WCS2017 注目チャンピオン、プレイヤー紹介(ミッドレーン編)
ライズがミッドレーンに帰ってくる?エースプレイヤーの多いミッドレーンを紹介
WCS特集第3弾。今回はミッドレーン編です。
ゲーム中盤での影響力の大きさや個人技を必要とするチャンピオンが多いなど、もっともスタープレイヤーが多いロールでもあります。
世界で一番給料が高いプロゲーマーとしても知られているFaker選手もミッドレーナーですね。
注目選手紹介は別のチームから選ぶという方針で紹介しているので、Faker選手のことは取り上げません。というか取り上げるまでもないですよね。
トップレーン編はこちら
ジャングル編はこちら
ADC編はこちら
サポート編はこちら
さてまずはパッチ確認からしていきましょう。
バフ
ライズ
アジ―ル
ナーフ
カシオペア
ルシアン
アイテムの変更 なし
カシオペアはパッチ7.16の競技シーンにおいてもっともBAN/Pick率が高いチャンピオンでした。
彼女は終盤型のバトルメイジに位置しているはずなのに、
コラプトポーションを持つことで序盤から射程の短い相手に対して有利にダメージトレードを進めることが出来るという問題を抱えていました。
さらに基礎ダメージの高さを悪用して、
アビサルマスクへと進むことで耐久を補いつつ火力も底上げするというビルドが主流化していき、ほとんど手が付けられないチャンピオンになっていました。
今回のパッチで彼女の中盤でのダメージがかなり減らされたので、ちゃんと相手をえらんでピックする必要がありそうです。
ルシアンも序盤にスライドを絡めたダメージトレードに対してリスクを与えやすくなる調整ですが、こちらはダメージ面のナーフではないので、カシオペアほどの影響はなさそうです。
バフ方面では
ライズのバフがやはり気になります。それほど大きなバフとは言えませんが、ダメージ面は底上げされた印象ですね。エンゲージツールが不足しがちなメタにおいて彼の
ポータルワープは強力なイニシエート手段になりえますし、天敵のカシオペアがナーフされ容易にピック出来なくなったという点も大きいでしょう。
アジ―ルはまだまだパワー不足ですね。大規模アップデートを控えているときに限って競技シーンでピックされたりするものですが、正直厳しそうです。
それでは個別のチャンピオンを見ておきましょう。
競技シーンでの採用率上位のチャンピオンを中心にWCS2017でもピックされるかを予想していきます。
前回、前々回同様、チャンピオン名、ピック予報、一言コメントという形で行きます。
Patch7.18のナーフが響いてピック数を減らしそうです。明確に中盤の時間帯が弱点として設定されたので、
シンドラのような中盤型のチャンピオンに対してかなり苦戦を強いられるでしょう。
終盤のDPSも以前よりは落ちましたが、それでも
ガリオのようなパッシブなチャンピオンや
コーキや
ルシアンといったマークスマンタイプのミッドレーナー相手にはピック出来ると思います。
ただし
ライズにその地位を奪われる可能性もあるので、結局7.17以前と比べると大幅に数を減らしそうです。
オリアナはパッチ7.16でWの
オーダー:乱磁場とEの
オーダー:防御にナーフを受けています。
が、パッチ7.16の競技シーンでは45試合にピックされ勝率も48.9%と堅調です。
のナーフで
カシオペアがきつくなったのですが、そのカシオペアがもっと大きなナーフを受けたおかげでむしろピックしやすくなったかもしれません。
ただし、ジャングラーのメタの変更でゲームプランを中盤にフォーカスするチームが出てくると、天敵の
シンドラが増えてくる可能性もあり、B/Pや大会内でのメタの流れには注目です。
ルシアンの最大の特徴はなんといっても中盤のパワースパイク、そして
ガリオ、
カサディンに対して安定したカウンター性能を備えているという点です。
自分たちでピックするだけでメタ水準の強さのミッドレーナーを取れた上にガリオをBANしなくても相手が勝手にピックを控えてくれるという、ドラフト面で優位に立ちやすいチャンピオンといえるでしょう。
チャンピオン相性としては、アサシン系(いまのメタだと
ルブランが代表格)、
カシオペアがきつく、
コーキや
タリヤといったところに対して強いという印象です。
ADCとしてもピック出来るので、ルシアンを先出しして、いまあまり強くないカシオペアを相手にピックさせ、ミッドできついカウンターをぶつけるといった戦術も行えそうです。
