5分で分かる!WCS出場チーム紹介【LCK編】

September 23, 2018 by Merryday, Patch 8.18

今年のWCS開催国である韓国、地元の声援に後押しされるLCK代表チームを紹介

LoL最先進国による挑戦



こんにちは。Merrydayです。

ついに全WCS出場チームが確定しましたね。
今年は王者カジックスにチームクロマがあるとのことですが、昨年のアッシュ同様あまり使われそうに無いのが残念です。


こちらの記事に引き続きまして、今回はみんな大好きLCK(韓国)編です。

今年度、国際戦におけるタイトルが未だにないという異例の事態。
サモナーズカップだけは、是が非でも死守したいところでしょう。

「そもそもLCKってほとんどの人が観ているだろうし、需要無いのでは……」という懸念には蓋をして、早速紹介に移りたいと思います。


(注1:WCSの選手登録は6人まで、という前提の話が含まれます)
(注2:今夏出場機会があった選手のみを表記しています)





KT Rolster【KT】


(第1シード:LCK Summer Champion)

TOP:Smeb, Kingen
JG:Score, Rush
MID:Ucal, PawN
ADC:Deft
SUP:Mata


ついにLCKタイトルを獲得した我らがKT。(贔屓のチームなので書き辛い)
コミュニケーションに苦しむ姿を見続けてきた身としては、感慨深いものがあります。

アーリーゲーム巧者という印象の強いチームですが、今夏後半は安定した試合運びを見せてくれました。
しいて弱みを挙げるなら、ややスロースターター気味ということでしょうか。(今夏19マッチ中8マッチで初戦を落としている)
しかし、あのGRF相手に3-2で競り勝った経験は、間違いなく選手たちの自信になっていることでしょう。

選手全員が高いキャリーポテンシャルを有し、チャンピオンプールも極めて広いため、チーム単位で幅広い選択肢を取れることが最大の長所です。
そして、本人たちにもその自覚が見受けられます。
Botを中心にプレイする傾向のある中国チーム相手でも、Deft-Mataならうまくやってくれるに違いありません。

そして、赤髪を約束したScoreと、超大型ルーキーUcalのコンビからも目が離せません。
プロ7年目、齢26にして悲願の優勝を遂げたScore。
常に隣を見れば憧れの選手がいるという状況で、素晴らしいプレーを続けてきたUcal。
WCSの舞台でも、その実力を遺憾なく発揮してくれることでしょう。




Afreeca Freecs【AFs】


(第二シード:Championship Point)

TOP:Kiin
JG:Spirit, Mowgli
MID:Kuro
ADC:Kramer, Aiming
SUP:TusiN


AFsを端的に表すなら、「メタを動かすパイオニア的存在」です。

パッチ8.15で行われたプレーオフでは、といったニューフェイスを投入し、見事2連勝。
惜しくもGRFには敗北したものの、10人体制を活かした短期決戦における爆発力は証明しました。

MSIの然り、世界大会のメタはプレイインステージ後に変化することが予測されます。
それすらも置き去りにするようなニューメタを、AFsがどのタイミングで披露してくれるのか。
果たしてそれは吉と出るか、凶と出るか。

プレーオフ後、SpiritがSoloQで一風変わったチャンピオン()を使っていますが、実際にピックされるかと言われると怪しいところです。
それとは逆に、Kramerは普通に(?)マークスマンをプレイしており、シーズン序盤の変態ピック()は見る影もありません。






……見なかったことにしましょう。きっと気のせいです。

閑話休題。

AFsにとって悩ましい問題の一つは、Mowgli/Kramer/Aimingから二人を選ばなくてはならないことです。
JGを2名登録するのがマジョリティですが、AFsに関しては正直予想出来ません。(個人的にはMowgliとKramerが見たい)
万年中堅止まりだったAFsをWCSに導いたコーチ陣は、どのような判断を下すのでしょうか。




Gen.G【GEN】


(第三シード:Regional Final)

TOP:Cuvee, Mong
JG:Ambition, Haru
MID:Crown, Fly
ADC:Ruler
SUP:CoreJJ


昨年同様、Regional Finalを勝ち抜いての出場となりました。
プレイスタイルが異なる2人のJGは外せない以上、消去法でMIDはCrownになるでしょう。
レギュラーシーズンを支えたFlyですが、残念ながらお留守番になりそうです。

そこで気になるのは、Crownの使用するチャンピオンです。
Crownが今夏に使ったチャンピオンとその回数は、以下の通りです。
5回
4回
3回
2回
1回

ライズを除けば、比較的操作の簡単なチャンピオンが顔を並べています。
これは、スランプに陥ったCrownの精神的負担を軽減するためだと考えられます。(参考資料:GENのヘッドコーチ・Edgar氏のAMA→リンク)
GENが追い詰められたとき、このプランを継続するのか否かが注目です。

最後に、Crownが最近SoloQで使っているについて。
既に、9月19日に行われたLDL(中国二部)Grand Finalsで採用され、勝利を収めています。
(構成は、 vs. )
は、と比較するとダメージ・CDで劣りますが、物理防御と魔法防御が70~120増加するため、一度前に出ると帰ってくる手段に乏しいが、と合わせて擬似的なフロントを形成することが出来ます。
対面がなどで、味方のTOPがのようなキャリー系であれば、採用の余地は十分あるでしょう。
GENはキャリー系TOPをピックする傾向にあるので、特にマッチするのではないかと密かに期待しています。




いかがだったでしょうか。
中国・韓国と二強地域の紹介が終わりました。
あと、台湾とEUは書こうかなと思っていますが、過度な期待は抱かずにお待ちいただければ幸いです。