレイヤーはこちらに移行するのがスムーズかもしれません。(マナはもらえませんが)
相性のいいチャンピオン:近接型のAPチャンピオン全般
買うタイミング:1つ目
悲愴な仮面派生のアイテム
悲愴な仮面も帰ってきました、
オルタネーター派生とは逆に継続戦闘に適したアイテムになっています。
ライアンドリーの仮面、悲愴な仮面、リフトメーカーの継続戦闘に関するパッシブは効果は似ていてもすべて名前が違うので、同時に持っても問題ありません。
そのため+というビルドも成立します。
悲愴な仮面
総コスト 1300g
++500g
魔力+35
ヘルス+200
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態のとき毎秒2%(最大6%)の追加ダメージを与える。
戦いを継続すればダメージが徐々に上がっていくというパッシブ。
この増加は与えたダメージをそのまま増幅するので、物理なら物理、魔法なら魔法、そして確定ダメージも確定ダメージとして増加します。
無駄になりにくいパッシブですしヘルスも同時に得られるので、一般的なメイジが1つ目のコアの完成前後でこのアイテムだけ買って当座の耐久力を得る、といったビルドが流行るかもしれません。(というか昔流行りました)
ライアンドリーの仮面
総コスト 3000g
レシピ ++850g
魔力+90
ヘルス+300
パッシブ スキルでダメージを与えると敵を燃やし3秒間、最大体力の2%の魔法ダメージを与える
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態のとき毎秒2%(最大6%)の追加ダメージを与える
対タンクなどヘルスの高い相手に特に有効なアイテム。
スキルを当てる頻度が大切になるので、バーストよりもDPSより、あるいはペットやトラップでハラスできるスキルセットと相性がいいといえるでしょう。
炎上効果によって悲愴な仮面のパッシブが維持しやすくなっている。
相性のいいチャンピオン:マナなしDPS寄りのAPチャンピオン(ランブルやモルデカイザーなど)、ペットやトラップなどで相手にダメージを与えられるチャンピオン(ザイラやティーモなど)
買うタイミング:相性のいいチャンプの1つ目か2つ目、対タンクの時の3つ目以降
リフトメーカー
総コスト 3000g
レシピ ++800g
魔力+80
スキルヘイスト+15
ヘルス+350
パッシブ 敵チャンピオンと戦闘状態になると毎秒2%(最大10%)の追加ダメージを与える。効果が最大の間はオムニヴァンプを獲得する。(近接10%、遠隔6%)
パッシブ 増加体力の2%を魔力として獲得する
リーチングリアが素材から削除され、仮面派生になりました。。
オムニヴァンプが戦闘を5秒継続しないと得られなくなったりと使い勝手は変化し、レーン維持には若干使いづらくなった印象があります。
その代わり増加体力を魔力に変換できるようになったので、ロッドオブエイジスやヘクステックロケットベルト、あるいはタンクアイテムと組み合わせるとシナジーが見込めます。
相性のいいチャンピオン:APDPS系のチャンピオン(ブラッドミアやグウェンなど)
買うタイミング:1つ目または2つ目(個人的には2つ目のほうがいいかなと思っています)
枯死の宝石派生のアイテム
枯死の宝石派生は割合で魔法防御を無視するアイテムなので基本的には敵前衛チャンピオンが固いときに有効なアイテム群になっています。
以前はヴォイドスタッフのみでしたが新しい選択肢が追加されました。
ただ、一度に購入できるのはどちらか1つのみです。
クリプトブルーム※パッチノートに誤記があり修正
総コスト 2850g
レシピ + + 850g
魔力+70
スキルヘイスト+15
魔法防御貫通+30%
パッシブ 敵チャンピオンにダメージを与えた際、3秒以内に対象からキルまたはアシストを獲得すると、その位置に味方の体力を回復する新星が発生させ、範囲内の味方の体力を回復する。
よりチームファイト向けに調整された魔法防御貫通アイテム。
魔力、貫通力は落ちているもののスタッツ面でのコストパフォーマンスは非常に高く、パッシブ発動時の体力回復範囲もかなり広いので使い勝手はよさそうです。
ヴォイドスタッフより安いのも評価ポイントです。
相性のいいチャンピオン:確定ダメージを与えないメイジ全般
買うタイミング:3つ目以降。パワースパイクを強引に早めたいなら2つ目
ヴォイドスタッフ
総コスト 3000g
レシピ:+ + 1050g
魔力+80
魔法防御貫通+40%
コストが上がった代わりに魔力も増えました。
ただ安めの値段で効率よく火力を上げられるアイテムとして評価されていたので、この変更は若干ナーフ気味の調整かなとおもいます。