評価が上がりそうとここまで散々書いてきたシンドラですが、ちょっと予報では雲がかかっています。
メタとしてはトップとジャングルのメタの変化や、オリアナ、カシオペアに対しリスクを与えられるチャンピオンとして彼女を後押ししてくれてはいるのですが、
シンドラ自身の性能の問題で、中盤でキルを取りスノーボールしていかないと後半に行くにつれ安定性が落ちていくという問題点は付きまといます。
世界大会ではリスクを恐れて安定志向のピックに走るチームも多いと思われるので、そういった意味ではシンドラはまさにハイリスクハイリターンな選択、非常に取りづらいチャンピオンだと思います。
とはいえ、ピック水準を十分に満たしていますし、アグレッシブなプレイスタイルのチームは積極的に彼女をピックしていくのは間違いないでしょう。
コーキがピックされている理由は非常に簡単で、とにかくリスクが低いからです。
ほぼBANされない(ピック数1位、BAN率9位)、
オリアナ以外のチャンピオンには大幅な不利がつかない、
トリニティフォースを買ったあたりの中盤のパワースパイク以降もスケールし続ける、と兎に角万能なチャンピオンです。
CCがないため終盤の集団戦でミッドレーナーからメイクしていくといったことが出来ないのは弱点ですが、チーム構成で十分補えるでしょう。
中盤はパッケージをもってロームや集団戦のエンゲージも出来ますが、後半はそういった圧力もないため、ミッドが中心のチームにとってはややピックしづらいのかな、という印象です。
タリヤは
スレッドボレーのナーフ後以前ほど支配的なピックではなくなりました。
というのも以前は
バンシーヴェールや
マーキュリーブーツといったディフェンシブなアイテムからビルドしても問題なかったのですが、
のマナ消費が増加したせいで、
モレロノミコンといったアイテムからビルドする必要が出てきたため、
ルブランや
カサディンといったチャンピオンからプレッシャーを受けやすくなってしまったのです。
ルブランはトップがファイターメタに戻ると脅威ですし、カサディンも以前のようにある程度ピックされるとすればタリヤを安全にピックするためにはかなりの下準備が必要になってしまいます。
が、レーンコントロール、ローミング性能ともにトップクラスなのは間違いなく、ゲーム終盤もDPSメイジとして役割を十分に果たせるので、ローテーションや視界のコントロールがうまいチームにこのチャンピオンを渡すと対処が非常に難しくなります。
なので、ピック数が増えるというよりは1stBANフェイズでのBANが増えるのではないかと予想しています。
今シーズン序盤にリメイクされ、riotの想定に反して(?)ミッドレーンのアンチメイジとしてピックされてきたタンキーチャンピオンです。
トップやサポートへと回る器用さも持ち合わせておりドラフト面から見ても優秀と隙が無いと言えるでしょう。
メタに上がっているチャンピオンの中では
ルシアンが苦手ですが、同じく苦手だった
カシオペアのほうはナーフを受けて数を減らしそうなので、総合的にはピック数は増えそうです。
弱点としてはやはりダメージ面で、中盤まではスキルのベースダメージで戦えるのですが、終盤になるとどうしても見劣りします。
ADCにはダメージの大きい
コグ=マウのようなチャンピオンをピックするのが望ましく、
アッシュや
ジンといったチャンピオンと組み合わせる場合は中盤で試合を決めきるような作戦が必要になってきます。
Worlds2017でトップレーンにファイターが出てくるとすれば、このチャンピオンのローム、ダイブ性能の高さがさらに活きてくるので、あらかじめBANしてしまおうというチームも多そうです。
ルブランは
タリヤや
ルシアン、
オリアナといったトップメタに君臨するチャンピオンたちのカウンターである一方、
ガリオや
カサディンに対しては極端に弱いという、極端な立ち位置にいます。
7.16までのメタではトップレーンがほとんどタンクないしはブルーザータイプのチャンピオンでルブランの圧力を受ける時間帯が短かったのですが、パッチ7.18では
フィオラや
ジャックスといったファイタータイプのチャンピオンも増えそうなので、ルブランの価値は相対的にあがっているとおもいます。
先出ししづらい、トップレーンのピックに干渉してくるといった観点からレッドチームが2nd ban phaseでBANすることになりそうです。
