プロシーン観戦のための用語集 #2
レーン戦にまつわる用語集
こんにちは。
今回はLJLなど競技シーンを観戦する上で頻出する用語集を作ってみました。
#1はこちらから。
今回はレーン戦にまつわる言葉中心です。
トップ同士、ミッド同士など対面するチャンピオンの組み合わせのこと。
トップのマッチアップはブルーサイドが有利、ボットのマッチアップはレッドサイドが有利、といった感じで使われる。
ミニオンやモンスターを倒してお金を稼ぐこと。またはお金を稼ぐことを重視し、積極的に敵チャンピオンを倒しにいかないプレイスタイルのこと。
対面のチャンピオンがなんらかの理由で不在になり、なんのプレッシャーも受けずにファームできる状態のこと。
ミニオンやモンスターを倒した数を同じロールで比べた時についている差のこと。CSはCreepScoreの略。
ゲーム序盤は一般的にはCS数で勝っている方が有利にレーン戦をプレイしているといえるため、レーン戦の優劣の判断に、後半はそのチームがだれを育てたいか、そしてどれくらい育っているかというのが分かる数値として使われる。
トップ、ミッド、ADCのように本来CSを稼ぐべきロールのチャンピオンがあえてCSを取らない戦術。
セナがサポートアイテムを持ってやることが多い。
自チームのミニオンの数が敵チームのミニオン数より多く、ミニオン同士がぶつかる場所が放っておいても徐々に敵タワー側に寄っていく状態になることをプッシュウェーブという。
逆に、敵チームのほうがミニオンが多く、徐々に自チームタワー側にミニオンがぶつかる場所が近づいてくる状態をプルウェーブと言う。
プッシュにもプルにもせず、ミニオンのぶつかる位置を動かさないようにファームすること。レーンフリーズと言うときもある。
レーンに別のロールのチャンピオンがやってきて攻撃することをガンクと言う。
ジャングラー以外のロールのチャンピオンが自分のレーンを離れて、ジャングル内や別のレーンに移動することをロームと言う。
例文)ミッドからロームしたカタリナがボットレーンをガンクする。
意味)ミッドレーンにいたカタリナが、ボットレーンに移動して、相手のボットレーナーを攻撃する。
タワー下にいる相手にガンクを行うこと。ハイリスクハイリターンなプレイなのでゲームのターニングポイントになりやすい。
サポートがロームして、ADCが一人でレーニングをしている状態のこと。2対1になることが多いので、留守番しているADCは安全にプレイする必要がある。
ゲーム時間14分までタワーにくっついている装甲板のこと。全部で5枚あり、壊れるたびにタワーが固くなる。(何故か)
14分経つと消滅して、防御力が元に戻る。(何故か)
1枚割るごとに160ゴールドが近くにいるチャンピオンに分配され、2枚割ると320ゴールドと1キル取るよりも大きな額が手に入ることになるため、14分まではこのタワープレートを巡った戦いが重要になる。
スキルを避けたり当てたり、相手の裏をかくプレイをしたりとチャンピオンの操作で相手と差をつける技術のことをミクロやフィジカルと言う。
対して操作精度ではなく、視界をコントロールしたり、ミニオンウェーブを管理することで相手と差をつける技術のことをマクロと言う。
ゲームを動かすプレイが出来る、アイディアとミクロの高い技術を持っているプレイヤーのことをプレイメイキング能力がある、と表現する。
意表を突いたプレイで相手の狙いを外すことをアウトプレイする、と言う。
方向指定スキルを歩いて避けることをサイドステップ、またはスキルドッジと言う。
使い方としては、サイドステップはスキルを避ける/避けたこと自体やその動きを指すことが多く、避けるのが上手いプレイヤーに対してスキルドッジが上手い、といったりする感じ。
移動スキル全般のこと。正確にはブリンクとダッシュの2種類があり、ブリンクは移動中に当たり判定がないがダッシュは移動中に当たり判定がある。
例えばカサディンのRはブリンクスキルで、カイ=サのRはダッシュスキルだ。
ただどちらもまとめてブリンク、ブリンクスキルと呼ばれることが多い。たまにギャップクローズ、ギャップクロージングと言ったりもする。
キルなどで対面のチャンピオンにゴールド差がついたプレイヤーが、その有利を活かして新たなキルを生んだりタワーを破壊したりとさらに差を広げていくこと。
由来は雪玉が雪山を転がっていくと周りの雪を巻き込んで段々大きくなっていく様から。
