LJL観戦メモ2022Spring Day11
2位争いが熾烈になってきた
BurningCore vs V3esports

サイドレーンでの動きが強いチャンピオン2体にディスエンゲージ力のあるJgを組み合わせた1-3-1が強そうなBCの構成に対して、
今シーズンの
まさにそれを狙ったゲーム時間8分のV3側のトップガンクだったが、RayFarkyがYunikaをうまくタワー下に誘い込んでダブルキルを獲得。
そのまま1体目のヘラルドを確保してV3のピック段階での作戦を瓦解させた。
取ったヘラルドをトップに召喚したBCはそのままトップの1stタワーを破壊、さらに2ndタワー下にいるWashidaiにタワーダイブを決めて12分20秒でトップの2タワーの破壊に成功する。
こうなるとボットサイドでゲームメイクするしかないV3は2回にわたってリバー周りでFujimotoをキャッチ、ドラゴンを2体連続で獲得し、食らいついていく。
2回目のキャッチの場面は育ったRayFarkyがドラゴンに寄っている最中だっただけに、早急に当たってしまったBCのミスにも見えた。
BCはこのミスを反省してか育ったRayFarkyを中心にゲームを動かしにいくが、18分過ぎのタワーダイブにはEugeoの
20分ごろに起きた3体目のドラゴンを巡った長い戦いでは、両チームの視界の取り方で差がついた。
戦闘開始直後両チームのアルティメットがほとんど全部落ちる展開になり、体力の削れた
これに気づけていれば、人数差があったV3はファイトに勝利できていたかもしれないが、残念ながら気づくことはできなかった。
リコールしてきたDiceが間に合い、さらにファイトが長引いたことで集団戦の最初につかった
アカリが十分に育ったBCはDiceとRayFarkyのどちらを起点にしてもゲームが動かせるようになり、V3は対応が難しくなってしまった。
その後サイドレーンでのキャッチやYunikaのバロンスティールなどV3も見せ場は作ったものの、BCはFlawlesSの
勝ったBCは7勝4敗。中盤以降のミスが多く、内容は決してよくなかったが主にソロレーナーの個人技の高さで勝ちを拾った。
敗れたV3はいまだ勝利なしの0勝11敗。
BCのミスがあったとはいえ、自分たちの有利な集団戦の形を作り2体目のドラゴンやミッドの1stタワーを獲得するなど内容は今シーズン1番だった。
つくづくトップレーンでのダイブミスが悔やまれる試合だったが、この内容が続けられれば初勝利も十分あり得そうだ。
AXIZ vs SoftbankHawksGaming

AXZはtol2はもはやおなじみとなった3連続トップマークスマンピック。
Kinatuはマークスマンに強い
3分過ぎのトップミッド同時ガンクはSHGの完全なデザインプレイ。
お互いジャングラーがトップに見えてミッドがガンクに対して無警戒になるため、Marbleはハードプッシュをし
このガンクで
AXZもトップに1回ガンクを刺すことに成功したものの、その後Blankのヘクスフラッシュをつかったおしゃれなタワーダイブなどが決まり、両ソロレーンはSHGがリードする展開に。
これを受けてAXZも反対サイドできっちりとオブジェクトを取り返し、2体目のドラゴンやボットの1stタワーを獲得する。
ゲーム時間15分、先手でローテーションしてきたSHGは2体目のヘラルドに先に触る。これに反応したAXZが近づいてくるとSHGはヘラルドの残り体力3700とかなり削った状態だったのにもかかわらず冷静にリセットを判断。
ポジションを主張しにきたDiceyに
CCとスローで固められたAXZのメンバーに
このファイトでSHGは、無理せずにヘラルドをリセットする、相手のヘラルドタッチにちょっかいをかけながら残りのメンバーでミッドのウェーブを押す、
逆にAXZは
この後はAXZが仕掛けたところを綺麗に返し続けたSHGが順調にオブジェクトを重ね、危なげなく勝利を収めた。
SHGは勝って3勝8敗。この試合はなんといってもRainaの
チーム全体としてもコールがシンプルになったのか意思決定がスムーズになったように見え、次節以降も期待もてそうだ。
AXZは敗れて同じく3勝8敗に。
ボットサイドをストロングサイドにしたときのトップマークスマンの運用は非常に繊細で、ルーキーのtol2には少し酷なゲームプランになってしまった。
SengokuGaming vs CrestGamingAct