カサディンはミッドレーンだけを見た場合、メタの頂点に立てるだけのポテンシャルがあります。
ガリオや
タリヤといった安定のピックに対して強く、ルブランやシンドラといった中盤にパワースパイクのくるバーストメイジに対しても優位にゲームを進めることが出来ます。
カサディンの問題点はそのパワースパイクの遅さです。レベル11まではほとんど圧力が生み出せず、中盤のドラゴンやリフトヘラルドを巡った争いやファーストタワーのシージで起きるファイトなどで存在感がありません。
ADCが
トリスターナを始めとするレイトゲームキャリーのメタということもあって、チーム全体のパワースパイクの問題でピックいづらい環境なのです。
もちろんそのリスクを補って余りある後半の大きなパワースパイクがやってくるので、ピック数自体は横ばいだと思います。
シンドラと並んで中盤戦を支配するメイジチャンピオン。
レーニングの安定性という意味ではシンドラよりも優れており、タンクジャングラーが減りガンクが得意なジャングラーのピックが増えるとすれば、かなり活躍の場は増えそうです。
ロームしようとする敵ミッドレーナーの動きをカットすることに長けているので、タリヤやガリオに対しても有利なピックと言えるでしょう。
シルバーサッシュに弱いのは仕方がないことですが、
ルシアンは
を買うのを苦にしないので、やや分が悪いマッチアップです。
同じマークスマンの
コーキも
を無理なく買えますが、彼の場合は
トリニティフォースが遅れるのが非常に痛いので、マルザハール側がやや有利なマッチアップになっているのは興味深いですね。
バフされたのは
の魔力反映率のみと正直言ってまだパワー不足だとは思います。
あくまで参考程度ですが、パッチ7.18でのソロQの勝率は45%と非常に低調です。
ただし
カシオペアがナーフされたこと、タンクジャングラーも弱くなりジャングラーのダメージがある程度増えそうなこと、
コーキや
ルシアンといったマークスマンタイプに対してやや有利なことを踏まえると、ピックされる可能性はいくらかあるでしょう。
増えるというよりは、カシオペアがピックされていた部分のいくらかがライズにかわる、といった形だろうと予想しています。
こんなところですかね。
ブラッドミアや
ヴェル=コズといったところもちらほら見られますが、やはり限定的なピックにとどまるだろうと予想しています。
つづいてミッドレーンの大穴ピックを考えてみましょう。といってもミッドレーンは何が出てきてもそれほど驚きませんね。
ミッド
ガリオに対してミッド
フィオラなんていうのもありえるかもしれませんが、あまりにも限定的すぎるのでもう少し汎用性の高いピック候補を考えてみました。
LeagueUで東京大学がピックして日本のアマチュアシーンでは少し話題になったフィドルスティックスですが、TSMのBjergsen選手やG2のPerkz選手などがソロQで試すなど、水面下で研究されているピック候補のようです。
一時期サポートでピックされていたときにも言われてはいたのですが、Qの
テラーの射程は575と一般的なマークスマンの射程よりも長く、ダメージトレードやハラスに使いやすいのです。
集団戦の性能の高さはいうまでもないですが、単体で使用してもそこまで強くないので、他のエンゲージチャンピオン、例えば
ジャーバンIVなど、と組み合わせてピック出来れば
コグ=マウや
トゥイッチのような逃げ性能が乏しいADCをあっという間に倒すことが出来るでしょう。
強力なアルティメットを活かすためには相手の視界を消しきることが非常に重要で、ウェーブコントロールを取れるチャンピオンをADCかトップでピックし、ジャングルとサポートはタンク系で視界確保を行うといったチーム構成からフィドル中心に組み立てる必要があります。
7.17でバフされたアサシン。
ピックする上でのメリットとしては対象指定不可状態を持っているので
シンドラに対して強いことが挙げられます。
もちろん他のアサシン同様、マークスマンタイプのミッドレーナーにも強く、サイドレーンに出ても比較的安全にプッシュできるとメタにあっているチャンピオンといえるでしょう。
似たような性能で
エコーという選択肢もありますが、エンゲージ性能の面で優れるフィズのほうがピックされる可能性は高いと踏んでいます。
