LJL観戦メモ2022Spring Day2

February 15, 2022 by lol-cla管理人, Patch 12.2

ゼリ。

Game1 SoftbankHawksGaming vs RascalJester





かなり競った試合で内容的にもすばらしかったが
最終的にはトリンダメアとグレイブスというチャンピオン性能のギャップが出てRJが勝ち切った。

序盤はSHGがBlankのゲームメイク能力をいかんなく発揮してミッドレーン周辺のコントロールを完全に握ったが、
3体目のドラゴンファイトで、あえてスクライヤーブルームを叩かずに裏取りを成功させたSecretの頭脳プレイでRJはゲームをイーブンに戻すと、ポッピーベイガー入りゾーニング・ディスエンゲージ構成の強味をいかして、Inoのトリンダメアが対処不能になるまで育つ時間を創出した。

これでトリンダメアはLJLで2連勝。育ったら対処不能になる時限爆弾のようなチャンピオンで、試合テンポが緩やかになりがちなLJLでは対応が難しく今後他リージョンよりもバンされる機会が増えていくかもしれない。

RJは今シーズン初勝利。各プレイヤーが自分に与えられた役割をきっちりこなした試合で、オフシーズンに良い練習を積めたのかな、という印象を受けた。

連敗スタートとなったSHGだが、
厳しいチェックを受けるなかでDasheRは再三素晴らしいショックウェーブを決めていたし全体のパフォーマンスは悪くなかった。
ただいいプレイをしても負けてが続くチームは、徐々にプレイのクオリティ自体も落ちていってしまう
ことが多いので、次戦あたりで初白星を挙げてほしいところだ。



Game2 AXIZ vs V3 esports





MegumiinのTFに対して、Eugeoがガリオをピックしグローバルアルティメットに対抗。
フロントを3枚用意することでDresscodeのジンクスにキャリーさせようというV3の作戦とピックは悪くなかったが、ゼリを生み出したRiotとそれを使いこなしたSangchuが悪かった。

射程900でAAしてくるブリンク持ちのマスターイーは論外として、Swampのヴィエゴも素晴らしいパフォーマンスでV3としてはKR勢のフィジカルを押し付けられてしまったな、という試合内容だった。

AXZは連勝スタート。前評判は正直高くなかったが、Day1でみせた独自の戦略や新規加入のKR勢の高いフィジカルでリーグの台風の目になりつつある。

一方V3は連敗スタート。インチキチャンプに轢かれてしまったが、自分たちの形はうまくつくれていたので、どこかで初勝利をあげて弾みをつけてほしい。



Game3 CreatGamingAct vs BurningCore





CGAはダイアナBANでADMidをけん制しつつ、Topでトリンダメアをうまく活用されないようにそれのカウンターであるレネクトンをぶつけたドラフト、
それに対しBCは4th5thでカーサス、ダリウスというややオフメタながら構成に合いそうなピックをぶつけて、ドラフトではBCがややアドバンテージを得たように見えた。

インゲームではFlawlesSはKP90%と驚異のキル関与率で、それほど積極的に動けるジャングラーではないカーサスできっちりとボットレーンを育てるゲームメイクをし、集団戦ではCC役、DPS、キル回収と状況に応じた立ち回りでチームをキャリーした。

CGAもNemohやKaitoが要所でベストなタイミングでCCを入れるなど良いプレーが光っものの、それをことごとく封殺したFujimotoのタム・ケンチが見事だった。

これでBCは2連勝。1戦目とはまた違ったBotにキャリーさせる構成が上手くいったのは大きな収穫。Jgのパフォーマンスが高く、ピックやチーム事情によって自在にキャリーを切り替えられるというのは今後リーグを戦う上でかなり有利に働きそうだ。

CGAは連敗スタート。昨シーズン元気だったCassinは思ったようにプレイエリアを拡大出来ていない。
MidのKaitoはまだキャリアが浅く群雄割拠のLJLMidレーンで苦戦するのはある程度受け入れるしかないので、SupのNemohとの連携を深めていくことが連敗脱出のカギになるだろう。



Game4 SengokuGaming vs DetonationFocusMe





2試合目で大暴れしたゼリだったが、ここではDFMのゼリ対策がそれを上回った。
ゼリの弱点はレーン戦でのウェーブクリア能力の乏しさで、それを突くためにドラフトからゲーム序盤のセットアップがお見事のひとこと。

レベル1が強くレーン戦も強力なカルマをとってインべードし、ジャングルの縦割りを強要。
これによりBotサイドをストロングサイドにすることが成功したDFMはレーンをフリープッシュでき、タワーダイブからからテンポを加速させていく。
5分半にはファーストドレイクを獲得するとレーンの優位を生かしてHarpが先手先手でオブジェクトに身体を寄せていく。

SGもDFMのヘラルド優先のローテーションに反応してMidをプッシュしてプレートを割ったり、ドラゴンを取ったりと応手が上手い。

実力が拮抗した試合だったと思うが、SGの小さなミスを咎めて利益を取りきったDFMが上手く、、あた視界の優位を生かして効率よく相手にプレッシャーをかけミスを引き出す方法にも長けていた。

DFMはメンバーが変わっても安定の2連勝スタート。ゲーム内ではStealのポッピーの正義の鉄槌の精度が光って見えたがだったが、個人技だけでなく全体的な視界やエリア取りが上手かった。

SGは1勝1敗。中盤まではくらいついていたが、最後のほうは少し集中が切れたのか雑なプレイが多くなってしまった。
Onceの起死回生を狙ったキックがエルダー前で決まったシーンは素晴らしかったがさすがについた差が大きかった。