LJLPlayoffをどう見る?~学生キャスター陣に聞いてみた~ DFM-PGM編

April 11, 2018 by 和葉@, Patch 8.6

4/14に行われるプレイオフ決勝の見どころや注目選手など!
皆さんこんにちは。和葉@です。

今回は4/7に行われるLeague of Legends Prayoff Semifinal(以下SF)について、勝利予想や注目選手を

Logicool G CUP2017を始め、学生向け大会であるAll Campus SeriesやLeague of Legends International College Cupの解説を務めたリクルートさん(@rikuruto_9)、

関東大学リーグやChallengers Koreaの解説を務めるあかさん(@pokemon_red)の二人に聞いてみました。

この企画を考えたのが3/31でその場で快く受けてくださった2人には頭が上がりません…。
座談会風で各々言いたい事を言ったのを要所要所ピックアップして記事にしています。



和葉@
「まずは決勝の組み合わせが決まったわけだけど、準決勝について軽く話してみない?」

あかさん
「前回の記事の振り返り的な感じね?」

和葉@
「そうそう。3-1でPGMが勝利したわけだけど、まぁ俺の予想は一切当たらなかったね!笑

リクルート
「まぁ俺もあんまり当たらなかったなぁ…」

あかさん
「準決勝は俺の予想が当たったね。ただ、内容は正直いって5戦目まで行ってもおかしくなかったよなぁ…」

和葉@
「Game4だけはUSGのメンバー全員が勝ちに対して焦っちゃっていたよね。Tussle選手だけが~じゃなくGango選手も含めて全員が浮足立ってるように見えた。そこをPGMが上手く拾っていった」

あかさん
「PGMの集団戦の上手さが光ったよね」

和葉@
「Game3が今回のシリーズの分水嶺だったと思うけど、そこをUSGは思い切った作戦を採用したよね。ただ、それが外から見てる分にはちょっとおかしく見えちゃったね」

リクルート
「あの試合はRamune選手からタリヤを取り上げるべきだったよね。USGがTopにライズ置いたのはよくわかんなかったなぁ。ガングプランクに対するカウンターって他になかったのかな」

あかさん
「カシオペアくらい?」

リクルート
「あ~それならカシオペアのが良かったんじゃないかなぁ」

和葉@
「俺はMidに置いたマルザハールが良くなかったと思ったけどね。やっぱりプッシュで勝てないのはダメだったと思う。まぁUSGはそれもわかっててやってたと思うけど、どうしてタリヤを取らなかったのかとかは、正直チームの外からだとわからない部分だったな」


―閑話休題して、決勝戦PENTAGRAMvsDetonation Focus Me(以下DFM)の勝利予想はどうですか?



あかさん
「悩むけど…3-0か3-1でDFMだと先週までは思ってた。けど、準決勝を見てからは3-2までは競るんじゃないかなって考えが変わったね。それでも勝つのはDFMだと思う。
やっぱりDFMってゲームを終わらせるのがまだ上手じゃないチームだと思っていて、PGMには中盤以降のポテンシャルと、バロンダンスのうまさがあるから、(編集注:バロンを触ったり止めたりをして相手を誘うプレイ)
序中盤はDFMがテンポを取るんだけど、バロン周辺でアクションが起きてPGMが逆転勝ちするって展開がシリーズ中1,2度はあると思う」

リクルート
俺も3-1でDFMかなぁ。PGM側からすると、どうしてもこのシリーズはCeros選手vsRamune選手の組み合わせでRamune選手が勝たないといけないし、そこが五分の状態だったら結局Ceros選手が集団戦で活躍しちゃうだろうし…。Once選手が今までのプレイスタイルから変わらないかぎりは、そういう展開になっちゃうんじゃないかな」

和葉@
「俺は実は凄い迷っていて…PGMが勝つかもしれないなって思ってる。どちらにせよGame5まで、もつれ込みそう
サイドの選択権やRound10までの動きを見るとやっぱりDFMに有利がありそうなんだけど、DFM側がやってきた今までの作戦通りにどこか1つでも上手くいかない部分が出るとPGMが勝つっていうシリーズになるんじゃないかなって予想してる。中でも重要なのはずっと負けていないTopのEvi選手が崩れるかどうか」

あかさん
「Evi選手ってこのシーズンで1回くらい?しかレーン負けてなかったよね。そういえば準決勝でPGMがやってたボットレーンをプッシュしまくってドレイクを早めに取る作戦ってまたやると思う?結構機能してたとおもうんだよね」

和葉@
「俺はそれをDFMがやるんじゃないかって思う。今シーズンのDFMって相手の作戦に近い事をやってその水準が俺たちの方が高いから勝てるみたいな事をやってる印象があって。PGMがやった作戦のさらに上をいくんじゃないかって思ってる。あとは同じ作戦面で言うとPGM側がスウェインをDFMに取らせるっていうドラフトを用意してくる気がする」