安全なウェーブクリア能力がないので、ミッドのタワーに相手が圧力をかけてきたときに守りきる能力がまるでないのが大きな弱点。ジャングラーに多少でもウェーブクリア能力があるチャンピオンをピックしたいところです。(たとえば
グラガスなど)
ミッドレーンには冒頭に触れたFaker選手やBjergsen選手、BDD選手などなどスタープレイヤーが目白押しです。
表記方法は以下の通りです。
選手名(チーム名 / リーグ 順位 / 配属グループ)
1人目はParkz選手。
EULCS唯一のクロアチア人プレイヤーの彼は、いまやEUでもっとも優れたミッドレーナーといっても過言ではないでしょう。
2016年にG2 esportsに加入すると、春シーズンでは15勝3敗という圧倒的な成績でチームをMSIへと導きました。しかし地域代表として出場したMSIでは2勝8敗、その秋に行われたWCS2016では1勝5敗とチーム全体で精細を欠き、国際大会に弱いG2というイメージが定着してしまいました。
しかし今年のMSIでは決勝まで進出し、あのSKTelecomT1に対して1本取るなど大健闘の2位。汚名を返上しました。
非常にハンドスキルに優れており、ガンクを受けても逆に1v2で返り討ちにするなど、信じられないプレイが飛び出すことも。
ルシアンや
カシオペアといったダメージがしっかり出るチャンピオンを好み、
タリヤや
ガリオといったユーティリティタイプのチャンピオンはあまり得意ではない、まさに俺様タイプのミッドレーナー。
ライズも得意としているので、バフされた彼を使いこなしてくれるかもしれない。
2人目はXiaohu選手。
地元中国を代表するミッドレーナーで、Faker被害者の会の会員。彼自身が本大会のPVでも語っているように、Royal Never Giveup(RNG)は国際大会では悉くSKTに苦汁をなめさせられているのです。
RNGのチーム内のダメージシェア率をみるとミッドである彼とADCのUzi選手に偏っていて、Uzi選手はパワースパイクが遅いチャンピオンを好むこともあって、ゲーム中盤を支えるXiaohu選手の働きというのは数字以上に大きいものがあります。
チャンピオンプールはバランスが良く、少数戦の多い中国のメタにマッチした
タリヤを始めとして、メタのチャンピオンは一通りプレイする印象です。
地元開催ということで相当プレッシャーがかかっているとのことだが、彼のパフォーマンスがチームの浮沈、そしてSKTへのリベンジの鍵を握っているのは間違いないでしょう。
最後に紹介するのはプレイインステージGroupD、つまり日本代表のRampageと同組になったトルコ代表・1907 Fenerbahçe(フェネルバフチェ)のFrozen選手。
彼は2016年までIncredible Miracle、そしてその後継チームであるLongzhu Gaming所属に所属し、Coco選手とmidのロースターを争っていた、いわばバリバリのLCKプレイヤーです。
シーズン毎にプロモーションシリーズに出場するチームに思うところがあったのか、彼は国外へと活躍の場を見出し、1907 Fenerbahçeを新天地に選びました。
現役のLCKプレイヤーが移籍するほど、トルコリーグのレベルと人気が上がっている証拠ともいえるでしょう。
TCL決勝では去年WCSで活躍したSuperMassiveをなんと3-0で下し、代表の座を勝ち取りました。
同じく韓国人でUnicone of LoveやDark Passageに在籍していたジャングラーのMove選手と共にチームを引っ張る存在です。
チャンピオンプールとしては
オリアナや
シンドラといったコントロールメイジが得意で集団戦を決定づけるプレイも出来る選手です。
といった感じでミッドレーン編でした。
WCS開幕まで時間が迫っているので頑張って完結させようと思います。
ゲーム中盤での影響力の大きさや個人技を必要とするチャンピオンが多いなど、もっともスタープレイヤーが多いロールでもあります。
世界で一番給料が高いプロゲーマーとしても知られているFaker選手もミッドレーナーですね。
注目選手紹介は別のチームから選ぶという方針で紹介しているので、Faker選手のことは取り上げません。というか取り上げるまでもないですよね。
トップレーン編はこちら
ジャングル編はこちら
ADC編はこちら
サポート編はこちら
さてまずはパッチ確認からしていきましょう。
Patch7.18おさらい
バフ