ADCが多くバンされる最近のLJLでは珍しいドラフトになったこの試合。
HybirDにスケーリングADCを持たせたくないSGは先に
それに対しCGAは今季初登場の
序盤から激しいキルトレードになった。
開始直後にはSGが敵陣赤バフにレイトインベードを仕掛けラプタースタートしていた
その後6分に起きたリバーファイトでは、ドラゴンに寄ろうとする
CGAは続けざまに
慌ただしい序盤戦になったが、8分50秒。ヘラルドタイムを無視してCassinがボットタワーへとダイブ。これがダブルキルとなってJg、ADC間でそれぞれ約1200gの差をつけてCGAがリードすることとなった。
こうなると相手のJg、ADCがいるサイドでは争いたくないSGは、Cassinがドラゴンを触るタイミングで獲得したヘラルドと共にトップのNapへと4人でダイブを仕掛ける。
しかしOnceの
その間、ボットの1stタワーと2体目のドラゴンを獲得したCGAが完全なトレード勝ちになるNapのスーパープレイだった。
13分過ぎのトップで起こったファイトはCassinが
流行の
26分手前、リバーの視界を取りにきたSGのメンバーにNemohが仕掛けると、狭い通路の中で
これがCGA優勢を決定づけた集団戦となり、そのままエルダードラゴンも獲得したCGAがSGを4敗ラインへと叩き落し2位タイへと浮上した。
勝ったCGAは7勝4敗。Kaitoが
ADCが5バン(先に
負けたSGも7勝4敗。
上位チーム相手なので負けること自体は仕方ないが、Honeyが
DetonationFocusMe vs RascalJester

レーンで勝って序盤を有利に進め、
それに対し、
昨シーズンの1、2位対決で今シーズンの開幕カードのリマッチとなった注目の1戦だったが、序盤はお互いにミスが出た。
RJは
一方DFMも長い間トップが見えていないのにもかかわらず前に出すぎたYaharongをInoがE
さらにRecapのE
その差を埋めるべくDFMはEviのダメージトレードからStealが寄っての2v2のファイトを仕掛ける。
InoはDFMの仕掛けに対し冷静に下がりながらEのクールタイムを稼いでから反転、ジャーバンIVのバーストダメージと合わせてへカリムを倒しきると自身はフラッシュで追いすがるナーからフックショットで逃げ切り2-0のトレードに成功する。
こうなるとボットレーンにリソースを集めるしかないDFMは即座にレーンスワップ、ヘラルドを獲得しトップに召喚、相手がドラゴンをやっているのを確認すると
このあたりの判断、対応は流石上位同士の対戦といったところだ。
ゲームが大きく動いたのは15分30秒。ミッドの1stタワーをシージしたRJが前に出すぎたところに仕掛けたDFMだったが、Yaharongの
この2つの超反応で集団戦の形勢は逆転し、一気に反転したRJは
DFMは
優勢を築いたRJはDFMの再三の仕掛けをすべてSecretがはじき返し、順調にオブジェクトを獲得。
ドラゴンソウルをかけた4体目のドラゴンファイトでは
そのままネクサスまで破壊しきったRJが勝利、Day1のリベンジに成功しDFMに初黒星を与えた。
勝ったRJは4連勝で7勝4敗。2位に浮上した。
序盤Ino、hachamecha、Recapで作ったリードをSsol、Secretがしっかりと引き継いでゲームに勝つというプロテクトキャリー構成らしい勝ち方が出来た会心の1勝だった。
敗れたDFMは連勝が10でストップ。10勝1敗となった。
ゲーム内では何よりYaharongの序盤の2デスが痛く、
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