ただ化け物みたいなMRアイテムが大量追加されたので、もしかしたらクリプトブルームでは足りなくてこちらのお世話にならざるを得ないメタが来るかもしれません。
相性のいいチャンピオン:相手が大量の魔法防御を積んできたとき
買うタイミング:3つ目以降
守備的アイテム
守備的魔力アイテムであるゾーニャの砂時計とバンシーヴェールは前提アイテムを含めて大きな変更がありました。
値段が大幅にあがり、前提アイテムの役割が大きくなりました。
安くユーティリティを得られるヴァーダントバリア系と値上がりの影響で使い勝手が悪くなったゾーニャの砂時計で少し明暗が分かれた感があります。
シーカーアームガード
総コスト 1600g
レシピ +++500g
魔力+45
物理防御 +25
アクティブ 1回だけ使用可能で固有時停止状態になれる。停止中は一切のアクションが行えなくなる。
ストップウォッチが無くなり、シーカーアームガードにその効果が移されました。
スタックで能力が上昇する効果はなくなったので、買った瞬間からかなり強いアイテムになりました。
ゾーニャの砂時計
総コスト 3250g
レシピ ++400g
魔力+120
物理防御+50
アクティブ 固有時停止状態になれる。クールダウン120秒
魔力が40、物理防御が5あがり、かわりにスキルヘイストがなくなって、コストが250g増加しました。
素材もムダニデカイロッドになったので全体的に大味というか買いづらくなりました。
特にサポートメイジ系にとってこの値上げはかなり遠く感じそうです。
ヘクステックロケットベルトのような安いコアアイテムを買う場合、高くなった分を補填できるので、この組み合わせで使う分には前に近い使用感を得られるかもしれません。
相性のいいチャンピオン:近接APチャンピオン全般、または相手にアサシンなどがいる場合
買うタイミング:2つ目以降
ヴァーダントバリア
総コスト 1800g
レシピ +++550g
魔力+40
魔法防御+30
パッシブ 次に敵から受けるスキルをブロックするスペルシールドを獲得する(クールダウン60秒)
チャンピオンからダメージを受けると、クールダウンが再スタートされる。
ヴァーダントバリアにバンシーヴェールと同様のスペルシールドが付くようになりました。
ただし、クールダウンはバンシーヴェールの2倍の長さになっています。
とはいえ1800gでそれなりのAP/MRを得ながらスペルシールドをもらえるのは大きいので、ヴァーダントバリア止めで進化させない運用もありえそうです。
バンシーヴェール
総コスト 3100g
レシピ ++50g
魔力+120
魔法防御+50
パッシブ 次に敵から受けるスキルをブロックするスペルシールドを獲得する(クールダウン30秒)
チャンピオンからダメージを受けると、クールダウンが再スタートされる。
ゾーニャの砂時計同様、値段があがりスタッツが上昇する調整を受けました。
ヴァーダントバリアの項で触れましたが、ヴァーダントバリアで一旦止めておいて終盤に余裕があったら進化させる、くらいの運用でよさそうです。
相性のいいチャンピオン:相手のキャッチが怖い時など
買うタイミング:3つ目以降
その他の完成アイテム
最後に独自に分けたカテゴリに属さない残りのアイテムを見ていきましょう。
久遠のカタリスト
総コスト 1300g
レシピ ++550g
ヘルス+350
マナ+300
パッシブ チャンピオンから受けた軽減前ダメージの7%をマナとして回復し、消費したマナの25%にあたる体力を回復する。1回のスキル発動につき、毎秒最大20の体力を回復できる。
お値段は据え置きのままヘルスが50増加しました。
ロストチャプターが100g値上がりしたことと併せて考えると、両者の差はかなり埋まったように感じます。
ロッドオブエイジス
総コスト 2600g
レシピ ++550g
魔力+50
ヘルス+350
マナ+300
パッシブ 60秒ごとに体力が20、マナが20、魔力が4増加する。この効果は10回までスタックし、最大で体力200、マナ200、魔力40になる。最大スタックになると、チャンピオンレベルが1上昇する。
パッシブ チャンピオンから受けた軽減前ダメージの7%をマナとして回復し、消費したマナの25%にあたる体力を回復する。1回のスキル発動につき、毎秒最大20の体力を回復できる。
の回復効果トリガーで発生する移動速度上昇が削除され、買った瞬間に得られるスタッツも若干下がったものの、その代わり総コストが200g安くなりました。
これによって10分後のいわゆる「完成」が早まるのはもちろん、増加ヘルスとシナジーのあるリフトメーカーや増加マナとシナジーのあるアークエンジェルスタッフといった2つ目のアイテムへのつなぎも早くなりました。