スケーリング能力が高いチャンピオンが、低いチャンピオンを追い越してどんどん差が広がっていくこと。スケール差とも言う。試合が長引いたときにどっちが有利になるか、という話題で使われることが多い。
例)トップレーンは、カミールがオーバースケールするから試合が長引けばレッドチームが有利。
意味)トップレーンは試合が長引くとカミールが対面のチャンピオンに対してどんどん有利になっていくので、レッドチームが有利になる。
ミシックアイテムやレジェンダリーアイテムのようにそれ以上進化しない完成品アイテムのこと。(ドランブレードなど最初から進化しないアイテムは除く)
コアアイテムの数で大まかにチャンピオンの強さが分かるので、1コア完成とか3コア(完成)まであと少し、などチャンピオンの育ち具合を表すときに使う。
本来行くはずのレーンを交換すること。例えばトップレーナーがボットレーンに行き、ボットレーナーがトップレーンに行くなど。
主にオブジェクトを獲得するためや極端に不利なマッチアップを回避するために行われる。
おまけ:LoLスラング集
リー・シンのブリンクなどを駆使して相手の背後に回り、龍の怒りで蹴り飛ばして敵を孤立されるテクニック。
由来はKT Rolster、Star Horn Royal Clubなどで活躍しWorlds準優勝の経験もある名プレイヤーInSec選手の名前から。
アジールで似たような動きをするプレイもあって、そちらはシュリーマシャッフルと呼ばれている。(シュリーマはアジールがかつて皇帝だった国の名前)
参考リンク
スカーナーやマルザハールといったサプレッション効果をもつチャンピオンがいる場合に、対戦相手がシルバーサッシュを買うことを半ば強要される様。
あるいはシルバーサッシュに払う1300ゴールドのこと。
シルバーサッシュを買わずにスカーナーのインペイルを食らって死ぬと、「税金を払わないから・・・」などとコメントされる。
由来はLECのプロプレイヤー、Zanzarah選手がスカーナーに関するインタビューに答えた動画から。
参考リンク
今回はLJLなど競技シーンを観戦する上で頻出する用語集を作ってみました。
#1はこちらから。
今回はレーン戦にまつわる言葉中心です。
マッチアップ
トップ同士、ミッド同士など対面するチャンピオンの組み合わせのこと。
トップのマッチアップはブルーサイドが有利、ボットのマッチアップはレッドサイドが有利、といった感じで使われる。
ファーム
ミニオンやモンスターを倒してお金を稼ぐこと。またはお金を稼ぐことを重視し、積極的に敵チャンピオンを倒しにいかないプレイスタイルのこと。
フリーファーム
対面のチャンピオンがなんらかの理由で不在になり、なんのプレッシャーも受けずにファームできる状態のこと。
CS差
ミニオンやモンスターを倒した数を同じロールで比べた時についている差のこと。CSはCreepScoreの略。
ゲーム序盤は一般的にはCS数で勝っている方が有利にレーン戦をプレイしているといえるため、レーン戦の優劣の判断に、後半はそのチームがだれを育てたいか、そしてどれくらい育っているかというのが分かる数値として使われる。
断食
トップ、ミッド、ADCのように本来CSを稼ぐべきロールのチャンピオンがあえてCSを取らない戦術。
セナがサポートアイテムを持ってやることが多い。
プッシュウェーブ/プルウェーブ
自チームのミニオンの数が敵チームのミニオン数より多く、ミニオン同士がぶつかる場所が放っておいても徐々に敵タワー側に寄っていく状態になることをプッシュウェーブという。
逆に、敵チームのほうがミニオンが多く、徐々に自チームタワー側にミニオンがぶつかる場所が近づいてくる状態をプルウェーブと言う。
フリーズ
プッシュにもプルにもせず、ミニオンのぶつかる位置を動かさないようにファームすること。レーンフリーズと言うときもある。
ガンク/ローム
レーンに別のロールのチャンピオンがやってきて攻撃することをガンクと言う。
ジャングラー以外のロールのチャンピオンが自分のレーンを離れて、ジャングル内や別のレーンに移動することをロームと言う。
例文)ミッドからロームしたカタリナがボットレーンをガンクする。
意味)ミッドレーンにいたカタリナが、ボットレーンに移動して、相手のボットレーナーを攻撃する。
タワーダイブ
タワー下にいる相手にガンクを行うこと。ハイリスクハイリターンなプレイなのでゲームのターニングポイントになりやすい。
留守番