あかさん
「あ~それはわかる。は確かに強力なチャンピオンだけどミッドレーンのプッシュの主導権を取れないから、PGMからするとシーズン中に強力だったDFMのCeros-Stealラインをそこから崩せるかもしれないよね」
をあえて相手に渡すドラフト戦術に関してはこちらの記事をどうぞ)

リクルート
「でもそれってDFM取る?Ceros選手が使わなそう」

あかさん
「まぁDFMが取るかどうかは微妙だよね」

和葉@
「その場合は最後まで取らないとかもあると思う。単体で見ればぶっちぎりでOPなんだけどね、



―では次に注目選手をあげるなら誰になりそうですか?



一同
「うーん…難しい…」

和葉@
俺はDFMはSteal選手かviviD選手だと思ってる。予選でずっとやってた作戦のキーマンってSteal選手だし、Yutapon選手とかが華々しいプレイを重ねてるけど、ずっとviviD選手が集団戦でめちゃくちゃ上手いプレイしてるから結果としてペンタキルとかクアドラキルをいっぱい取れてると思ってる」

あかさん
「Steal選手かviviD選手っていう意見はよくわかる。まぁその中でもviviD選手かな。実際PGMとの試合って集団戦が鍵になるから、そうなった時にviviD選手の活躍は必要不可欠だと思う。」

リクルート
「日本という国なんでね。僕も多数派のviviD選手で笑」

あかさん
「それでいいのか!?笑」

和葉@
PGMは難しいけど…Paz選手じゃないかなぁ。やっぱり今までDFMが勝ってる流れってTopのEvi選手がレーンで勝ってるからだと思うし、Paz選手がこのレーニングを五分以上にしたいよね」

リクルート
「更に付け加えればPaz選手ってDFMに対してのストーリーもあるよね。一昨年RPGにいて、去年DFMに加入してTopで当時RPGにいたEvi選手とも戦って、勝てなくて、シーズン後DFMを辞めてPGMに戻って来て、決勝で戦う相手が自分の代わりにTopに入ったEvi選手ってすごくない?」

あかさん
「シーズン中、全く負けなかった男に挑むってだけでも凄いドラマだよね。これでPaz選手がEvi選手を倒して優勝でもしたらそらもう凄いよ」

結論

DFMの注目選手はviviD選手

PGMの注目選手はPaz選手

(おまけ)

和葉@
「準決勝はあかさんの言ってたように3-1で終わったからPGMが勝てたけど、Game4の内容見てたらGame5までいったらどうなるかわかんなかったよなぁ~」
(編集注:記事ではカットされていたが、あかさんの予想は「3-1でPGMだけど5ゲーム目までいったらUSGが勝つのでは?」というものだった)

あかさん
「準決勝はリアルタイムで見られなくて結果を知ってから録画で見たんだけど、Game4は『この試合どうやったらここからUSG負けるの?』って思いながら見てたからね」

リクルート
「それ俺も思った」

あかさん
「PGMの集団戦の強さが光った試合だったけど、特に最後の集団戦はめちゃくちゃ上手かったね。あんなに綺麗にCCチェインできるのは凄い」

リクルート
「ガングプランクが肝であるシリーズなのは予想通りだったね~」

あかさん
「まぁ今のトップレーンってガングプランク、ナー、カミールの3チャンピオンが凄いめんどくさい関係性にあるから、そこを切り崩せるチャンピオンが出てくると面白いよね」

リクルート
「やっぱりマルファイトでしょ」

あかさん
「いやいやアーゴット様に決まってるじゃん笑」

和葉@
「よし!今回の記事のサムネイルは決まったな笑」


―さいごに



話し合いを始める前は「今回は1試合だしサクッと終わるでしょ」といいながら、実際に集まってみると想像以上に予想が難しく座談会は夜遅くまで続きました。
それだけ準決勝でPGMが与えた衝撃が大きかったということでしょう。

PGMは元々集団戦が上手なチームでしたが、準決勝では集団戦にいくまでの作戦をしっかりと練り上げてきたのが印象的でした。

準決勝でもUSGvsPGMが因縁の対決と書きましたが、DFM-PGMというこの組み合わせも実はかなり長い歴史があり、これまでにLJLの決勝でPGM(旧RPG)とDFM以外のチームが戦ったことは史上2回しかありません。(最初の年のRJvsDFMと2015年春のDFMvsRF)

今年もまた決勝で相まみえた両者ですがここまではDFM2勝、PGM3勝という結果になっているだけに、今回DFMは今まで以上に勝ちたいと強く思っている事でしょう。

最後にこの記事をここまで読んで頂きありがとうございました。また違う記事も読んでいただけたら嬉しいです。それでは。