ナーフ


アイテムの変更 なし

彼女は終盤型のバトルメイジに位置しているはずなのに、

さらに基礎ダメージの高さを悪用して、

今回のパッチで彼女の中盤でのダメージがかなり減らされたので、ちゃんと相手をえらんでピックする必要がありそうです。

バフ方面では


アジ―ルはまだまだパワー不足ですね。大規模アップデートを控えているときに限って競技シーンでピックされたりするものですが、正直厳しそうです。
それでは個別のチャンピオンを見ておきましょう。
チャンピオンピック予報
競技シーンでの採用率上位のチャンピオンを中心にWCS2017でもピックされるかを予想していきます。
前回、前々回同様、チャンピオン名、ピック予報、一言コメントという形で行きます。
カシオペア ピック予報: 小雨 ピック数を減らすでしょう
Patch7.18のナーフが響いてピック数を減らしそうです。明確に中盤の時間帯が弱点として設定されたので、

終盤のDPSも以前よりは落ちましたが、それでも



ただし

オリアナ ピック予報: 晴れ 以前通りピックされるでしょう
オリアナはパッチ7.16でWの


が、パッチ7.16の競技シーンでは45試合にピックされ勝率も48.9%と堅調です。


ただし、ジャングラーのメタの変更でゲームプランを中盤にフォーカスするチームが出てくると、天敵の

ルシアン ピック予報: 晴れ 以前通りピックされるでしょう
ルシアンの最大の特徴はなんといっても中盤のパワースパイク、そして


自分たちでピックするだけでメタ水準の強さのミッドレーナーを取れた上にガリオをBANしなくても相手が勝手にピックを控えてくれるという、ドラフト面で優位に立ちやすいチャンピオンといえるでしょう。
チャンピオン相性としては、アサシン系(いまのメタだと




ADCとしてもピック出来るので、ルシアンを先出しして、いまあまり強くないカシオペアを相手にピックさせ、ミッドできついカウンターをぶつけるといった戦術も行えそうです。
シンドラ ピック予報: 薄曇り いままで通りピックされるでしょう
評価が上がりそうとここまで散々書いてきたシンドラですが、ちょっと予報では雲がかかっています。
メタとしてはトップとジャングルのメタの変化や、オリアナ、カシオペアに対しリスクを与えられるチャンピオンとして彼女を後押ししてくれてはいるのですが、
シンドラ自身の性能の問題で、中盤でキルを取りスノーボールしていかないと後半に行くにつれ安定性が落ちていくという問題点は付きまといます。
世界大会ではリスクを恐れて安定志向のピックに走るチームも多いと思われるので、そういった意味ではシンドラはまさにハイリスクハイリターンな選択、非常に取りづらいチャンピオンだと思います。
とはいえ、ピック水準を十分に満たしていますし、アグレッシブなプレイスタイルのチームは積極的に彼女をピックしていくのは間違いないでしょう。
コーキ ピック予報: 晴れ いままで通りピックされるでしょう
コーキがピックされている理由は非常に簡単で、とにかくリスクが低いからです。
ほぼBANされない(ピック数1位、BAN率9位)、