サポートがロームして、ADCが一人でレーニングをしている状態のこと。2対1になることが多いので、留守番しているADCは安全にプレイする必要がある。
タワープレート
ゲーム時間14分までタワーにくっついている装甲板のこと。全部で5枚あり、壊れるたびにタワーが固くなる。(何故か)
14分経つと消滅して、防御力が元に戻る。(何故か)
1枚割るごとに160ゴールドが近くにいるチャンピオンに分配され、2枚割ると320ゴールドと1キル取るよりも大きな額が手に入ることになるため、14分まではこのタワープレートを巡った戦いが重要になる。
ミクロ/マクロ
スキルを避けたり当てたり、相手の裏をかくプレイをしたりとチャンピオンの操作で相手と差をつける技術のことをミクロやフィジカルと言う。
対して操作精度ではなく、視界をコントロールしたり、ミニオンウェーブを管理することで相手と差をつける技術のことをマクロと言う。
プレイメイキング/アウトプレイ
ゲームを動かすプレイが出来る、アイディアとミクロの高い技術を持っているプレイヤーのことをプレイメイキング能力がある、と表現する。
意表を突いたプレイで相手の狙いを外すことをアウトプレイする、と言う。
サイドステップ/スキルドッジ
方向指定スキルを歩いて避けることをサイドステップ、またはスキルドッジと言う。
使い方としては、サイドステップはスキルを避ける/避けたこと自体やその動きを指すことが多く、避けるのが上手いプレイヤーに対してスキルドッジが上手い、といったりする感じ。
ブリンク
移動スキル全般のこと。正確にはブリンクとダッシュの2種類があり、ブリンクは移動中に当たり判定がないがダッシュは移動中に当たり判定がある。
例えばカサディンのRはブリンクスキルで、カイ=サのRはダッシュスキルだ。
ただどちらもまとめてブリンク、ブリンクスキルと呼ばれることが多い。たまにギャップクローズ、ギャップクロージングと言ったりもする。
スノーボール
キルなどで対面のチャンピオンにゴールド差がついたプレイヤーが、その有利を活かして新たなキルを生んだりタワーを破壊したりとさらに差を広げていくこと。
由来は雪玉が雪山を転がっていくと周りの雪を巻き込んで段々大きくなっていく様から。
オーバースケール
スケーリング能力が高いチャンピオンが、低いチャンピオンを追い越してどんどん差が広がっていくこと。スケール差とも言う。試合が長引いたときにどっちが有利になるか、という話題で使われることが多い。
例)トップレーンは、カミールがオーバースケールするから試合が長引けばレッドチームが有利。
意味)トップレーンは試合が長引くとカミールが対面のチャンピオンに対してどんどん有利になっていくので、レッドチームが有利になる。
コアアイテム
ミシックアイテムやレジェンダリーアイテムのようにそれ以上進化しない完成品アイテムのこと。(ドランブレードなど最初から進化しないアイテムは除く)
コアアイテムの数で大まかにチャンピオンの強さが分かるので、1コア完成とか3コア(完成)まであと少し、などチャンピオンの育ち具合を表すときに使う。
レーンスワップ
本来行くはずのレーンを交換すること。例えばトップレーナーがボットレーンに行き、ボットレーナーがトップレーンに行くなど。
主にオブジェクトを獲得するためや極端に不利なマッチアップを回避するために行われる。
おまけ:LoLスラング集
InSec(インセク、インセック)
リー・シンのブリンクなどを駆使して相手の背後に回り、龍の怒りで蹴り飛ばして敵を孤立されるテクニック。
由来はKT Rolster、Star Horn Royal Clubなどで活躍しWorlds準優勝の経験もある名プレイヤーInSec選手の名前から。
アジールで似たような動きをするプレイもあって、そちらはシュリーマシャッフルと呼ばれている。(シュリーマはアジールがかつて皇帝だった国の名前)
参考リンク
税金
スカーナーやマルザハールといったサプレッション効果をもつチャンピオンがいる場合に、対戦相手がシルバーサッシュを買うことを半ば強要される様。
あるいはシルバーサッシュに払う1300ゴールドのこと。
シルバーサッシュを買わずにスカーナーのインペイルを食らって死ぬと、「税金を払わないから・・・」などとコメントされる。
由来はLECのプロプレイヤー、Zanzarah選手がスカーナーに関するインタビューに答えた動画から。
参考リンク
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