総じて使い勝手はよくなったと思います。
相性のいいチャンピオン:レベルスケールが大きい晩成型のAPチャンピオン
買うタイミング:1つ目
ラバドンデスキャップ
総コスト 3600g
レシピ ++1100g
魔力+140
パッシブ 魔力が35%増加
ムダニデカイロッドが1本あたり魔力10増加したので合成後の魔力も20増加する調整を受けました。
アイテムセット全体で魔力が増える調整がなされている関係か、パッシブでの魔力増加が5%ナーフされています。
結果として若干コスパの悪いアイテムに見えてしまいますが、魔力反映率が高いチャンピオンではまだまだ採用圏内でしょう。
相性のいいチャンピオン:魔力反映率が高いチャンピオン、レイトゲームになったとき
買うタイミング:3つ目以降
コズミックドライブ
総コスト 3000g
レシピ +++450g
魔力+80
体力+250
スキルヘイスト+25
移動速度+5%
パッシブ スキルでチャンピオンにダメージを与えると移動速度がチャンピオンレベルに応じて増加する。
このアイテムも実装当初に近い形で再リメイクされました。
コズミックドライブを欲しがるチャンピオンは、ある程度相手と近い距離を保ってカイトをしたり、張り付いてダメージを出しに行きたいタイプで、そういったチャンピオンにとってヘルスが欲しいスタッツの1つですから、以前のヘルスが得られないバージョンより今回の調整のほうが個人的には好みです。
スタッツだけ見てもかなり優秀で、インパクトがあるアイテムではないですが、マッチするチャンピオンには非常にいい選択肢になりそうです。
相性のいいチャンピオン:中間距離でDPSを出すメイジ、APブルーザーなど相手に張り付く必要があるチャンピオン
買うタイミング:2つ目以降
ナッシャートゥース
総コスト 3000g
レシピ +++550g
魔力+90
スキルヘイスト+15
攻撃速度+50%
パッシブ 通常攻撃に追加魔法DMを付与する
200gの値引きの代わりに魔力が10下がる調整を受けました。それ以外の変更点はありません。
このアイテムは買うチャンピオンが限られていて、逆に買うチャンピオンは必ず初手か2手目までに購入するアイテムなので、値下がりは歓迎でしょう。
相性のいいチャンピオン:通常攻撃を多用する魔力系チャンピオン
買うタイミング:1つ目か2つ目
リッチベイン
総コスト 3100g
レシピ +++150g
魔力+100
スキルヘイスト+15
移動速度+8%
パッシブ スキルを使った後、次の通常攻撃が強化されて追加の魔法ダメージを追加で与える
パッシブ 1つ目のパッシブが発動中、増加攻撃速度を得る
100g値上がりした代わりに、追加ダメージが増え、魔力が15増加し、攻撃速度上昇のパッシブを手に入れました。
このアイテムも買うチャンピオンが限られているアイテムですが、ナッシャーと違って2つ目以降に買うアイテムなので、値上がりについては影響が少ないです。
かなり強いアイテムになりましたが、まわりもインフレしているので相対的にどうかは使い込んでみないと正直わからないですね。
相性のいいチャンピオン:通常攻撃を強化するスキル持ちのAPチャンピオン
買うタイミング:2つ目以降(もしかしたら1つ目で買うビルドもありえるかも)
モレロノミコン
総コスト 2200g
レシピ ++500g
魔力+90
スキルヘイスト+15
パッシブ 敵チャンピオンに魔法ダメージを与えると「重傷」を付与する。
モレロノミコンはヘクステックピュートリファーが削除されたことで大幅な変更を受けました。
値段が800gも値引きされ、魔法防御貫通とヘルス増加が削除され、代わりにスキルヘイストが追加されました。
魔力は据え置きなのでコスパが悪いアイテムではなく、メイジからサポートまで広いロールで買えるアイテムといえそうです。
相性のいいチャンピオン:相手のチームにサステインの高いチャンピオンが多い場合
買うタイミング:2つ目以降
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
これで変更のあったAPアイテムはすべて確認できました。(サポートアイテムは除く)
派生ごとに分けて紹介したので、本家よりはだいぶ見やすくなった、はずです。
全体的に新アイテムを中心にインフレ傾向ですが、使い勝手が良くなりそうな変更も多かったので数値問題が片付けばいいバランスに落ち着くかもしれません。
次回はファイターアイテムについてまとめたいと思います。
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