CCがないため終盤の集団戦でミッドレーナーからメイクしていくといったことが出来ないのは弱点ですが、チーム構成で十分補えるでしょう。
中盤はパッケージをもってロームや集団戦のエンゲージも出来ますが、後半はそういった圧力もないため、ミッドが中心のチームにとってはややピックしづらいのかな、という印象です。
タリヤ< ピック予報: 曇り ややピック数は減りそうです
タリヤは

というのも以前は






ルブランはトップがファイターメタに戻ると脅威ですし、カサディンも以前のようにある程度ピックされるとすればタリヤを安全にピックするためにはかなりの下準備が必要になってしまいます。
が、レーンコントロール、ローミング性能ともにトップクラスなのは間違いなく、ゲーム終盤もDPSメイジとして役割を十分に果たせるので、ローテーションや視界のコントロールがうまいチームにこのチャンピオンを渡すと対処が非常に難しくなります。
なので、ピック数が増えるというよりは1stBANフェイズでのBANが増えるのではないかと予想しています。
ガリオ ピック予報: 晴れ ピック数は増えそうです
今シーズン序盤にリメイクされ、riotの想定に反して(?)ミッドレーンのアンチメイジとしてピックされてきたタンキーチャンピオンです。
トップやサポートへと回る器用さも持ち合わせておりドラフト面から見ても優秀と隙が無いと言えるでしょう。
メタに上がっているチャンピオンの中では


弱点としてはやはりダメージ面で、中盤まではスキルのベースダメージで戦えるのですが、終盤になるとどうしても見劣りします。
ADCにはダメージの大きい



Worlds2017でトップレーンにファイターが出てくるとすれば、このチャンピオンのローム、ダイブ性能の高さがさらに活きてくるので、あらかじめBANしてしまおうというチームも多そうです。
ルブラン ピック予報: 曇り BANされる機会が増えそうです
ルブランは





7.16までのメタではトップレーンがほとんどタンクないしはブルーザータイプのチャンピオンでルブランの圧力を受ける時間帯が短かったのですが、パッチ7.18では


先出ししづらい、トップレーンのピックに干渉してくるといった観点からレッドチームが2nd ban phaseでBANすることになりそうです。
カサディン ピック予報: 曇り いままで通りのピック数にとどまりそうです
カサディンはミッドレーンだけを見た場合、メタの頂点に立てるだけのポテンシャルがあります。


カサディンの問題点はそのパワースパイクの遅さです。レベル11まではほとんど圧力が生み出せず、中盤のドラゴンやリフトヘラルドを巡った争いやファーストタワーのシージで起きるファイトなどで存在感がありません。
ADCが

もちろんそのリスクを補って余りある後半の大きなパワースパイクがやってくるので、ピック数自体は横ばいだと思います。
マルザハール ピック予報: 曇り すこしピック数が増えるかもしれません

レーニングの安定性という意味ではシンドラよりも優れており、タンクジャングラーが減りガンクが得意なジャングラーのピックが増えるとすれば、かなり活躍の場は増えそうです。
ロームしようとする敵ミッドレーナーの動きをカットすることに長けているので、タリヤやガリオに対しても有利なピックと言えるでしょう。



同じマークスマンの



ライズ ピック予報: 小雨 多少はピックされるでしょう
バフされたのは

あくまで参考程度ですが、パッチ7.18でのソロQの勝率は45%と非常に低調です。
ただし



増えるというよりは、カシオペアがピックされていた部分のいくらかがライズにかわる、といった形だろうと予想しています。
こんなところですかね。


ミッドレーンの隠し玉的ピック予想
つづいてミッドレーンの大穴ピックを考えてみましょう。といってもミッドレーンは何が出てきてもそれほど驚きませんね。
ミッド


フィドルスティックス
LeagueUで東京大学がピックして日本のアマチュアシーンでは少し話題になったフィドルスティックスですが、TSMのBjergsen選手やG2のPerkz選手などがソロQで試すなど、水面下で研究されているピック候補のようです。
一時期サポートでピックされていたときにも言われてはいたのですが、Qの

集団戦の性能の高さはいうまでもないですが、単体で使用してもそこまで強くないので、他のエンゲージチャンピオン、例えば



強力なアルティメットを活かすためには相手の視界を消しきることが非常に重要で、ウェーブコントロールを取れるチャンピオンをADCかトップでピックし、ジャングルとサポートはタンク系で視界確保を行うといったチーム構成からフィドル中心に組み立てる必要があります。
フィズ
7.17でバフされたアサシン。
ピックする上でのメリットとしては対象指定不可状態を持っているので

もちろん他のアサシン同様、マークスマンタイプのミッドレーナーにも強く、サイドレーンに出ても比較的安全にプッシュできるとメタにあっているチャンピオンといえるでしょう。
似たような性能で

安全なウェーブクリア能力がないので、ミッドのタワーに相手が圧力をかけてきたときに守りきる能力がまるでないのが大きな弱点。ジャングラーに多少でもウェーブクリア能力があるチャンピオンをピックしたいところです。(たとえば

ミッドレーンの注目プレイヤー紹介
ミッドレーンには冒頭に触れたFaker選手やBjergsen選手、BDD選手などなどスタープレイヤーが目白押しです。
表記方法は以下の通りです。
選手名(チーム名 / リーグ 順位 / 配属グループ)
Perkz選手(G2 esports / EULCS(欧州リーグ) 1st / グループステージGroupC)
1人目はParkz選手。
EULCS唯一のクロアチア人プレイヤーの彼は、いまやEUでもっとも優れたミッドレーナーといっても過言ではないでしょう。
2016年にG2 esportsに加入すると、春シーズンでは15勝3敗という圧倒的な成績でチームをMSIへと導きました。しかし地域代表として出場したMSIでは2勝8敗、その秋に行われたWCS2016では1勝5敗とチーム全体で精細を欠き、国際大会に弱いG2というイメージが定着してしまいました。
しかし今年のMSIでは決勝まで進出し、あのSKTelecomT1に対して1本取るなど大健闘の2位。汚名を返上しました。
非常にハンドスキルに優れており、ガンクを受けても逆に1v2で返り討ちにするなど、信じられないプレイが飛び出すことも。





Xiaohu選手(Royal Never Giveup / LPL(中国リーグ) 2nd / グループステージGroupC)
2人目はXiaohu選手。
地元中国を代表するミッドレーナーで、Faker被害者の会の会員。彼自身が本大会のPVでも語っているように、Royal Never Giveup(RNG)は国際大会では悉くSKTに苦汁をなめさせられているのです。
RNGのチーム内のダメージシェア率をみるとミッドである彼とADCのUzi選手に偏っていて、Uzi選手はパワースパイクが遅いチャンピオンを好むこともあって、ゲーム中盤を支えるXiaohu選手の働きというのは数字以上に大きいものがあります。
チャンピオンプールはバランスが良く、少数戦の多い中国のメタにマッチした

地元開催ということで相当プレッシャーがかかっているとのことだが、彼のパフォーマンスがチームの浮沈、そしてSKTへのリベンジの鍵を握っているのは間違いないでしょう。
Frozen選手(1907 Fenerbahçe / TCL(トルコリーグ) 1st / プレイインステージGroupD)
最後に紹介するのはプレイインステージGroupD、つまり日本代表のRampageと同組になったトルコ代表・1907 Fenerbahçe(フェネルバフチェ)のFrozen選手。
彼は2016年までIncredible Miracle、そしてその後継チームであるLongzhu Gaming所属に所属し、Coco選手とmidのロースターを争っていた、いわばバリバリのLCKプレイヤーです。
シーズン毎にプロモーションシリーズに出場するチームに思うところがあったのか、彼は国外へと活躍の場を見出し、1907 Fenerbahçeを新天地に選びました。
現役のLCKプレイヤーが移籍するほど、トルコリーグのレベルと人気が上がっている証拠ともいえるでしょう。
TCL決勝では去年WCSで活躍したSuperMassiveをなんと3-0で下し、代表の座を勝ち取りました。
同じく韓国人でUnicone of LoveやDark Passageに在籍していたジャングラーのMove選手と共にチームを引っ張る存在です。
チャンピオンプールとしては


といった感じでミッドレーン編でした。
WCS開幕まで時間が迫っているので頑張って完結させようと思います。
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